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IT小僧のブラック時事放談

テクノロジーの進化を放棄したApple社 iPhone低価格路線に切り替え中

2019年12月29日

アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝

先日、iPhoneを使っている20代の知り合いと話をしたのですが、その中でこんな話が出てきた。

「AndroidってリスタートとかかかるからiPhoneを使ってる」

なるほど、まぁそりゃ、2012年頃の国産Android端末は、最低だった。
しかし、2019年の今、まともなAndroid端末の安定性は、iPhoneを凌いでいる。

10万円を越す高給端末で
「最新機種で通信(電話も含む)が、突然切断、再起動しか復旧方法がない」
なんてことはない。

今回のIT小僧のブラック時事放談は、
テクノロジーの進化を放棄しつつあるApple社 iPhoneの低価格路線に切り替え中
と題して、元Apple信者からの手紙的なブログです。

Apple社をディスっているわけではなく、進化を止めてしまったApple社に「目覚めよ」という愛のメッセージを贈ります。

ただいま停滞中のiPhone

iPhoneは、2年前のiPhone Xから進化を止めてしまっています。

デザイン

デザインは、放棄状態で3年前から殆ど変わらない。
カメラの配置は、最悪 あれをカッコいいという評価は、なかなか厳しい。

あのでかく醜いノッチ(切り欠き)もほぼiPhoneだけとなってしまった。
Androidの多くは、醜いノッチを止めて、ティアドロップ型、パンチホール、背後のカメラを前に向けるなどをして、ノッチ部分の面積を減らし、画面を大きく配置しながらも幅を抑えて持ちやすいデザインへと進化している。

デザインも3年同じ筺体を使い回すことはないだろうと思っていたが、予想を裏切り同じ筺体にカメラ機能だけを載せ替えただけであった。

「筺体がほぼ同じ」という意味合いは大きく
筺体がほぼ同じならば、新しい設計も少なく、製造部門も大幅な変更はない。

旧型のiPhoneを併売する上で、同じ筺体を使い回すことの意義は大きく、新型と旧型がほぼ同じであるということは、製造コスト削減の意味合いが大きい。

iPhoneは、すでにユーザーではなく、製造コスト優先になっていると考えても良いと思う。

iPhoneは、見た目だけ豪華に見せようとしているが、その代償は大きく
重い端末になってしまった。

GAFAMのエンジニア思考

この本を読んでいただければアップルと言う会社がやばいことがわかるし、いつまで立ってもiPhoneの次が出てこないことがわかるだろう

重いiPhone

同じような画面サイズのiPhone 11 Pro MaxとGalaxy Note10+を比べてみよう

iPhone 11 Pro Max
77.8(幅)×158.0(高さ)×8.1(厚さ)mm
画面サイズ 6.5インチ
重量 226g

Galaxy Note10+
77.2(幅)×162.3(高さ)×7.9(厚さ)mm
画面サイズ 6.8インチ
重量 196g

画面サイズが大きいGalaxy Note10+の方が、幅が狭く、薄く重量も軽いことがわかるだろう。
Galaxy Note10+は、ここに Sペンと呼ばれるスタイラスペンを格納している。

Galaxy Note10+は、docomoで購入することができます。
ドコモオンラインショップで今すぐ購入

時代遅れのケーブル

時代遅れのLightningCable(ライトニングケーブル)を使い続けているiPhone

「なぜ、iPhoneは、USB-Cにしないかという」
問いに対して
「薄さを保つため」
などとコメントしていた人もいたが、USB-Cを装備してもiPhoneより薄い仕上げのGalaxy Note10+が発売されている時点で、その理由は、別のところにあると言わざるを得ない。

カメラ

カメラ性能では、できあがった写真の好みがあるので判定しづらいですが、デジタルズーム、AI補正などは、圧倒的にAndroid高級機に敗北している。

いまさら、「超広角レンズ搭載 どや!」と言ってもAndroidでは、今更感があります。
いくら、カメラ性能を自慢してもAndroidデバイスでは、さらに進化していて、そして値段が安い。

バグ多きiOS

新製品と同じ用にiPhoneのOSである iOSのバグが致命的なダメっぷりである。

『Forbes』は16日、「Apple iOS 13.1.3リリース:アップグレードすべき?」という見出しで報じた(参考:https://www.forbes.com/sites/gordonkelly/2019/10/16/apple-ios-1313-release-should-you-upgrade-iphone-update/#7d58c66935b7

iOS 13は、すでに何度もアップデートが実行されている。

一ヶ月に4度目という 初期のWindows95もびっくりの多さである。
そのアップデートは、場当たり的なもので、アップデートしてもまだなお多くの問題を抱えている。

