さて、Gadget発表でYouTuber達は、必死になってGadget紹介をしているようですが、実は彼らは、Google I/O 2022の真の目的を知らないようである。
今回のIT小僧の時事放談は
Google I/O 2022 メガネが世界を繋ぐ というお話
と題して、Google Glassについてその本当の凄さを考えてみよう
小難しい話をわかりやすく解説しながら記事にまとめました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
スポンサーリンク
リアルな世界は素晴らしい
「リアルな世界は素晴らしい」
メタバース礼賛の米国の状況に対して Sundar Pichai CEOのスピーチは新鮮だ
と前回の記事で書いたのですが、その本質は AR Smart Glass つまり メガネである。
もう一度、このメガネ(PROTO-29と記載している)についての動画を見てみよう
動画は、
「英語を話す娘さんと北京語を話す母親の会話を、メガネが翻訳してる様子から始まります」
字幕は、視聴者にわかりやすいように表現したものですが、おそらく音声に変換されているのだろう。
Pixel 6シリーズの翻訳機能を考えれば、十分実現可能な技術なんだろうけど、GoogleのAI翻訳は、ブッチギリレベルであることはみなさんもご存知だろう。
一番ややこしい日本語も最近ではかなり まともになってきています。
次に
「聴覚障害を持っている女性がAR Smart Glassを装着、子供の声をスマートグラスから聞き取る様子」
が描かれています。
聴覚障害ということで こちらは、ディスプレイに表示しているものと思われます。
技術やアルゴリズムは、
「テクノロジーがいかにして人を豊かにするか」
ということを実現する手段であって目的ではない。
「世界中人をこのメガネを通じて言語や障害の壁をなくす」
という目標を持っているとも思います。
これって スタートレックシリーズの翻訳機の第一歩ではないか?
とトレッキーのIT小僧は考えています。
製品化は未定
AR Smart Glassは、発売などはコメントされていません。
「文字起こしや翻訳などのテクノロジーを視界に持ち込むと、何が起こるかを見せるためのもの」
と言っています。
製品化さえるかどうかは、今のところ未定だそうです。
まとめ
「リアルな世界は素晴らしい」
米国市場のメタバースは、バブル状態になりそうですが、そんなものよりも
「テクノロジーがいかにして人を豊かにするか」
という課題が重要なことをGoogleは知っている
昔、お釈迦様が、弟子のアーナンダにつぶやいたそうです。
「アーナンダよ、この世はこよなく美しい。」
バーチャルな世界では、絶対に感じることができない世界なのである。