Googleは、「HTTPS」化していないページを排除しようとしています。
お金は、かかりますが、今のうちから準備しておいたほうがよいでしょう。
特に企業は、アクセスするたびに「お前のところのページは、セキュリティダメダメ」と表示されます。
多少のお金でイメージを損なうのはいかがなものか?
経営者の皆様、考えて下さい。
ということで今回の「IT小僧の時事放談」では、
「GoogleがWebのHTTPS化の進捗状況を報告 数字からみる日本のIT事情」
と題して、日本のセキュリティに関する甘さについて考えてみました。
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GoogleがWebのHTTPS化の進捗状況を報告
安全でないHTTP接続を指摘/警告するというGoogleのセキュリティ努力は、功を奏しているようだ。
ニュースが流れてきました。
世界中にあるWebのHTTPS化が進んでいるというレポートです。
今、みていただいているブログも httpsになっていますが、Googleは、HTTPS化をすすめています。
Web Searchが商売のGoogleは、Webの健全化を目指し
「セキュリティによるトラブルを出来る限り回避しよう運動」の成果が出ているようです。
HTTPS化の推移(一年前と比較)
Android Chrome | 42% ⇒ 64% |
ChromeOS | 67% ⇒ 75% |
Macintosh | 60% ⇒ 75% |
Windows | 51% ⇒ 66% |
世界は、確実にセキュリティサイトを重視しつつあります。
半分以上のデバイスがHTTPSつまりセキュリティサイトにアクセスしているという状況です。
Googleの以下の資料を見てください。
ウェブ上での HTTPS 暗号化
世界各国における Chrome での HTTPS の使用状況
ブラジル | 66% |
ドイツ | 69% |
フランス | 70% |
インドネシア | 59% |
インド | 66% |
メキシコ | 69% |
ロシア | 69% |
トルコ | 59% |
アメリカ合衆国 | 73% |
日本 | 55% |
なんと日本が最低の55%です。
数字からみる日本のIT事情は、こんなレベルです、
Chrome での HTTPS ページの閲覧時間の割合(国別)
こちらでも 日本が最低ランクになっています。
GoogleのChromeは、HTTPSページ以外を「保護されていない」と表示します。
2017 年 10 月より、ユーザーが Chrome(バージョン 62)で HTTP ページのフォームにテキストを入力すると、「保護されていません」という警告が表示されるようになります。また、シークレット モードを使用している場合は、HTTP ページにアクセスするだけで「保護されていません」と表示されます。
インターネットは、安全ではないという認識がこのHTTPS化に向かっていると思われます。
一方、この国のセキュリティ意識はというと
財務省
http://www.mof.go.jp/
厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/
経済産業省
http://www.meti.go.jp/
警察庁
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/
探せばまだまだあります。
お役所はこんな状況ですが一部を除いて政党関係のページはきちんと保護されています。
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まとめ
保護されていないホームページはは、ITの世界から言うと「安全ではない」ということになります。
そしてこれらのサイトは、
Chromeで接続すると
「これらのページは安全ではない」
と表示されます。
セキュリティに対する意識の差がサイトに現れていると思われても仕方がありません。
「個人情報のところだけHTTPにすれば良い」
という時代ではなくなっているような気がします。
TechCrunchの記事では、何も触れられていませんが、IT立国なんて程遠い現実がこんなところに現れています。
GoogleがWebのHTTPS化の進捗状況を報告
TechCrunch
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