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IT小僧のブラック時事放談

楽天モバイル(格安SIM:MVNO)の契約者を楽天モバイル(移動体通信事業者:MNO))に巻き取ることができるか? 端末の買い替えが必須になる人が多数出てきます。

HUAWEI P30 Lite ピーコックブルー 【日本正規代理店品】

楽天モバイル(移動体通信事業者:MNO))

第4の携帯電話会社として本格的開始が発表された。

300万人一年間無料と言うテスター募集のようなものですが、とりあえず開始できるようです。

今回のIT小僧のブラック時事放談
楽天モバイル(格安SIM:MVNO)の契約者を楽天モバイル(移動体通信事業者:MNO))に巻き取ることができるか? 端末の買い替えが発生するユーザーが多数

と題して、なんとか携帯電話会社として格好をつけようとしている楽天モバイルについて考えてみよう。

小難し話をわかりやすく開設しながらブログにまとめました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。

この記事は、2019年9月に書いた記事の再投稿です。

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楽天モバイル(MNO)始動

楽天モバイルは4月8日に正式サービスを開始することを発表しました。

料金プランは、

新規ユーザー、3月3日16時よりから先行申込を受付(店舗では3月4日から)
MNPで楽天に転入する他社ユーザーと、楽天モバイルのMVNOユーザーの移行については「正式開始」となる4月8日から受付開始

料金プラン
国内かけ放題・データ無制限で月2980円の「Rakuten UN-LIMIT」プラン1種類
300万名を対象に1年無料(2980円引き)で提供(金額は記載がない限り税抜)。

ただし圏外で使用される
auローミングエリアは月2GBまで
海外でのデータ利用も月2GBまでと制限があります。

2020/03/05 記事追加

無料サポータープログラム

楽天モバイル(移動体通信事業者:MNO))が、「無料サポータープログラム」の応募を終了しました。
https://network.mobile.rakuten.co.jp/

予定していた2019年10月には、サービスを開始できなかった楽天モバイル(移動体通信事業者:MNO))です。

「無料サポータープログラム」という
「テスト人」を募集しはじめました。

「無料サポータープログラム」の特典としてまずまずの条件が提示されています。

  1. 2020年3月末まで国内・国際通話および、国内・海外データ通信を無料で使える。
  2. 期間中に指定アンケートを回答した場合、月1000ポイント、6ヵ月合計で6000ポイントがプレゼント

IT小僧だったら、接続できる拠点で「Netflix」や「アマゾンプライムビデオ」をみまくるだろうな・・・
「遅かったら、遅えぞ」と正直にレポートを上げると思います。
(もっとも つながるところがあればの話ですが)

しかし、「無料サポータープログラム」になるには条件がありました。

  1. 東京23区、大阪市、名古屋市および神戸市の在住者
  2. 募集人数は5000人で、申込者多数の場合は抽選
    募集期間は、10月1日から7日まで
  3. スマートフォンは、6機種に限定されている。
     OPPO「Reno A 128GB」
     サムスン電子「Galaxy A7」
     シャープ「AQUOS sense3 lite」
     ソニーモバイル「Xperia Ace」
     富士通「Arrows RX」
     ファーウェイ「HUAWEI P30 lite」これらの端末を持っていなければ購入が必要になります。

iPhoneは、NGなのです。

デバイス限定の罠
デバイスが6機種以外の人は購入が必要です。
楽天モバイルから購入すると 10,000ポイントの還元があります。

AQUOS sense3 lite 29,819円
Xperia Ace 49,819円
Galaxy A7 38,000円
OPPO Reno A 35,273円
arrows RX 29,819円
HUAWEI P30 lite 32,880円

この10,000ポイントの還元を「ラッキー」と思うかどうかは別にして
楽天モバイル(移動体通信事業者:MNO)は、今お使いのスマートフォンが、そのまま使えない可能性があるということを示唆します。

周波数帯

楽天モバイル(移動体通信事業者:MNO)の携帯電波の周波数帯は、1.7GHz帯です。

楽天モバイル
基地局送信 : 1825 - 1845 MHz (20MHz)
移動局送信 : 1730 - 1750 MHz (20MHz)

この周波数帯に対応していないものは、楽天モバイル(移動体通信事業者:MNO))では、使えません。
お手持ちのスマートフォンで使えるかどうかは、楽天モバイルのページで確認するのが手っ取り早いです。

通信方式

楽天モバイル(移動体通信事業者:MNO))の場合、東京23区、名古屋、大阪、一部神戸などでは、自前のアンテナで携帯電話を接続しますが、それ以外の地域は、当面の間、auの回線を借りて運用します。
これをローミングと呼んでいます。

つまり、楽天モバイル(移動体通信事業者:MNO))の携帯電波とauの携帯電話の電波の両方に対応していないと
東京23区、名古屋、大阪、一部神戸から外に出たときに携帯電話が全く使えなくなります。

