東京アラート「感染者拡大の警報」が解除されました。
約2ヶ月間、これまでテレワークという在宅仕事を経験してきた人も会社に通勤する方向になろうとしています。
今回のIT小僧の時事放談は
新型コロナウィルスで実験的にはじまったテレワーク その経験活かせますか
と題して、日本の企業が体験していない「働き方改革」であるテレワークにという実験がひとまず終わろうとしています。
会社に戻る人、引き続きテレワークを行う人、いろいろな問題が出てくるかも知れません。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
オフィス復帰
新型コロナウイルスの影響で外出制限や自粛が緩和されました。
会社員は、通勤電車でオフィスに向かう日が戻ってきます。
特に週明けは、会社から支給されたパソコンを抱えて出勤する人多そうです。
オフィスが満員
オフィスに復帰と言ってもソーシャルディスタンスをとるためにオフィスがフルで使えるわけではない。
となると、1/2か1/3ぐらいの社員は、テレワークを続ける可能性が大きくなるだろう。
つまり、交代制で週に数日出勤という体制をとるところも多くなると思います。
そして、社内では、マスク着用が指定され、対面ミーティングの禁止、来客の禁止など、まだまだ完全な企業活動まではもどりそうにありません。
通勤時間の無駄
テレワークを引き続き行うという企業もあります。
テレワークは、通勤電車という無駄な時間もなくなり、職種によっては効率的な仕事の方法だと考えています。
朝夕の通勤時間は、都心に通う人にとっては苦痛を伴う人も多い。
例えば、東京メトロ東西線・木場→門前仲町間の199%という凄まじい混雑状況になっています。
はっきり言って時間の無駄だと思っています。
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どこでも仕事
IT小僧は、その名の通りIT屋なので 会社のネットワークにさえ入れれば、沖縄の石垣島でも、北海道でもネットさえあれば仕事ができるのでテレワークにに合っている職種だと思います。
全部が全部、テレワークがあっている仕事とはならないのですが、緊急事態宣言が解除されてもIT業界を中心にテレワークを続けているところがあります。
コンピュータとネットがあれば仕事が完結する仕事は、会社に行く必要がないのです。
テレワークの疎外感
出社組では、制約はあるものの メンバーと直接話すことや意見の交換が直接できるようになります。
テレワークの場合、Web会議やチャットでコミュニケーションが取れると言っても
「直接のコミュニケーションには、勝てません」
そして
「オフィスで起きていることを自分は、知らずに過ごしている」
「同僚や上司と気軽にコミュニケーションがとれないことで、キャリアにダメージが及ぶのだろうか」
というような疎外感を感じるかも知れません。
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オフィスのほうが有利?
在宅で一人で仕事をしている人と、オフィスで仲間と仕事をしている人では、オフィスでのほうが、情報が多く、緊急対応なども対応が迅速にできます。
アイデアを同僚と交換することで新しい価値を生み出す可能性も高い。
そういう状況を知っているテレワーク勤務は、焦りと孤独、そして疎外感を持つもとも多い。
例えば、週に2日出勤している人で他のメンバーがそれ以外の日に出勤するとします。
毎日、朝晩にTermsなどで会議をやるにしても、在宅勤務の人は。自分の出勤以外の人が何をやっているかがわからない。
日報などで報告され共有されるものは、ただの項目でしかなく、それ以外で何が起きているかについて、在宅の人はわからない。
総じて、オフィスにいる人が、決定権をもっていうるため、情報、コミュニケーション、チームでの仕事は有利になると思われます。
テレワーク勤務は不利である。
特に日本のような企業風土では、「這ってでも会社に出てこい」なんて時代錯誤の経営者もいるので余計焦りが増すことになります。
久々の出勤
久しぶりに出勤したら、なにか様子がおかしい?
オフィスに出勤して仕事をしたとき、なにか違うことに気がつくかも知れません。
「多くの人は、オフィスに戻れば元通りの生活が待っている」
と感じるかも知れませんが、長期間、在宅で仕事をしていると
「オフィスは自宅に比べてはるかに自由が少ない」
と感じます。
通勤電車もしばらくは、慣れないでしょう。
こんなことがキッカケで退職する人がいるかも知れません。
企業によっては、在宅勤務を利用してリストラの篩にかけるところがある可能性もあります。
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分断される組織を止めるのはリーダーの役目
多くの場合、グループ、チーム、組織のリーダーの資質によって変わると思います。
「出社している人だけが知っている」
なんてことは、絶対にやめましょう。
会社で決まったことは、積極的に共有することです。
隠しておいても何も解決しないのです。
企業によっては、社員に対して「できるだけ秘密に事を進めたがる」ことが、ありますが、その行為は、社員の気持ちを遠ざけるだけで何も良いことはありません。
公表できることは、積極的に公表する。
機密事項以外は、一部の人だけが知っているなんてことは、止めましょう。
リーダーも話せることは積極的に公開して、在宅勤務で孤独担っている人を阻害しないようにしなけえばなりません。
組織の分断を防ぐには、現場のリーダーの存在が重要になっています。
テレワークを前向きに考える。
テレワークという新しい働き方が、新型コロナウィルスのパンデミックという状況により、半ば強制的に始まりました。
これを機会にテレワークを積極的に取り入れ、従来のオフィス集合型の働き方を一新することに成功した経営者もいます。
具体的に言えば、オフィスを縮小し経費を圧縮、通勤費を圧縮することでコストダウン
テレワークに対して自治体から援助を活用し、環境を整え、コストダウン
実際にテレワークを行ったところ、オフィスで集まることと成果が変わらなければ、コスト優先は正解だと思います。
そして、更に大きいことは、オフィスの場所の意味がなくなるということです。
テレワークが、順調にまわってゆくことで、オフィスの近くの人員だけではなく、地方や海外の優秀な人員を登用するチャンスがあります。
そしれ、社員も今回のテレワークの経験を生かして、どこでも仕事ができる体制を心がけておくことが重要でしょう。
仕方なくはじめた古い頭の経営者の行く末
一方、テレワークを「仕方なくはじめた」と思う経営者は、テレワークは、「社員がサボる」「効率が悪い」と考え、一刻でも早く、オフィスに集めようとします。
このような経営者のもとにいる管理者やリーダーは、テレワークで働いている社員を
「意味もなく監視」
しています。
ビジネスは、成果が重要で過程は、どうでもいいのです。
学生と違って努力などというものは、意味がありません。
それは、テレワークとか出社とかあまり関係ないのです。
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新しい働き方の実験
テレワークという、強制的に新しい働き方を実験できたわけです。
そこから何を学んだのか?
そして次に生かせるかどうかによって企業の行く末が決まるかも知れません。
例えば、社員の使うパソコンをノートパソコンにして、ディスプレイを用意
通常は、ノートパソコンと外部ディスプレイの2画面で効率アップ
テレワークのときは、ノートパソコンを持って帰ればそのままどこでも仕事ができる。
再び緊急事態宣言が発令されても あわてずノートパソコンを持ち帰れば何の問題もなく業務が続けられます。
まとめ
新型コロナウィルスで分断される組織とテレワークという実験が終わろうとしています。
テレワークを経験を生かすことができたかどうかこれから答えが出てくるでしょう。
テレワークを面倒なものと考えるか、テレワークを生かして、より効率的なビジネスを進めるか
これからは、ITの知識のある柔軟な頭を持っている経営者がリードする時代になると思います。
それでなければ、これからやってくると予想される変革の時代に浮上できないと思っています。
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