福井県産業情報ネットワーク「ふくいナビ」が、2020年11月1日に接続できなくなりました。
原因は、オペレーションミス以下のお粗末な事案でした。
今回のIT小僧の時事放談は、
福井県産業情報ネットワーク「ふくいナビ」全部消しちゃった 原因は、オペミスではなく お粗末な事情らしい
と題して、契約更新を文書でやり取りしていたわけじゃないよね
と言うお話です。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
経緯
令和2年11月2日(月)、当センター職員から「ふくいナビにアクセスできない」との指摘があり、サーバー管理会社であるNECキャピタルソリューション(株)福井営業所(以下、「NECキャピタルソリューション」という)が確認した結果、クラウドサーバー上のデータが完全に消失していることが判明しました。
ある日、突然接続どころか、データがすべて消え去ってしまうと言う状況が発生したわけです。
原因
当センターは、NECキャピタルソリューションと本年10月31日まで、クラウドサーバーの賃貸借契約を結んでおり、10月13日にその契約を更新していましたが、NECキャピタルソリューションの社内手続きの瑕疵により更新手続きがなされておらず、貸与期間が終了したとしてデータが削除されたものです。
2020年10月31日
契約更新期間終了日
2020年10月13日
契約更新手続を行う
2020年11月1日
契約更新されていないとしてクラウドから削除
クラウドの現場運営担当、正規の手続きをしたので責められることはない
と予想できます。
社内手続のミス
更新の手続きしたことが、クラウドの実質運営担当に伝えていなかった。
と言う、システム以外の問題と考えられます。
更新手続がどのような手順で運営担当者に通達されるのかは、NECキャピタルソリューション社内のことなのでわかりませんが、まさか
紙に印刷された書類を部署にまわしていたわけじゃないよね
クラウド会社ですから、そんなことは、ないと思うけど
更新手続きが、紙の契約書だったら契約書が失われた可能性もなくはない。
バックアップも言うけれど
NECキャピタルソリューションのクラウド現場担当とすれば、契約更新されていないわけですから、スケジュール通りに削除したことは、正しい
個人情報があるかも知れないデータを契約終了なのに残しておくのは、リスクであり、問題である。
ですから、クラウド担当は、責められることはない。
企業側もバックアップと言うが、個人情報を社内に残しておくのはおくのは、リスクありと考えるだろう。
ですから、契約が切れたら、消すのは、クラウド企業としては当たり前で、バックアップなど持っていたら大問題となります。
社内でバックアップしていなかった
という意見もありますが、社内で管理するには、個人情報があったとしたら、けなり厳重な取り扱いが必要になる。
そこまでのリスクを取るならば、外部に預けるのも納得できます。
まさか? 回覧でハンコとか推していないですよね
客先とかわした契約書なりを部署で確認のために回してて遅れた?
それともどこかの部署で消失?
それとも営業が忘れた?
今回は、社内の手違いで契約更新しているにかかわらず、契約切れとして削除してしまった。
らしい
今回の情報では、この程度しか予想できません。
オンラインで更新する仕組みでなかったかな
これは、自分も経験したことですが、クラウドを展開している会社から契約延長の契約書が郵便で送られてきたことがありました。
日本の郵便事情は優秀なのですから、まず問題はありませんが、万が一ということもなくはない。
まとめ
真相は、公開されるかわかりませんが、社内の内内情が原因には間違いない。
このようなIT企業と言えども内部は、昭和の組織なのか?
といっようなところもあることは事実
クラウドなのに、いちいち担当に連絡してサーバーを構築したり、ストレージの拡張も担当に連絡したりなどしているところもあります。
以前記事にしたのですが、こんな状況では、やがて3大クラウドにすべて持っていかれるだろう。
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残念ながらこれが今のIT事情である。
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