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IT小僧の時事放談

教育現場だけではない 全職業の80%がAIの影響を受けるとの研究結果報告 日本では、ワイドショーレベル? ChatGPT

ChatGPTに関連するニュースが、連日世界中で報道されています。
学生の論文、司法試験の論文、作文に試験の解答まで 特に教育現場でChatGPTの問題が大きくなってきました。

一方、日本では、まだニュースのワンコーナーでキーワードを入力して「すごい」と驚いたり「ワイドショーネタ」レベル

しかし、米国を始め欧州でもChatGPTの登場で教育現場と今後の職業について真剣に議論されています

今回のIT小僧の時事放談
教育現場だけではない 全職業の80%がAIの影響を受けるとの研究結果報告 日本では、ワイドショーレベル? ChatGPT
と題して ChatGPTの登場で教育現場が混乱している
というお話です。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

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全職業の80%がAIの影響を受ける

全職業の80%がAIの影響を受けるとChatGPTの開発を行っているOpenAIとペンシルバニア大学の研究者は、AIが仕事の自動化にどれだけ影響を与えるかを調べて、結果を論文公開サイト・arXivに投稿しました。

[2303.10130] GPTs are GPTs: An Early Look at the Labor Market Impact Potential of Large Language Models
https://doi.org/10.48550/arXiv.2303.10130

OpenAI: ChatGPT Could Disrupt 19% of US Jobs, Is Yours on the List? | PCMag
https://www.pcmag.com/news/openai-chatgpt-could-disrupt-19-of-us-jobs-is-yours-on-the-list

OpenAI Research Says 80% of U.S. Workers' Jobs Will Be Impacted by GPT
https://www.vice.com/en/article/g5ypy4/openai-research-says-80-of-us-workers-will-have-jobs-impacted-by-gpt

続きは 

今後は全職業の80%がAIの影響を受けるとの研究結果、ChatGPTで影響を受ける仕事は賃金が高い傾向あり - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20230322-chatgpt-impact-potential/

現在、日本のテレビのワイドショーレベルでは、

ChatGPT って間違いも多くて まだまだですね

という論調が目立ってきた。

テレビから流れてくる情報を信じている人の多くは、お笑いタレントもどきのコメンテーターの言葉を真に受け

「なんだ AI って言うけど だめじゃん」

というところで落ち着いていると思います。

しかし、これを鵜呑みにして 「所詮 AI」なんて高をくくっていると数年後に自分の仕事がなくなっていると言う可能性もあるのです。

もし、テレビなどのマスコミが意図して報じているとしたら この国も未来はないでしょう。

そもそもソフトウェアを軽んじてきた日本では、このような最先端の技術は出てこないし、相変わらずハードウェア偏重主義だと未来がない

なにより 創造できる力をAIが身につけてきたわけで 多くの事務職は、仕事を失うだろう

小論文を書くChatGPT

欧米の教育現場では、小論文をはじめ 文章での課題提出にChatGPTを使って「自分で考察しない」学生が増えている。

こまったことにChatGPTは、同じ課題に対して 違った文章で作成されるために

もはや 人が書いた者か ChatGPTが作成した者か判定できない状況になっている。

このため 教育現場では、ChatGPTを禁止 と言っていますが、前に述べたように ChatGPTを使ったかどうか判定できないため

事実上 手の打ちようがない 状況に陥っている。

例えば
「『グレート・ギャツビー』に出てくる緑の光は何を象徴しているか300語で書いて」
と課題を出してもChatGPTに問いかければ 数分で優等生的論文を書いてしまいます。

※グレート・ギャツビー (新潮文庫) 文庫 – 1989/5/20
フィツジェラルド (著), 野崎 孝 (翻訳)

小論文や教育そのものが終わってしまうと 教育関係者は困惑しています。

ChatGPTを利用する教育者

先日、NHKのニュースで放映されていましたが、ChatGPTを使って 英語の試験問題を作成している日本の教育者が紹介されていました。

このような試みは、欧米ではすでに行われていて、試験問題をChatGPTで作成する教育者が増えている。

さらに一歩進んで
「ChatGPTで作成した課題を自分で手を入れて 間違いを探させる」
という課題にも取り組んでいる。

また、ChatGPTを使えない環境にある子供達とChatGPTを使える子供達の間での情報格差も問題になっている。

ChatGPTは、教育のあり方を考え直すきっかけ

オランダのデルフト工科大学で学部生と大学院生に向けたAIと倫理の講義を受けもつオーヤ・クディナ

教育者はChatGPTの利用を禁止すべきでも、考えなしに受け入れるべきでもないと、クディナは指摘する。教師という職業は、このようなテクノロジーを「批評的に使用」したうえで、より創造的に取り入れる方法を探るべきだと彼女は主張する。

例えば、学生たちがチャットボットを使って新しい思考や主張を編み出すかもしれない(クディナが教えている学生は、ChatGPTを機能が強力になった「Google 検索」になぞらえた)。教員がChatGPTに刺激され、創造性を発揮した課題づくりに取り組むようになる可能性も、クディナは考えている。学生の個人的な体験を引き出すような課題を考案することも、その一例だ。個人の体験は、チャットボットが学習したデータでは得られない情報になる。

WIREDより
https://wired.jp/article/chatgpt-is-coming-for-classrooms-dont-panic/

と言っても ChatGPTが教育現場に混乱をもたらす可能性は大きく

マサチューセッツ大学アマースト校で教員によるテクノロジーの活用と学習方法の変化を研究しているトーリー・トラストの指摘では、口頭試験のような古めかしい評価方法へ逆戻りした場合、障害をもつ学生が不利になりかねない。AIを使ったツールを一律に禁じてしまえば、不信の文化を固定化してしまうことにもなる。

「不正行為を見つけようと教師が目を光らせているような環境では、学生たちは学びづらくなるでしょう」と、トラストは語る。「学ぶことよりも、いい成績を収めることに重きが置かれてしまいますから」

WIREDより
https://wired.jp/article/chatgpt-is-coming-for-classrooms-dont-panic/

ChatGPTの登場は、教育のあり方を考え直すきっかけとなり 今後どのようになってゆくのか 不透明と思える。

日本ではどうなの?

日本では、どうなんでしょうか?

教室にタブレットやノートパソコンを持ち込むのが精一杯でChatGPTどころか、教育現場でのデジタルデバイスの取り扱いに困惑している教育者も多いかも知れません。

そんな現場でChatGPTが・・・ なんてことは、議論にもなっていないかも知れません。

まとめ

ChatGPTにより書かれた小説や論文が、米国 amazonnのKindle ダイレクト・パブリッシングに多数出品されています。

キーワードを与えるだけで文章を創作してくれるわけですから 大量生産が可能です。

日本でも 他の人が気がつく前にすでに活用されていることも多いかも知れません。

ChatGPTが創作したものか? 人が創作したものか?

欧米では、この対応と対策をガチで進めています。

日本では、一部の人を除いて ChatGPT なんて言葉さえ知らない経営層も多いと言われています。

欧米と日本のデジタル産業の格差が、さらに広がっていると感じています。

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