au VoLTEの「シンクコール」、2018年6月で終了
auのAndroid機にインストールされている「シンクコール」というアプリが、2018年6月で終了と発表されました。
そりゃそうだ こんなアプリ、電話がかかってくるたびに画面上にデカデカとダイアログがでてきて変なボタンを押しそうになります。
はっきり言って 必要ありません。
今回のIT小僧の時事放談は、
その見知らぬアイコンは何だ?
と題してプリインストールアプリについて考えてみたいと思います。
では、最後まで読んでいただけたら幸いです。
目次
シンクコール
簡単に言えば、au VoLTEを使って音声サービスだけではなくスマートフォン同士でいろいろとやり取りができます。
2014年から期待の新サービスとして登場!
「音声とデータのシンクロ・コミュニケーションによる生活革命」
機能は4種類
①画面シンク : スマホで表示中の画面を共有できます。
(※iPhoneはウェブサイトとアルバム写真のみ共有できます。)
②カメラシンク : カメラで映している映像を共有できます。
③位置シンク : 画面に表示された地図で、お互いの現在地を確認できます。
④手書きシンク : 手書きの文字やイラストを同じ画面で描けます。
また、Android版では操作中の画面のまま、着信を受けて通話ができる通話機能もご利用いただけます。
「アプリを利用しながら通話できる」
というのも売りのひとつですが、そもそも通常電話がかかってきたら耳に当てて通話しませんか?
Android版では操作中の画面のままという利点があるかも知れませんが、それって「シンクコール」の付属機能の一つでしかありません。
最初から入っているということに気が付かない人もいると思います。
auのAndroidってこんなにアプリが入っている。
キャリアのスマートフォンを購入するとプリインストールアプリが大量にインストールされています。
自分の端末をみてみるとau絡みだけでこれだけあります。
- うたパス
- ニュースパス
- ブックパス
- サービスTOP
- シンクコール
- ディズニーパス
- データお預かり
- デジラアプリ
- 安心アクセス for Android
- 故障受付
- 世界データ定額
- 天気
- au WALLET Market
- au Wi-Fi接続ツール
- auお客さまサポート
- auショッピングモール
- auテレビ.Gガイド
- au WALLET
スマートパス関連なら以下を外すと問題が起きそうです。
- au ID 設定
- au Market
- auスマートパス
特に
au Wi-Fi接続ツールは、バッテリーの消費が激しいし、いらないところで勝手に接続してしまいます。
これらのアプリは、意識して使わなくても常に稼働していて貴重なバッテリーを消費している場合が多いです。
お願いだから消えてくれ
そもそも、プリインストールアプリが多すぎます。
これらのアプリの対応ができないためにAndroidのバージョンアップが遅れています。
百歩譲ってプリインストールは、いいでしょう
でも削除は、させてほしい。
削除できなくて無効状態にすればいいのですが、
それでは「すっきりしない」です。
またアプリがバージョンアップされた時にゾンビのように生き返るやつもいます。
あらゆるニーズにお答えして親切心のつもりでインストールしてあると思いますが、それがAndroidが遅いとかバグが出るとかの原因になってきた歴史もあります。
余計なアプリがインストールされていないことが多いSIM FREEのAndroid端末を使うと
「Androidってこんなに快適なんだ!」
と目からウロコ状態になることが多いです。
Motorolaの端末は、素のAndroidに近いのでオススメします。
モトローラ Moto g Pro ミスティックインディゴ 【日本正規代理店品】 PAK00014JP/A
デジタルコンテンツで収益を目指す携帯電話会社
- うたパス
- ブックパス
- ビデオパス
上記は、キャリアのやっているコンテンツ商売アプリです。
料金も安いし、そもそも適当な曲や雑誌を読む程度ならいいという割り切りで使うなら
月にコーヒー代ぐらいで契約できるのでいいかもしれません。
気をつけなければならないのは、ダウンロードした音楽や書籍は、auやサービスを辞めたら使えません。
基本「XXXX放題」なので当たり前ですが、注意したいところです。
うたパスは、「月額300円で100万曲以上の音楽を聴き放題」と一見お得感ありますが、プレイリストが固定されていて自由に好きな音楽を聴くことができません。
嫌いな歌が間に入っていた場合では、我慢してやり過ごすしかありません。
うたパスの魅力は安さとカラオケ割引の2点です!通常、AppleMusicやSpotify、LINE MUSICなど音楽聴き放題サービスは1,000円近くします。
うたパスはその1/3の料金!1日たったの10円!
