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今日のAI話

AIでスマホは終わるのか? ,スクリーン終焉説の真相と次の覇権デバイス

「AIが賢くなりすぎて、もうスマホ画面はいらないのでは?」

米国テック業界で、そんな“脱スクリーン”の話題が急速に広がっています。OpenAIは音声を次の主要インターフェースに据える動きを見せ、MetaはAIスマートグラスの生産拡大が報じられました。

では本当に、スマホの時代は終わるのでしょうか?

結論は「スマホは当面残るが、中心は揺らぐ」。その根拠を、米国・欧州の最新トレンドから読み解きます。

スマホは“終わる”のではなく“役割が変わる”

「脱スクリーン」が噂ではなくなった理由:AIが“操作”を奪い始めた

いま起きている変化は、AIが文章生成や検索を賢くした、という話に留まりません。ユーザーがアプリを探し、開き、タップして操作するという“画面前提の儀式”を、AIが裏側で代行する方向へ進んでいます。象徴的なのが、OpenAIが音声(オーディオ)を中心に据えるという業界内の見立てです。TechCrunchは、OpenAIがより自然で割り込みに強い次世代音声モデルを準備し、**メガネやスクリーンレス機器を含む「音声ファーストのデバイス群」**を構想していると伝えました。

さらにOpenAI自身も、ジョニー・アイブ(Jony Ive)との“io”をめぐる関係を公式文書で公表しており、AIがハードウェアの形を変える可能性は、もはや単なる憶測ではありません。

本当にスマホは終わる?答えは「すぐには終わらない」

スマホが急に消えない理由は明快です。第一に、スマホは通信・決済・認証・カメラ・仕事・娯楽まで“全部入りの生活インフラ”で、置き換えには時間がかかります。第二に、スクリーンは依然として「精密な確認」に強い。地図、写真編集、資料、買い物、細かな設定……これらは音声だけではストレスが残りやすい。
つまり近未来は「スマホが不要」ではなく、スマホが“最後の確認と強いUI”として残り、普段の入口は別デバイスへ分散するのが現実的です。

その見方を裏付けるのが、Appleの立ち位置です。Financial Timesは、AppleがAIモデル提供でGoogle(Gemini)など“外部パートナー”を使う戦略に触れつつ、iPhoneを軸にした体験を拡張する方向を描いています。要するに、最大のスマホ企業は「スマホを捨てる」より「スマホをAI時代の母艦にする」側にいる、ということです。

それでも“中心が移る”可能性が高い理由:メガネが静かに伸びている

ポストスマホ論を現実へ近づけている最大の要素は、スマートグラス(AIメガネ)の量産フェーズです。Reutersは、MetaとEssilorLuxotticaがRay-Ban型AIグラスの生産能力を年2,000万台規模へ引き上げる可能性を報じました。ウェアラブルが「ガジェット好きの玩具」から「普及機の数量」に入ってきたサインです。

Meta自身も、XR部門の人員を再配分しつつ“ウェアラブルへ重点移動”していると報じられています。これは、スクリーンを“目の前の板”から“身につける道具”へ移す動きとも読めます。

欧州の視点:普及のブレーキは「規制とプライバシー」になり得る

一方、欧州では“常時AI”が普及するほど、マイク・カメラ・生体情報が絡むため、規制の影響が強く出ます。EUの公式情報によれば、EU AI Actは2024年8月に発効し、段階的に適用が進み、2026年8月に全面適用(例外あり)というタイムラインが示されています。ウェアラブル/スマートグラスが広がるほど、透明性、リスク管理、データ保護などが競争力の条件になっていきます。

ここが重要で、ポストスマホの勝者は「技術的に作れる企業」ではなく、“常時AIでも社会が許容できる設計(オンデバイス処理、録音・撮影の明示、データ最小化)”を作れる企業になる可能性が高いのです。


まとめ:スマホは“終わらない”。ただし「主役の座」は揺らぐ

結論として、AIがスマホを即座に過去のものにする可能性は低いです。しかし2026年の米国テック業界では、OpenAIの音声重視とデバイス構想、Metaのスマートグラス量産の動きなどにより、「入口=スクリーン」の時代が薄まり、入口が“音声・視線・身につけるAI”へ分散する流れが明確になってきました。
スマホは“母艦”として残りつつ、日常の主役は静かに別の形へ移る――これが、いま最も現実に近い未来像です。

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