今回もブラックな企業についてお話します。
ブラックな企業とは、開発会社を
「奴隷のように扱い、強硬に値下げをさせ、要件定義を無視して課題を突っ込み、スケジュールがタイトで失敗したらすぐに高額な損害賠償を請求」
するような会社です。
今回のIT小僧の時事放談は、
ブラックな企業とお付き合いする場合、契約締結前の作業をやらないようにしてください。
と題して もし、やばそうな会社と契約しなければならなくなったらというお話です。
最後まで読んでいtだけたら幸いです。
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目次
■ブラックな企業の見分け方
ここで言うブラックな会社とは、簡単に判別できます。
もし ひとつでも当てはまるようでしたら なるべく近寄らないようにしてください。
- 開発会社に対して何度も訴訟をおこしている会社
- 契約書に損害賠償が無制限と書いてある会社
- 瑕疵担保が3年以上な会社
- 保守費用と作業費用の区別ができない会社
- 24/365の契約をしていないのに対応しないとクレームを言う会社
- 契約をなかなか結ばず先に作業をさせようとする会社
- 要件定義を無視して要件を追加してくる会社
- 要件を追加するのにスケジュールが遅れると騒ぐ会社
- なんでも高いと騒ぐ会社
- 社長がワンマンと噂されている会社
これらの情報は、ネットで調べるか、同業他社に聞いていみるとあるていどわかると思います。
できれば、近づかないほうが賢明ですが、諸事情でやらなければならなくなった場合の話を書きます。
契約前作業は絶対にやらないように
開発会社のアルアルですが、契約締結前に作業に入る場合があると思います。
相手が、古くから付き合いがあり、信頼のある会社ならともかく、上記に上げたようなブラックの雰囲気が漂うな会社の場合
契約書が締結されるまで絶対に作業をしてはいけません。
理由は、契約前に作業を行わせて、無理な契約でも締結しないとそれまでの作業費用が回収できない状態に追い込みます。
こうなると無理な契約して地獄に落ちるか、契約をしないで作業費をドブに捨てるしかありません。
これは、意図して仕組まれる場合があるので要注意です。
要件定義遵守
ブラックな会社の場合、要件定義など無視します。
間違いなく 無視します。
そもそも 要件定義で区切りを付けさせない場合が多いことも事実です。
そして、要件定義で決められていたとしても 後から要件を突っ込んできますので見積り金額をオーバーします。
要件定義以上の課題を行う場合は、別費用が普通ですが、契約を結んだあとは、できない場合が多いので、契約書には、要件定義の遵守を記載することが必要です。
また、要件定義の段階で費用請求を行ってください。
このあたりも契約書で記載するといいでしょう。
これが不可能だったら契約を締結する前にお断りしましょう。
新規開発以外はお断り
ブラックな会社の場合、開発会社とのトラブルのために現存するシステムを引き受けてくれる会社を探している場合があります。
その多くは、開発した会社とのトラブルのため、損害賠償や開発会社が逃げ出したため 保守をしてくれる会社がいなくなったため緊急で探している場合があります。
この場合、絶対にうけないように注意してください。
そもそも、開発元の会社が逃げ出すようなシステムですから、トラブルが多いに違いありません。
特に金銭が絡むシステムの場合、多額な損害賠償の可能性があるので要注意です。
また、受注する時は、開発環境のバージョンなどを確認して下さい。
このような、たらい回しにされるようなシステムの場合、かなり古いバージョンで動いている場合が多く、すでに保証が切れている場合が多いのです。
セキュリティも含めて 大変危険なのでおやめになることをオススメします。
まとめ
ここにあげてきたのは、ブラックな企業(ブラックな雰囲気を持っている)の場合です。
信頼おける企業、古くからお付き合いのある企業ならば、そこは臨機応変で対応できると思います。
「ブラックな企業の見分」け方で上げたような会社に限って、契約するまでは天使のような顔をしています。
IT小僧は、長い間、いろいろな会社を見てきました。
ブラックな会社って結構多いです。
はじめてお付き合いをする会社の場合、相手の会社の情報をきちんと調べてください。
目先の営業にとらわれて痛い目に合わないようにお気をつけください。