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スマホの写真がもう限界|容量無制限のAmazonフォトで解決する方法【2026年最新】

スマートフォンを開くたびに「ストレージの空き容量がありません」と怒られる。写真を消そうにも、どれも消したくない。そんな状態のまま数年放置している方は多いのではないでしょうか。

この記事は、写真と動画の保管先を主要3サービスで比べ直したものです。以前も同じテーマで書いたのですが、その後に各社が相次いで値上げを実施し、当時の結論がそのままでは通用しなくなりました。2026年7月時点の料金で全面的に検証し直しています。

この記事でわかること

・写真だけなら圧倒的に安い保管先はどこか

・2025年の値上げで何がどう変わったのか

・無制限をうたうサービスに潜む3つの落とし穴

・エンジニアが実際に組んでいる保管の形

先に結論 写真は無制限のところへ預ける

細かい話に入る前に、結論を出しておきます。

写真の保管先は容量無制限のところが最強

ただし動画は別です。動画だけは容量の枠が小さいため、別のサービスか手元の外付けドライブに逃がす必要があります。

つまり写真と動画は保管先を分けるのが、2026年時点でもっとも安く済む組み方です。

主要サービスを1か月あたりの費用で並べると、こうなります。

サービス 写真 動画 月あたり
Amazon フォト(プライム会員) 無制限 5GBまで 約492円
Google フォト(100GB) 100GB 同じ枠を共有 約242円
OneDrive(Microsoft 365 Personal) 1TB 1TB 約1,775円
OneDrive(Basic プラン) 100GB 同じ枠を共有 約203円
iCloud+(50GB) 50GB 同じ枠を共有 150円

※すべて税込。年払いのものは12で割った概算です。2026年7月時点の各社公表価格をもとにしています。

そもそも なぜ写真はここまで増えるのか

私自身の撮影枚数を数えてみたところ、1年で1300枚から1800枚のペースで増えていました。1日あたり4枚から5枚。特別に写真好きというわけでなくても、レシートを撮る、ホワイトボードを撮る、商品の値札を撮る、といった日常の記録を足していけば、この程度の枚数にはすぐ届きます。

そして本当に容量を食うのは写真ではなく動画です。写真1枚が3MBから5MB程度なのに対し、4K画質の動画は1分でおよそ350MB。写真100枚ぶんが、たった1分の動画で吹き飛びます。

ここが分岐点です。「写真が多い人」と「動画も多い人」では、選ぶべきサービスがまったく変わります。自分がどちらなのかを先に把握しておくと、以降の話がすっきり整理できます。

なお、本体の容量を増やす、あるいはメモリーカードを挿す、という解決策には限界があります。端末を買い替えたときにデータを移す手間が発生しますし、カードは物理的に壊れます。手元の機器だけで完結させる方式は、いずれ行き詰まります。

Google フォト 無料枠15GBの壁と2度の値上げ

Google フォト

まず押さえておきたいのが、無料で使える15GBという枠は写真専用ではないという点です。メールも、書類も、すべて同じ15GBを取り合います。写真だけで15GBを使い切れるわけではない、ということです。

そこで有料の100GBプランに移行するわけですが、ここで問題が起きました。以前は月額250円だったこのプランが、2025年に2段階で改定され、現在は月額290円になっています。年払いなら2900円です。金額としては小さいものの、じわじわと上がっていく性質のものだと認識しておいたほうがよいでしょう。

前回記事からの訂正

以前の記事では100GBプランを月額250円と書いていました。値上げにより現在は290円です。あわせて200GBは440円、2TBは1450円に改定されています。

100GBという容量は、写真だけなら数万枚は入る計算になります。しかし動画を混ぜた瞬間に足りなくなる。ここが最大の弱点です。自動でバックアップを取る設定にしていると、写真だけを選んで送るという器用な運用は難しく、気がつけば枠が埋まっています。

