NTTドコモは、2019年10月29日、3Gの携帯電話サービス「FOMA」を2026年3月末で終了すると発表
すでに 2019年9月末でFOMA(音声プラン)の新規受け付けを終了していることでこれ以上 携帯電話(フィーチャーフォン)が、増えることはありません。
世界の最先端を突っ走っていた日本の携帯電話(フィーチャーフォン)が、完全に終わりを迎えることになりました。
今回のIT小僧の時事放談は、
2000万を超える携帯電話(フィーチャーフォン)ユーザーは、どこに行くのか? NTTドコモ 2026年3月末 3Gの携帯電話サービス「FOMA」終了
と題して、2000万を超える携帯電話ユーザーの行方について考えてみよう。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
3Gの携帯電話サービス
3Gの意味は「第3世代」(G=ジェネレーション)
現在主流の回線は4Gと呼ばれていて3Gは、その一つ手前の回線となります。
来年(2020年)には、5G回線の運用が開始されるので、そうなると3Gは2世代前の回線になってしまいます。
携帯電話会社(docomo,au,SoftBank)としては、3Gの回線は、負担となるため終了を決定しました。
携帯電話会社、3Gの回線にブランド名をつけています。
ドコモ 3G回線
「FOMA」(フォーマ)2001年10月サービス開始
au 3G回線
「CDMA 1X WIN」2002年4月サービス開始
ソフトバンク 3G回線
SOFTBANK 3G」2002年12月サービス開始(当時 ボーダフォン)
これらの回線は、以下の日程で停波(サービス終了)となります。
2018年1月31日
ソフトバンクモバイル及びY!mobileが、3G回線の1.5GHz帯と1.7GHz帯を使用している通信サービス終了
※完全3Gサービス終了については未発表
2022年3月31日
KDDI(au)が3G携帯向けのCDMA 1X WIN(au 3G)終了
2026年3月31日
ドコモの3Gサービス"FOMA"終了
これで古い世代の携帯電話は使えなくなります。
ドコモだけで、2000万を超える携帯電話ユーザーが存在しているため、3G対応の携帯電話ユーザーは回線の切り替え契約と携帯電話の買換が必要になります。
2000万人(件)の契約変更と端末買換市場って
かなり でかい!
この休憩役から新契約への乗り換えを業界では「まきとり」と言います。
docomoの対策
docomoの2019年秋冬スマートフォン発表会では、3万円以下のスマートフォンを特にアピールしています。
その理由とは?
10月からはじまった「端末購入補助の禁止・制限」により、これまで「実質半額」などができなくなり、最大2万円の値引きとなったため、高価なスマートフォン購入しづらくなったためです。
対策として
ミドルレンジのスマートフォンをアピールして、携帯電話からの切り替えを促進させる作戦を取っているようです。
au
auに関して言えば 2022年3月31日で 3G回線「CDMA 1X WIN」の停波に伴い、3G回線契約の約700万回線の「まきとり」をしなければならない。
docomoと事情は同じでSHARP AQUOS sense3やラクラクスマートフォンを用意、また、携帯電話の形だけど中身は、Androidのいわゆる「ガラホ」をラインナップしている。
SoftBank
SoftBankの場合、現在のところ大きな動きなし
中身は、Androidのいわゆる「ガラホ」をラインナップしている。
3社とも携帯電話からスマートフォンへの乗り換えしやすい、携帯電話(Android)を用意しています。
携帯電話(フィーチャーフォン)ユーザーの動向
携帯電話(フィーチャーフォン)ユーザーは、
- 電話機能中心
- 企業などえ使用
- スマートフォンが苦手
- 2台持ちで1台はスマートフォン
という人が多いと思います。
まずdocomo契約の2000回線ですが、おそらく、docomoと契約すると思います。
携帯電話をあえて契約しているわけですから、今更他社への移動は少ないと思います。
また、電話番号は、他社に移動できても長年使っているメールアドレスは、他社に移動できないので
