「宇宙、それは最後のフロンティア。これは、宇宙船エンタープライズ号が任務を続行し、未知の世界を探索して、新しい生命と文明を求め、人類未踏の宇宙に勇敢に航海した驚異の物語である。」
Star Trek The Next Generation(TNG)(放題:新スター・トレック)ご存知ですか?
IT小僧は、スター・ウォーズ派ではなく、スター・トレック派です。
今回のIT小僧の時事放談は、
Google I/O 2021 パート3:VRとARを置き去りする Project Starlineは、スタートレックのホロデッキになるのか?
と題して、
現在の拡張現実(AR)と仮想現実(VR)を古代の遺物にしてしまうぐらいのインパクトが有る
Google I/O 2021で発表されたProject Starlineについて考えてみよう。
小難しい話をわかりやすく解説しながら記事にまとめました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
Zoom vs Google Meet
新型コロナ禍でWeb会議(定義が微妙ですが)が大流行
「とにかく粗削りだけど世の中に出してしまえ」
「先に出したものが勝ちや」
とZoomが、いきなり大注目されました。
操作が簡単、背景を変えることができる(IT小僧は、暗幕(緑)を買いました)そして 何よりも無料というアドバンテージは、大きく
大学をはじめ登校できない学生、テレワークの企業で多く利用され、プライベートでもZoom飲みなど流行語になった。
そんな Zoomの一人勝ちを放っておくわけもなく Microsoft Terms、Goole Meetsなど多くのWeb会議が登場
Zoomのような粗削り(注意1)ではなく、企業で使えるものとして後を追っています。
そのWeb会議ですが、それは、あくまでもディスプレイ越しの世界であり、2次元の世界です。
しかし、Googleのクレイ・ベイヴァーにしてみれば、
「そこは、到達点ではない」
クレイ・ベイヴァーは、Googleで拡張現実(AR)とVRを統括していますが、彼は、そんな世界で満足していない。
「AR、VRなど ゴーグルやレンズの先にある空間などゴミのようだ!」
なんて言ってはいませんが、もっとすごいことを実現しようとしていた。
(注意1)
Zoomも最近は、遷延されてきてセキュリティもある程度担保できるようになった。
Zoomの開発スピードが速く、一ヶ月に数度、更新されている。
Zoomについては、詳しくブログにまとめました。
-
Zoomの危険性 使用禁止する企業 組織が増えている理由 | 2024年11月11日 バージョン 6.2.7 Windows版 バグ対応
緊急情報:アプリ名が「Zoom Workplace desktop app」に変わります。(日本語版はまだですが・・・) 2024年11月11日バージョン 6.2.7 Windows版 新型コロナウィ ...
続きを見る
Project Starline
Project Starlineは、Google I/O 2021でコンセプトモデルではあるが、その姿を表した。
まずは、この動画を見てほしい。
壁の向こうにまるで本人がいるような感じで直接話しができる。
くそ重たいゴーグルやメガネに変な機材など一切なし、ヘッドフォンも必要がなかった。
実際には、大きな(65インチ)のディスプレイでしたが、驚くほどリアルで実際に目の前に人がいるような感覚であった。
しかも驚くべきことに特別な回線
未来のビデオ会議と言っていいだろう。
仕組みは、10個以上の深度センサーやカメラにより人や物体をリアルな立体像のデータを作成し、ぞのデータを圧縮し相手先に送る。
受け取り側が、そのデータを解析して表示する。
ようは、現在のWeb会議と同じ仕組みですが、特殊効果、ライティングなどの調整でZoomやTermsなどのWeb会議の映像とは比べ物にならない超絶な立体がぞうでの再現能力である。
まるで そこに人がいるように会話ができる。
このような映像を「バイオメトリックビデオ」とか「ホログラム映像」、「3D映像」とよばれていますが、すでにMicrosoftのMixed Reality Capture Studioなどで実現しています。
ただし、これらは、すでに撮影済みのものを投影するだけである。
Project Starlineは、他のホログラムと違いリアルタイムで実現している。
ここが、すごいところだ!
これは、新スター・トレックで登場するホロデッキの基礎になるような技術になるのではないか?
- 荒野の中でウォーフと戦ってみたり(殺されるのであまりオススメしない)
- モリアーティ教授と心理戦
- ジャン・リュック・ピカード艦長が探偵ディクソン・ヒルになりきったり
- ディープ・スペース・ナインのフォロスイートであんなこと
なんか 実現できそうな気がしてきませんか?
※スター・トレックファン以外は、なんのことかわからないかも知れないのですみません。
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といってもかなり先の話
現実は、厳しいものでこのProject Starlineは、まだ 一般化するには先が長そうである。
ネット回線は、思った亜より必要がなく、現実のところ 「Google Meet」のインフラでもあるオープンソースの技術「WebRTC」で実現できているらしい。
※推測の範囲です・・・
また、相対する人が、数センチほど横にずれるとホログラム映像は、2次元映像に変わってしまうという状況が報告されている。
また、ノイズも完全に抑えられているわけではない。
開発担当によると あと5年は必要であると答えている。
また、機材も全身スキャナーですから、かなり高額なものになるだろう。
数千円のWebカメラで実現できる世界ではなさそうである。
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まとめ
このProject Starlineは、やりすぎという人もいる。
確かに今のWeb会議で十分だと言う人もいるだろう。
しかし、新型コロナ禍など今後もウィルスに人が翻弄され分断される社会が来るとしたら、このような よりリアルな会議システムが必要になるかも知れません。
また、遠隔地での健康チェックにも利用できり可能性もあります。
でも、ここで大きな問題点
テレワークでやっている人がいるかも知れませんが、
上着だけで下はパジャマ
というのは、できなくなりそうです。
最高経営責任者(CEO)のスンダー・ピチャイ氏は、このProject StarlineにGoサインを出しているそうです。
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