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IT小僧の時事放談

MicrosoftのMR戦略

2017年10月31日


いったいどうしたんだMicrosoft
かつてないスピードと戦略の巧みさは、Windows8の時代と別の会社のようです。

AppleがiPhoneだけという危険な商売を横目で見ながら
・AzureでCloudの世界でNo.2に急進し
・Officeでしっかり足元を固め
・Linuxを取り込み
・AIは、Cortanaが歌を歌い♪?
⇒ Azure+AIサービスの強化「Cognitive Services」「Bot Service」
・Windows10で知らぬ間?にVRの基本部分を組込に成功しました。

ところで
Windows10大型アップデートは2回実施されています。

Creators Update(2017/04)
・機能追加+バグ対応+3D追加
Windows 10 Fall Creators Update(2017/10)
・機能追加+バグ対応+MR対応
機能追加とバグ対応の名目で鍵を握るVR/AR/MRをOSに組み込みました。

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今回の「IT小僧の時事放談」は、MicrosoftのMR戦略について
のお話です。

VR/ARをどこが制するのか?

AIと並んでITの巨人たちが覇権争いをしています。
Microsoftは、「ウィンドウズ・ミックスド・リアリティー」(略して:MR)という複合現実を推進しています。

このMRは、画像処理のほとんどをパソコン側で処理します。
そのためヘッドマウントディスプレー(HMD)を安価で提供することが可能となり
一気に、富士通、サムスン電子、米HP、台湾メーカーが参入し市場が盛り上がりつつあります。

勝負の分かれ目は、やはり◯ダルトか?

WindowsStoreにVR/AR/MRのアプリが2万本以上あるという強みがあります。
ハードウェア(HMD)があってもコンテンツがなければ普及しません。
Windowsの強みは、アプリが自由に作れて配布できることにあります。
これは、ウィルスやトロイの木馬などの悪い面もありますが、多種多様なアプリが出てくることを意味します。
その最たるものが、◯ダルト関連、かつてビデオ戦争でVHSが勝利したのは、ここにあります。

AppleもiPhoneでVR/ARをはじめようとしていますが、こちらは、◯ダルト関係は、出てくる可能性は0です。
アプリもAppleの審査済みしかインストールできないので安全なかわりに自由度がありません。

一方Googleは、Androidで勝負しようとしていますが、高機能端末でしか対応できなさそうです。
もちろんMRは、ある程度のパソコンでなければ快適に動かなさそうですが、10万円超えのスマートフォンよりパソコン自体で他に使いみちがありそうです。

急激な拡大

米調査会社のIDCによると、21年のVR/AR端末の世界出荷台数は8120万台になると言われています。

コンテンツもゲームだけでなく、音楽ライブやミュージカルといった新しい分野も出始めているので普及の下地が揃ったといえるでしょう。

普及の鍵

コンテンツは揃った。値段もある程度安くなる。
しかし普及の鍵は、ヘッドマウントディスプレー(HMD)が許容されるのか?
となります。

本人以外、HMDをつけている姿は、みっともないかも知れません。
かつて、3D TVで敗北した家電業界は様子見となるのでしょうか?

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まとめ

日本Microsoftは年内に家電量販店など400カ所でMRを体験できるコーナーを設置する計画だそうである。

HMDなしでVR体験ができるものも出てきました。
劇場体験型ですが、これは一度体験してみたいものです。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO20866190X00C17A9000000/
日経FinTech 会員以外は、記事の途中までになります。

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