日本では、今の所、新型コロナウィルスの感染者数も急激に増大することもない状況が続いている。
一方、欧州では、フランス、ベルギー、イタリアなど 一日に数万人以上の感染者数が増えているため、夜間外出禁止やロックダウンを実施しているところもあります。
そんななか、政府は、全世界からの入国を一部解禁する方向で調整しています。
今回のIT小僧の時事放談は
COCOAインストールしていますか? 「COCOAは今のままでは使えない」と有識者がダメ出し
と題して、新型コロナウィルスの感染防止索として厚生労働省が導入したCOCOA(ココア)に関して考えてみよう。
小難しい話をわかりやすく解説しながらブログにまとめました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
COCOA(ココア)
皆さんのスマートフォンにCOCOA導入していますか?
このようなアイコンがスマートフォンの画面の片隅にある人いると思います。
このアイコンがCOCOA(ココア)とう呼ばれるものです。
アイコンは、厚生労働省のマーク 立ち上げるとこんな画面が表示されます。
オープニング画面は、アマビエという妖怪
アマビエは日本に伝わる妖怪。海中から光を輝かせるなどの現象を起こし、豊作や疫病などに関する予言をしたと伝えられる。
このCOCOAですが、正式名称は、
新型コロナウイルス接触確認アプリ
英語表記で
COVID-19 Contact-Confirming Application
頭文字を取って
COCOA
といいます。
目的
利用者は、新型コロナウイルス感染症の陽性者と接触した可能性が分かることで、検査の受診など保健所のサポートを早く受けることができます。利用者が増えることで、感染拡大の防止につながることが期待されます。
つまり感染症の陽性者と接触したかどうかを判定し知らせることによって さらなる感染者を防ぐということで感染者の増加を防ぐという仕組みです。
みんながこのアプリを持っていれば、陽性者と接触舌人は、検査に行くなり、自宅待機をすることによりさらなる感染を防ぐことができます。
また、厚労省は2020年8月21日、通知が届けば希望者全員が保健所などで検査を受けられるよう体制整備を実施
COCOAの仕組み
仕組みは簡単で
Bluetooth(ブルートゥース)で近くに感染者の登録をした人がいた場合、記録して通知するというもので
利用者ご本人の同意を前提に、スマートフォンの近接通信機能(ブルートゥース)を利用して、お互いに分からないようプライバシーを確保して、新型コロナウイルス感染症の陽性者と接触した可能性について、通知を受けることができます。なお、本アプリはApple社とGoogle社が提供しているアプリケーション・プログラミング・インターフェイス(API)を元に開発しています。
厚生労働省より
感染者と判定された人は、番号が振られアプリに設定します。
個人情報、位置情報は記録されないのでプライバシーを守ることができます。
トラブル
しかし、このアプリはトラブルが続いた。
- 陽性者と接触した旨の通知があったもののアプリを開くと「接触なし」と表示される
2020年8月以降に数千件の報告
その後、iOS版を2020年9月24日に、Android版を4日後の28日に修正 - 通知されないという報告もあり、本当に役に立っているかどうかという疑問も上がった。
最初に致命的なトラブルがでたのが印象が悪かった。
有識者検討会合
2020年9月17日に開かれた内閣官房の新型コロナウイルス感染症対策テックチーム内の「接触確認アプリに関する有識者検討会合」では、
「COCOAの第一義的な役割を即時の自主隔離と規定したうえで、通知後のフローを全面的に合理化すること」
「即時の自主隔離を促すことを基本とし、発症の有無とPCR検査を基本にした現行フローを全面的に改める」
接触日と感染リスクをアプリ上で分かりやすく表示の必要性
などが報告され
「現状では感染防止に十分役立っていない」
と指摘された(慶応大の藤田特任講師)
稼働数の問題
このような相互に検知するシステムでは、全員がアプリをインストールすることに意味があります。
厚労省は2020年6月19日にCOCOAをリリース
総ダウンロード数は約1821万件(2020年10月9日午後5時時点)
アプリ利用者の陽性登録件数は1078件(同)
という報告がされている。
え? たった 陽性登録件数は1078件しかないんだ・・・
IT小僧のアプリに通知がやってきた
IT小僧のアプリにも8月に通知が来ていました。
この通知後、2周間は、自主隔離をして、外出も控えていたわけです。
幸い、発症することもなく問題はなかったのですが、どこで接触したかは、全くわからない状況です。
せめて時刻がわかれば良いと思う。
表示内容は、こんな感じです。
日付が、掲載されているだけで、時刻も場所も記載されていない。
推測では、この日は、通勤日だったので電車の中に陽性者がいた可能性もあるが、
この通知が来た後に「症状を入力して確認」などを押して、質問に答えます。
症状があった場合は、医師に相談等を受けることができるし希望すれば、PCR検査を受けることができます。
厚生労働省のページに記載がありますが、字が小さくてよくわからない。
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) COVID-19 Contact-Confirming Application
IT小僧のようにブログを書くために厚生労働省にアクセスをしますが、ごく普通の人にとってわざわざ厚生労働省のページをみるだろうか?
そして、通知の合った人は、PCR検査を無料で受けられるということもあるのですが、多くの人は知らないかもし絵rません。
積極的にアピールしてはいけなかったのでしょうか?
一度厚生労働省のページを見てください。
新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA) COVID-19 Contact-Confirming Application
説明が多く、文字だらけなので どれだけの人がこのページを読むのだろうか?
説明不足
「そもそも誰がどう保守運用しているのか、何のために運営しているのかが見えにくい。ユーザーの信頼を得るには、適切な情報発信も必要ではないか」
慶応大の藤田特任講師はこう指摘している。
アプリをインストールしたらどうなるのか?
通知が来たらどうするのか?
登録者が少ないという問題
実際のところ アプリの有効性があるのか疑問で、バグの問題で索餌した人も多い気がします。
まとめ
このアプリは、2020年6月19日に配布開始、この記事を書いている今は、9月19日 ちょうど4ヶ月
通知がなく、本当に動作しているのかどうか?
と思う人も多いと思います。
運がいいのか悪いのか? IT小僧のスマートフォンでは通知がありました。
ということは、きちんと動作しているということになります。
開発費が、4100万円もかかったという話ですが、開発者達は、無償だったとか、いろいろな話が出てきているCOCOA
今後、厚生労働省が、このアプリをどのように運用してゆくのか?
つくりました、配りました
だけで終わりにするには、もったいないと思う今日このごろです。
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