最大のメリットは、「毎週カラオケが最大1,400円割引」です。
カラオケが好きならば、これはオトクです。
ブックパスも読み放題サービスなので読みたい本があればいいのですが、なかったら価値はありません。
ビデオパスも似たようなものです。
コンテンツは、好みのコンテンツがサービスされているかどうかで評価が別れるので「いらない」とは断言できませんが、使わない人にとってはただのメモリーを圧迫するゴミでしかありません。
各キャリアも価格競争が激しくなってきました。
そのためどこかで穴埋めをしなければなりません。
そこで、キャリアと呼ばれる携帯電話会社は、デジタルコンテンツをはじめ、電気、ウォーターサーバー、野菜、肉、果物、保険などの取扱をはじめました。
すでに携帯電話会社ではなく、なんでも屋に近くなっています。
これは、docomo,SoftBankとも同じような状況です。
キャリア系アプリの問題
SIM FREE端末を使い始めて驚いたことは、スペックが少々低くても「快適に使える」ということでした。
国内キャリアの端末は、高スペック端末ばかりです。
その高スペックを「使わない(使えない)アプリ」のために使われているという噂もあります。
iPhoneが比較的ロースペックでも使えるているのは、「余計なものが入っていない」からです。
iPhoneが優れているのではなくて、日本で売られていたAndroidがダメアプリのために評判を落としたという噂?もあります。
特にキャリア系のアプリは、バグが多くトラブルのもとになっている例が多いです。
auのキャリアメールアプリは、最新版になって
- フォルダー分け機能がない
- 着信音の変更が出来ない
- 返信時の本文引用有無設定ができず、いちいち手動で引用文を削除しないといけない
- 一括既読不可
- 起動時にアプリが強制終了、端末再起動
- メールの受信失敗
などが報告されていました。
どうです。こんなアプリでも削除できないのですよ。
GooglePlayやAppStoreだったら、誰も使いませんよ!
試しに
”au メール 強制終了”
で検索してみてください。
数々の黒歴史が表示されています。
はやく解決してくれることを祈っている状況です。
プリインストールされているアプリに疑問をもたなければそれでいい
うたパス
適当に音楽が聴くことができればいい
ブックパス
自分の見たいものが読むことができる。
ビデオパス
自分の見たいものがみることができる。
積極的にあれが観たい、これを読みたい、これが聴きたい
と思わない人にとって金額も安いですからそのまま使われていいと思います。
au Wi-Fi接続ツール
どこにつながっているかわからないけどいいか?
バッテリーの減りが多少早くてもいいや!
という人でしたら動作させておいてもいいと思います。
データお預かり
デジラアプリ
自分の端末が勝手にどこかに接続していてもいいや!
という人でしたら動作させておいてもいいと思います。
auお客さまサポート
auショッピングモール
auテレビ.Gガイド
ディズニーパス
よくわからないけどほっといていいか!
という人でしたらそのままでよいと思います。
端末の設定とか面倒!
バージョンアップとかどうでもいいし!
という人でしたらすべてそのままでかまいません。
他も同じようなもの
auのキャリアを中心に取り上げてきましたが、これは、auだけに言っているのではなく、他のキャリア、SIM FREEのスマートフォンも同様です。
AndroidもiPhoneも最初からアプリがたくさん入っています。積極的にスマートフォンを使うのでしたら、それらが何をしているかについて一度調べてみてください。
そして自分に必要がないと思ったら削除したり、無効にすることによって バッテリーが長持ちしたり速度が向上するかもしれません。
まとめ
結論 auスマートパスなど 必要ない
年末の大掃除に合わせて自分のスマートフォンのアプリ一覧を眺めて下さい。
見知らぬアイコン(アプリ)があったら、調べましょう。
いつのまにか,アナタの端末に何かが仕込まれているかもしれません。
プライベートな情報が入っているスマートフォンについて時々でよいので構ってやってください。
なぜって?
自分の鞄の中に得体の知れないものが入っていたら気持ち悪いですよね