OneDrive 1TBは魅力 ただし料金が跳ね上がった

OneDrive

1TB。写真も動画もまとめて放り込める、実に魅力的な数字です。しかもバックアップするフォルダーを自分で選べるため、不要なアプリの画像で容量を無駄遣いせずに済みます。この点は他社より優れています。

問題は値段です。前回この記事を書いた時点で、1TBが付いてくる個人向けプランは年額14900円でした。それが2025年1月の改定で年額21300円へ。一気に6400円の値上げです。

個人向けオフィス製品

値上げの理由は、文書作成ソフトなどに生成AIの機能が組み込まれたためです。AIを使いたい人にとっては妥当な話ですが、クラウドの保管場所だけが目当ての人にとっては、使わない機能に年6400円を払わされる格好になります。

値上げを避ける2つの逃げ道

1つめ、Classic プランに切り替える。AI機能を含まない従来どおりの内容で、年額14900円のまま使い続けられます。ただし自分で切り替え手続きをしない限り、更新時に自動で新価格が適用されます。放置は禁物です。

2つめ、Basic プランに落とす。容量は100GBに減りますが、年額2440円。文書作成ソフトのデスクトップ版は付きませんが、保管場所として割り切るなら十分に現実的です。

私の場合は仕事で文書作成ソフトを使うため契約は続けていますが、「1TBが安く手に入るサービス」としての位置づけは、正直なところ後退したと言わざるを得ません。

写真だけなら無敵 容量無制限という選択肢

Amazon フォト

ここで登場するのが Amazon フォトです。プライム会員であれば追加料金なしで使えるサービスで、正直なところ私も長らく「おまけ機能だろう」と軽く見ていました。調べてみたら、写真に限れば圧倒的でした。

主な特徴

写真は容量無制限 枚数の上限がありません。何万枚でも預けられます。

画質を落とさない 撮影したままの解像度で保存されます。圧縮による劣化がありません。一眼カメラの元データ形式にも対応しています。

家族と共有できる 最大5人まで招待でき、招待された側も無制限で使えます。招待された人は会員でなくても構いません。

探しやすい 人物、場所、モノ、撮影時期といった切り口で自動的に分類されるため、目当ての1枚にたどり着けます。

写真好きにとって「画質を落とさない」と「枚数無制限」が両立している点は、他に代えがたい価値があります。しかも年会費5900円のプライム会員特典の一部であって、写真のためだけに払う金額ではない。ここが効いてきます。

ここが重要 無制限に潜む3つの落とし穴

ここからが、前回の記事で書ききれなかった部分です。良いところだけを並べて終わるのは無責任なので、注意点を3つ挙げておきます。この3つを知らずに使うと、いずれ痛い目を見ます。

落とし穴1 動画は5GBまでしか入らない

無制限なのは写真だけで、動画は5GBの枠に収まります。4K画質なら15分程度で満杯です。動画を撮る人にとっては、実質的に使えないと考えたほうがいい。ここを勘違いすると「無制限のはずなのに容量オーバーと出る」という混乱に陥ります。

落とし穴2 会員をやめると180日で消える

プライム会員を解約すると、使える容量は5GBに戻ります。超過している間は取り出しだけが可能で、新しく預けることはできません。そしてこの超過状態が180日続くと、枠に収まるまでファイルが自動で削除されます。削除は新しいものから順に行われます。解約する場合は、必ず先に全データを手元へ退避してください。

落とし穴3 2年間放置すると消える

2年間まったくアクセスしないと、預けたデータが削除される可能性があります。年に一度アプリを開くだけで回避できますが、「預けたから安心」と完全に忘れてしまうのは危険です。