通信が途切れるiPhone

致命的なバグが治っていない

「iOS 13」以上にアップデートした一部のiPhoneにおいてモバイルデータ通信が途切れてしまう不具合

「iPhoneで使用中に通信が切断、復活するには、リスタート」
「アンテナ表示があるのにも関わらず4G/LTEの回線が突然切れてしまい、繋がらなくなる」
「メールもぐちゃぐちゃにされた」

2019年10月24日時点でAppleおよびキャリアからの公式発表や見解はなく、先日リリースされた「iOS 13.1.3」でもこの問題は修正されていない模様

最新アップデートでも治らないバグ

最新アップデートのOS13.1.3の修正点を見てみよう

  •  着信時にデバイスが鳴ったり、振動するのが妨げられてしまう問題の解決
  • 「メール」で会議の参加依頼を開けない場合がある問題の修正
  • サマータイムの調整後、「ヘルスケア」アプリが正しく表示されない問題の解決
  • iCloudバックアップから復元したボイスメモ録音がダウンロードできない不具合の修正
  • iCloudバックアップから復元した後、アプリがダウンロードできない問題の解決
  • Apple Watchが正しくペアリングできない不具合の修正
  • 特定の車両でBluetoothが接続解除される場合がある問題の解決
  • Bluetoothの補聴器とヘッドセットの接続信頼性の改善
  • Game Centerを使用するアプリの立ち上げ時のパフォーマンスの解決ここに「通信途中で切断」されるという対応はまだされていない。

バグの多さと深刻さは、Twitterで  #iOS13バグ #ios1313 で検索してみてください。
https://twitter.com/search?q=%23ios1313&src=typeahead_click&f=live

恐ろしいほどのトラブルが世界中から報告されています。

なんでしょうか?
Appleのテスト仕様書は、素人がつくったのでしょうか?
Apple Watchが正しくペアリングできない不具合の修正
これなんて自社のデバイスなのに・・・

古くからのAppleユーザーであるIT小僧は、この現象について

「Macintoshが、今のMacOSになる前の漢字talk時代の悪夢を見ているような気がします。
あのころのMacintoshは、年がら年中リスタートしていたからね。」
「OSの増築による増築で慢性疲労が起きているんじゃないでしょうか?」
とコメントします。

iOSの増築による増築で現場は混乱、機能追加を行うたびに大量のバグが発生
というあたりではないでしょうか?

もしかしたら、iPhoneの設計(筺体)を大きく変えられない原因は、OSの開発に問題があるのかも知れません。

iOSの経年劣化及び慢性疲労というあたりでしょうか?

そろそろ、根本的にOSの見直しを行う時期と思います。
問題は、それができるエンジニアが、在籍しているかどうか?

Apple社の偉大なるプログラマーたちのように

[amazonjs asin="4822250237" locale="JP" title="沈みゆく帝国 スティーブ・ジョブズ亡きあと、アップルは偉大な企業でいられるのか"]

iPhoneの低価格路線に切り替え中

Apple社は、エントリーモデル「iPhone 11」の価格を699ドル(日本では74,800円)に設定しました。
昨年の「iPhone XR」の発表時の価格より、50ドル(日本では10,000円)安い価格に設定

また、昨年の「iPhone XR」の価格を見直し、発売から2年経った「iPhone8」の価格を449ドル(日本では52,800円)からに設定し直しています。

さらに
「Apple Watch」の最新モデルである「Series 5」に対して2世代前の旧モデル「Series 3」を199ドル(日本では19,800円)で販売が決まった。

前年モデルの値下げ、2世代前のモデルも値下げで併売しています。

もっと言えば、巷で噂のiPhone SEの後継機をiPhone 8の筺体に載せて売るとかなんとか・・・

古い端末を製造して安く販売するという、ジョブズのいたころでは、考えられない販売戦略を行っています。

理由は、簡単で iPhoneが高価になっているため、旧モデルのユーザーの乗り換え先を旧モデルの新品に乗り換えてもらおう作戦である。

これをみて、Apple社のヨイショの人たちは、

「さすが、Apple ユーザーのことを考えて低価格のiPhoneを販売してくれる」
「iPhone SE2 バンザイ 俺たちはこれをまっていた」
なんて書いているけど

「新しいiPhoneを開発するより コストのかからない旧型を販売」
「Androidに乗り換えられるより 旧型iPhoneで満足してくれるなら 簡単だな」
という会社側の論理が優先されている。(と思う)

つまり、Apple社の低価格路線は、iPhoneを軸としたApple製品から顧客を逃さないための戦略であり、これまで買ったApple製品でしか使えない周辺機器を人質にして逃さないことを優先させた戦略である。(と思う)