「値段が安い」からといって移動することはあまりないと予想できます。
期間に関しては、まだ8年先なので、急いで契約を変えることもなく、今の携帯電話が故障したら、そこで契約見直しと機種変更になると思います。
Gmailを使えばというのは、携帯電話で長年1社契約してきた人にとっては、難しい話
携帯電話のアドレスしか連絡できない人って多いと思います。
(自分もたくさんいます)
自分もauと契約して20年近くになりますが、いまさら変えるつもりもありません。
古い友人たちとは、携帯電話で繋がっている人が多いし、今のメールアドレスは、他社では絶対に取れない。
ですから、思ったほどの他社の3G契約は動かない可能性があります。
携帯電話 乗り換え候補
まだ7年も先のことですが、キャッシュレスだったり、役所の認証にもスマートフォンが導入さえはじめています。
となると携帯電話1台持ちの人は、変えるときが来るかも知れません。
「料金がちょっと」という人にミドルレンジで3万円以下で購入できるスマートフォンを用意しています・
SAMSUNG Galaxy A20
日本では、ハイスペックなスマートフォンを販売しているサムスンは、2万円程度で Galaxy A20という機種を用意しました。
主なスペック
サイズ
158.4 x 74.7 x 7.8mm
重さ
169g
OS
Android™ 9 Pie
CPU
SoC Samsung Exynos 7884
CPU 1.6 GHz x2 & 1.35 GHz x6 8コア, 1.6 GHz
内蔵メモリ
ROM 32GB/RAM 3GB
外部メモリ
microSDXC 最大512GB対応
バッテリー容量
4,000mAh
外部接続
microUSB
イヤホンマイク端子(3.5φ)
ディスプレイ
6.4インチ 有機ELディスプレイ
720 x 1560px (HD+)
Wi-Fi
IEEE802.11 b/g/n
Bluetooth
Ver. 4.2
生体認証
指紋認証、顔認証
おサイフケータイ/NFC
GPS
A-GPS, GLONASS, BDS
メインカメラ(標準カメラ)
13MP + 5MP, F値/1.9
デュアルカメラ
サブカメラ
有効画素数 約500万画素 F値 1.9
その他
防水 IPX 8, 水面下での使用が可能
はじめてスマートフォンを購入する人にターゲットを絞ってきています。
防水でおサイフケータイも搭載されています。
ハイスペックのスマートフォンで有名なサムスンが用意した ミドルスペックのA20は、値段で勝負という感じです。
SHARP AQUOS sense3
IT小僧が、自信を持ってオススメできるスマートフォンです。
防水・防塵、おサイフケータイは、もちろん、簡単に使えるホーム画面も用意されていて「簡単ケータイ」としても利用可能です。
主なスペック
サイズ
約147mm×約70mm×約8.9mm
重さ
約167g
OS
Android™ 9 Pie
CPU
Qualcomm® Snapdragon™ 630(SDM630)2.2GHz(クアッド)+1.8GHz(クアッド)
内蔵メモリ
ROM 64GB/RAM 4GB
外部メモリ
microSDXC 最大512GB対応
バッテリー容量
4,000mAh
連続通話時間
約2,820分
連続待受時間
約910時間(4G LTE/WiMAX 2+)
外部接続
USB Type-C
イヤホンマイク端子(3.5φ)
ディスプレイ
約5.5インチ IGZOディスプレイ
フルHD+ (1,080 × 2,160)
Wi-Fi
IEEE802.11a/b/g/n/ac
テザリング
15台(Wi-Fi 10台、USB 1台、Bluetooth(PAN):4台を併用)
Bluetooth
Ver.5.0
生体認証
指紋認証、顔認証
おサイフケータイ/NFC
緊急速報
GPS
GPS、GLONASS、BeiDou、Galileo対応
ハイレゾ
再生できる音楽データは、量子化ビット数とサンプリング周波数の組み合せが16bitかつ64kHz以上、または24bitかつ44.1kHz以上で、WAV/FLAC形式です。 本端末はQualcomm® aptX™ audioに対応
