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IT小僧の部屋

シリーズ~プログラマーに歴史あり 第3話 伝説のプログラマー列伝

レボリューション・イン・ザ・バレー ―開発者が語るMacintosh誕生の舞台裏

前回のお話

「バロースというコンピュータ会社のキャンデという統合開発環境は、神だった」
という

今回のIT小僧の部屋
ラージ、ミディアム、スモールと伝説のプログラマー列伝 シリーズ~プログラマーに歴史あり 第三話
と題して、35年前以上に伝え聞いた伝説の人たちの話をします。

とその前にバロース(Burroughs Corporation)コンピュータの話を少し続けます。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

ラージ、ミディアム、スモール

バロース(Burroughs Corporation)コンピュータは、大型コンピュータだけではありません。

IT小僧は、B6900という大型コンピュータがメインでしたが、支店展開のためにB1900という小型汎用機も使っていました。
通称スモールと呼ばれていました。

このB1900というスモールコンピュータは、使い方は、B6900と同じでした。
違うのは、筐体サイズと処理能力で、処理データ量がかなり小さいものでした。

B1900の開発は、出向先にはなかったので、データセンターと呼ばれるバロースのセンターを予約して出向いて開発を行います。

データセンターは、予約制で深夜だったり、早朝だったりするので徹夜はあたりまえ。
確か、飯田橋にあったような記憶があります。

データセンターには、バロースの技術者が24H働いていて、IT小僧のような若造にも親切に教えてくれました。

バロースには、他にもミディアムとよばれる B4900?(記憶が曖昧)もありました。
IT小僧は、ミディアムを使った記憶がなく、B6900やB1900とオペレーションが違っているということしかわからない。

知っている人連絡お待ちしています。

B10

また、B10というパソコンもありましたが、PC9800と比べて日本語が著しく劣っていたためにあまり使われていませんでした。

今の人には、ピンとこないと思うけれど、フロッピーディスクで動作していて、ハードディスクはなかったような記憶があります。

当時、日本では、NECのPC-9800シリーズが漢字が簡単に扱えるということで パソコンという分野では、ぶち抜けた性能をもっていました。

伝説のプログラマー

IT小僧が、仕事をしていた 全商コンピュータという会社では、伝説のプログラマーがいました。
正確には、いたという話を聞いただけで直接お会いしたわけではないので、伝え聞いた話です。

当時のコンピュータは、パンチカードという紙に穴を開けてプログラムを組んでいました。
IT小僧は、当時、最新鋭のメインフレーム(大型コンピュータ)だったのでパンチカードはほとんど使いませんでしたが、自分より数年前の先輩方は、パンチカードでプログラムを組んでいた人が多いと思います。

このパンチカードは、タイプライターのような端末で打ち込むのですが、カードに打ち込むので間違えたら、そのカードは、ゴミとなってしまいます。

このパンチカードにプログラムを打ち込み、カードリーダーでコンピュータに読み込ませて、コンパイルをしてはじめて、プログラムとして動作します。

コンパイルでエラーが出た場合、そのエラーの出たカードを打ち直して、もう一度カードリーダーで読み込ませてコンパイル

という作業を続けます。

今のように入植したら即シンタックスチェックや候補を出してくれるなどあるという
「甘えた世界ではありません」
さらに「キーで自由自在に編集するなど 超未来の時代」

このパンチカードで一枚も無駄にせず、一発でコンパイルして、業務プログラムを組むというひとが、いたという話を聞かされました。

IT小僧が最初に作ったプログラムでたった100行のプログラムが200以上のエラーを出しまくっていたのとは大違い。

どんな頭脳を持ち合わせていたのでしょうか?

さらに伝説のプログラマーは、ソースコードでもあるパンチカードを捨ててしまうという伝説も残っています。

でもですよ ソースコードでもあるパンチカードを捨ててしまうということは、そのプログラムは、永遠に修正できないわけです。

ソースコードのない実行ファイル

はっきり言って迷惑とも言える行為ですが、プログラムにバグがなければ完璧です。

最初に話したようにこの伝説のプログラマーとは、お会いしたことがないので本当かどうかはわかりません。

しかし、昭和の時代のプログラマーやエンジニアの諸先輩方には、伝説級の人がゴロゴロとしていたので、伝説のプログラマーがいたとしても不思議ではないと信じています。

まとめ

IT小僧は、今でもプログラムを書いていますが、伝説のプログラマーの先輩方からお叱りを受けるようなコードだなと反省ばかりです。

Xcode、Visual Studio、Visual Studio Codeと生ぬるい環境だなと思いつつ

IT小僧は、いつまでプログラムを書いていられるのだろう と思う今日このごろである。

伝説のプログラマーの人に一度会って話をしたかったなぁ

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