だから、わざわざ、ストリーミングサービス、書籍、ゲームランド、さらにクレジットまで用意して安価で提供しているのです。

一度入ったら抜け出すことが、困難になる仕掛けである。

いや、いいんですよ
楽園の中にいれば、外部からの敵?もこないし、自分たちが陳腐化したテクノロジーを使っていても気が付かないわけですから

※ちょっと言い過ぎ ここからAppleの戦略を褒めるので勘弁してください。

ビジネスとして大正解のApple戦略

iPhoneという大ヒット製品を10年以上引っ張ってきたのは、今のCEOが優秀なことに変わりありません。
Apple社は、巨大企業として大成功を収めています。

iPhoneのイメージ戦略と低コストによる収益の拡大は、すごいとしか言えません。
これは、ビジネスとして世界トップクラスの成功と言えるでしょう。
株主も株が上昇し大満足

ビジネスマン ティム・クックの業績は、もっと評価されるべきです。

ライバルたちは、テクノロジーを追いかけている。

Google、Microsoftの2社は、CEOにバリバリの技術者を置いています。
特にMicrosoftは、前CEOのビジネスマン スティーブン・アンソニー・バルマーから、エンジニア出身のサティヤ・ナデラに変わってから会社が一変しました。

それまでのWindowsとOfficeの戦略から、クラウドを中心にした戦略に切り替え、クラウド事業でトップを走り続けているAmazonのクラウド事業に追いつき、追い越しつつあります。

開発環境もオープンに向かいつつあり、WindowsにガチなLinuxが動作するなんて誰が思ったでしょうか?

あのダメダメなWindowsを見直し、安定化させたWindows10は、バグ多きMacOS(Macintosh OS)の上を行く安定性を手にしています。

さらに、Android端末まで発表するという 今までのMicrosoftでは考えられない ほど柔軟な思考を持っています。
アプリのベンダーは、すでにWindowsの世界が標準で制約が大きいMacintoshには、積極的な投資はないでしょう。

Googleは、AIの分野では、トップクラスですでにAndroid端末の多くが、AIを意識しないで使えるところまで実用化しています。
Google Assistantの能力は、iPhoneのSiriを周回遅れにしていて、お店などの検索にしても圧倒的な情報量の差を見せつけています。

なんといっても多くの情報を握っていることは大きい。

この2社だけではありません。
テクノロジー企業は、常に前向きで新しいものを取り入れ商売にしています。

旧モデルを販売してシェアを確保しているApple社と大きな違いです。

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冒頭の若者との話の続き

今どきのまともなAndroid端末ならば、
「システムアップデート以外は、ほぼありえない」
「アプリもまともな製品ならば落ちることない」
「自分で使っている(いた)Pixel 3、Xperia、Essential Phone、SHARP AQUOS sense2、Motorola X Playなども安定どころか快適に使えていてほとんど問題がないセキュリティアップデートも来るしOSの更新もきているよ」

もっとも iPhoneしか使っていなかったユーザーってこういう感じでAndroidを捉えているんだと改めて勉強させていただきました。

Android端末が、安定を欠くのは、キャリアのアプリや、キャリアのOS改造などが多くの原因であり、素に近いAndroidは、極めて安定しているMobileOSなのです。

あとがき

Macintosh Classic/II siから始まった自分のApple信者っぷりは、QuickTalkやNewton Message Padまだ購入するという半端なきApple信者です。
「Macintosh以外は、時代遅れで使い物にならない」
とマジで思っていました。

iPhoneが登場したときは、気合い入れて国内初代モデルをApple Storeまで買いに行ったぐらいです。
そのApple信者もiPhone 7が出たあたりから、Appleの変化に疑問を持ちはじめ、楽園から去りました。

あれほど、面白かったWWDCが、売上の話ばかりと、他社でとっくに販売されているテクノロジーを自慢気に紹介する彼らに飽き飽きしたのです。

いつからこんなつまらないAppleになってしまったんだ・・・

  • HyperCardのような先進的なソフトウェアを作っていた会社とは思えない。
  • iPodのようなCOOLな製品が出てこない
  • 毎年同じようなiPhoneを紹介するだけ
  • サービスの提供も他社の後追い
  • 規制が多く、「全裸監督」のような挑戦的なドラマなど絶対に出てこないし、作らせない
    ※すでに製作途中のドラマをAppleが制作中止するように勧告したらしい。
  • 中国でiPhoneを売りたいがために、中国の個人情報を政府に渡したり(中国のiCloudの鍵を渡している)
  • 香港で公開していたアプリは、中国政府に気を使い削除
  • Mac Proは、出てこないし、MacBookは、あのダサいサブディスプレイを搭載したまま

キリがないからこのあたりでやめるけど

最先端のテクノロジーを搭載した挑戦的な製品を見せてほしい。
デザインもいつまでも同じものではなく、洗練された どこも追いつけないものを出してほしい。
いい加減、くたびれた iOSをリニューアルしてモダンなOSにするべきだ

今年のAppleには、期待しないけど 来年こそ、すごいものを見せてほしい。

「やっぱ iPhone すげぇな」

言ってみたいものである。

このブログは、深夜公開なので こっそり 読んでいだたきたくお願いいたします。

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