カメラ
メインカメラ(標準カメラ)
有効画素数 約1,200万画素 CMOS 裏面照射型
F値 2.0[焦点距離24mm相当(35mmフィルム換算値)]
ハイスピードAF
サブカメラ
有効画素数約800万画素 CMOS 裏面照射型
F値 2.2[焦点距離23mm相当(35mmフィルム換算値)]
その他
防水(お風呂対応)/ 防塵
IPX5/IPX8(○)/ IP6X
ヒカリエモーション
グラフィック
9色12パターン
便利機能
UI
指紋センサー(ジェスチャー操作)
ロックフォトシャッフル(ロック画面を表示するたびに画像が自動的に切り替わる)
持つと画面点灯
Bright Keep(持っている間は画面OFFにならない)
スクロールオート(表示中のサイトなどの画面を上下方向に自動スクロール)
ツール
Clip Now(画面の縁をなぞり、スクリーンショットを撮る)
からだメイト(歩数計)
SHSHOW
セルフチェック(故障診断)
その他
のぞき見ブロック
かんたんモード(快適のための機能を集約)
リラックスビュー(目に優しい画質モード)
リラックスオート(自動で目に優しい表示)
インテリジェントチャージ(電池に負担の少ない充電)
多言語対応(英語、中国語[簡体字]、インドネシア語、ベトナム語、タイ語、ポルトガル語などAndroid標準でサポートしている全言語にも対応。)
ホームアプリ
AQUOS Home
AQUOS かんたんホーム
必要なものは全部揃っていて液晶も綺麗でバッテリーも結構優秀、カメラもAI機能付き、ハイレゾ音源対応で全体的にバランスの取れたスマートフォンです。
Galaxy A30より5千円~1万円ほど高価になりますが、USBがTYPE-CやBluetoothが、5.0対応になっていてこちらのほうが長期間使えそうです。
また 年末にSHARP AQUOS sense3 Plusという製品が出てくるのでそれを見てからというのもありだと思います。
Xperia 8
ソニーモバイルが販売しているミドルレンジスマートフォンですが、正直
オススメしません。
防水・防塵、おサイフケータイなんですが、お値段が5万円以上では、SAMSUNG Galaxy A30やSHARP AQUOS sense3には、対抗できません。
どうしても国産メーカーのものでなければという人にはオススメできます。
いっそのことハイスペックスマートフォン
という人もいらっしゃると思います。
その場合は、iPhoneやXperia 5もよいですが、
せっかく高性能を求めるのでしたら Galaxy Note 10+ をオススメします。
Sペンというペンが付属していて、直接画面にメモを書いたり、書いたメモをテキストデータに変換してくれたりということもできます。
NOTEという名の通り、スマートフォンをノート代わりに使うことが想定されています。
Sペンでカメラを遠隔操作したりなど 他のスマートフォンではできない機能が搭載されています。
また、NOTEというぐらいですから、大きめの液晶ですが、iPhone 11 Pro Maxより軽量です。
iPhoneやXperiaが、古臭く見えるほど未来的なスマートフォンです。
まとめ
携帯電話(フィーチャーフォン)からスマートフォンへの乗り換えは、比較的かんたんです。
しかし、毎月の料金や端末代金も上がることは確実です。
スマートフォンの機能が必要なければ、今の携帯電話が壊れるまで使って、新しく 4G対応の携帯電話を購入すればよいだけです。
auやSoftBankに移行するのもありと思いますが、携帯電話のメールアドレスが、docomoのものが使えなくなることを覚悟する必要があります。
そこをどうするか? で次の契約を考えて方がよいと思います。
個人的結論
2026年までまだ時間があるので ゆっくり考えましょう。
もっとお得な乗り換えプランがあるかも知れないしね・・・
でも、このスマートフォンに乗り換えたいと思ったら「乗り換えタイミング」なのです。
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