補足として、アプリからは1ファイル2GBを超える動画、または20分を超える動画は送れません。長い動画はパソコンのブラウザーから送る必要があります。

現役エンジニアとしての本音 それはバックアップではない

ここで少しだけ、システムを設計する側の視点を挟ませてください。

クラウドに預ければ安心、という発想には落とし穴があります。上に挙げた3つの落とし穴を眺めるとわかるとおり、データが消える原因は機器の故障ではなく契約と運用にあります。会員をやめた、ログインを忘れた、支払いに使っているカードの期限が切れた。ハードディスクは無事でも、データは消えるのです。

金融系のシステムでは、障害の影響範囲を切り分けて閉じ込める設計を徹底します。ある1か所が倒れても、そこで止まって全体には波及させない。この考え方を写真の保管にあてはめると、1社のサービスにすべてを預けている状態は、その1社が単独の弱点になっているということになります。

3つ持つ 2種類に分ける 1つは別の場所へ

バックアップの世界で古くから言われている考え方です。データは3つの複製を持ち、2種類の異なる保存方法を使い、そのうち1つは別の場所に置く。大がかりに聞こえますが、個人でも十分に実践できます。

私が実際に組んでいる形は、こうです。

対象 預け先 理由
写真の本体 容量無制限のところ 枚数を気にせず画質のまま預けられる
動画の素材 1TBの枠があるサービス フォルダー単位で対象を選べる
全体の控え 外付けドライブ 契約が切れても手元に残る
公開済みの動画 保管しない 投稿先に残るので割り切る

ポイントは最後の行です。すべてを残そうとしない。公開した動画は投稿先に残るので、手元では素材だけを保管する。この割り切りだけで、必要な容量は劇的に減ります。容量不足の相当な部分は、実は「捨てる判断をしていないこと」が原因です。

払っているのに使っていない特典はないか

プライム会員特典

今回いちばん反省したのは、すでに払っているサブスクリプションの中身を把握していなかったことです。写真の保管先を必死で探していたのに、答えは契約済みのサービスの中にありました。

プライム会員の会費

年払い 5900円(税込)/月払い 600円(税込)

この会費に、配送料の優遇、映像の見放題、音楽、電子書籍、そして写真の保管が含まれます。年払いなら月あたり約492円です。

音楽のサービスも近年かなり充実していて、立体的に聞こえる音響方式にも対応しています。こちらは別記事で体験レポートを書きました。

タイプ別 結局どれを選べばいいのか

写真がほとんどで、すでにプライム会員の方

迷う必要はありません。容量無制限の保管先を今日から使ってください。追加費用はゼロです。

写真も動画も多い方

写真は無制限のところ、動画は1TBの枠がある別のサービスへ。2つ使い分けるのが結局いちばん安く上がります。

とにかく費用を抑えたい方

スマートフォンの機種に合った標準の保管サービスの最小プランが、月150円前後からあります。まずはここから始めて、足りなくなったら考えるという順番でも遅くありません。

仕事で文書作成ソフトを使う方

1TBが付いてくるプランは維持しつつ、AI機能が不要なら従来価格のプランへの切り替えを検討してください。年6400円の差は小さくありません。

まとめ

写真と動画の保管という同じテーマを、料金改定を踏まえて見直してきました。3年前と比べて各社とも値上げが進み、「安いから」という理由だけで選べる時代ではなくなっています。

・写真だけなら容量無制限のところが今も最強

・動画は別の保管先を用意する

・預けっぱなしは危険 解約と放置でデータは消える

・すでに払っている契約の中身を一度確認する

本体の容量不足に悩んで写真を削除する、という作業からは、もう解放されていいはずです。ブラウザーからもアプリからも取り出せるので、スマートフォンでもパソコンでもタブレットでも、同じ写真にたどり着けます。

ただし預けた先が永遠に存在するとは限らない。この一点だけは忘れないでください。手元にも控えを1つ。それだけで、大切な記録を失う確率はぐっと下がります。

クラウドに預ける

※料金および仕様は2026年7月時点で各社が公表している情報にもとづきます。変更される場合があるため、契約前に必ず公式ページでご確認ください。

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