「無料サポータープログラム」で指定された6機種のスマートフォンは、これに対応できているという意味です。
今後、どれだけのスマートフォンが、この規格に対応できるかで使う携帯電話の種類が決まってきます。

そしてこの規格に合わない携帯電話は、買い換えるしかありません。

儲かるのは、au

東京23区、名古屋、大阪、一部神戸以外は、au回線を間借りします。
このローミング費用は、かなり高く、コストがかかります。

auとすれば、auの回線を使ってもらえば儲かるわけです。
このauに支払う費用をどれだけ抑えられるかということが、楽天モバイルの命運にかかってきます。

巻取り

楽天モバイル(格安SIM:MVNO)の契約者は、200万人を超えています。
この200万人を楽天モバイル(移動体通信事業者:MNO))に移行することが最初の楽天の目標になるはずです。

しかし、
「まともに接続できるかどうかわからない携帯電話会社にメインで使うにはリスクがあります」
ここが大きな障壁とあんり、格安SIMでとどまるはず。

そもそも、格安SIMを選んでいるユーザーが、それより通信料金が高くなるキャリアにするでしょうか?
格安SIM楽天モバイルならば、docomo回線の人が多いので少なくても電話は、docomoと同じレベルで繋がります。

スマートフォンを複数台所有している人は、それほど多くなく、ほとんどの人は、1台で運用していると思います。

繋がってあたりまえが実現できるか?

「繋がってあたりまえ」
という日本の携帯電話事情の中で

「いくら通信料金が安くても 繋がらない電話は使い物にならない」
という問題は大きなものです。

何十年にも渡って全国どこでも繋がる携帯電話網を構築してきたdocomo,au,SoftBankとまだオープンもままならない携帯電話会社では、ノウハウも含め大きなハンデを背負っています。

楽天モバイル(格安SIM:MVNO)は、全国で使えるじゃないか・・・
格安SIMは、回線がdocomoやauやSoftBankを間借りしているから、全国どこでも電波が届くわけでこれで必要十分と思っている人多いと思います。

格安SIM:MVNOと携帯電話会社:MNOは、別物

楽天モバイル(格安SIM:MVNO)と楽天モバイル(移動体通信事業者:MNO))は、まったくの別物なのです。

楽天モバイル(格安SIM:MVNO)のユーザーを楽天モバイル(移動体通信事業者:MNO))に移行するためには
楽天モバイル(格安SIM:MVNO)より

  1. 全国どこでも繋がる
  2. 緊急時の対応ができる
  3. 回線のスピードが速い
  4. 安価か同等な通信料金
  5. 災害などに迅速に対応できる。

ということが実現しない限りユーザーは、登録しないでしょう。

複数台持ちならともかく、1台のスマートフォンで使っているとしたら、安定しているdocomo,au,SoftBankや格安SIMからリスクの高い楽天モバイル(格安SIM:MVNO)に移るとは思えない。

お得意の楽天スーパーポイント頼みしか手段が残されていない。

格安SIMと併用して行けるかどうか?

楽天モバイルはこれまで、携帯電話大手から通信設備を借りる「MVNO(仮想移動体通信事業者)」でした。
新たな周波数の割り当てを受けて2019年10月以降は通信設備を自ら保有する「MNO(移動体通信事業者)」となります。

当面の間
MVNOとMNOの「いいとこ取り」になってしまうので こえを許さないという意見が出ています。

MBNOの回線の貸し手であるNTTドコモの吉沢和弘社長

「MNOとMVNOの並行運営は問題ではないか」
とけん制する発言も出ています。

これを総務省が、どう判断するかによって楽天モバイルの命運が決まります。

もっとも楽天モバイルを当て込んで「端末料金完全分離」「契約解除料 1000円以下」など楽天モバイルを応援してきた総務省ですから厳しいことは言わないと思います。

なぁなぁ状態で「MVNO(仮想移動体通信事業者)」と「MNO(移動体通信事業者)」を併用してゆくことでしょう
とIT小僧は予想します。


まとめ

IT小僧の個人的考えでは、10年ぐらいたっても docomo,au,SoftBankには、追いつけないでしょう。
基地局の整備には、莫大なコストかかります。

世界初のクラウド技術を使ってといいますが、電波を出す基地局はは、物理的な機器なのです。

どんなに根っこが世界初でも最新技術でも電波を実際に出すところは、技術者が設置しなければなりません。
このあたりを間違えている人が多いと思います。

携帯電話が当たり前のように使えて、スマートフォンで動画が快適に見ることができるのは、多くの人の力によって実現しています。

そしていつも快適に繋がるためには、基地局の監視も必要になり、定期的なメンテナンスも重要です。

これを楽天モバイルが続けられるかどうか?

楽天の携帯電話を安心して使える日は、まだまだ先になりそうです。

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