ネットサービス業界、特になんとかPayの業界は激しい戦いを繰り広げています。
今回は、その業界の中で自社のサービスを導入してもらおうとするなんとかPay会社と目先のカネほしさに飛びつく企業についてお話しします。
最期まで読んでいただけたら幸いです。
目次
10年以上前の決済システムを使い続ける会社
数年前、みずほ銀行が、十年以上の歳月と多くのエンジニアやプログラマー、数人の犠牲者を出しながら完成したシステムがありました。
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みずほ銀行システム統合 16年目の春を迎えられるか?
みずほ銀行が誕生したのは、2002年 みずほホールディングス傘下であった 第一勧業銀行 富士銀行 日本興業銀行の分割・合併 みずほ銀行とみずほコーポレート銀行が誕生しました。 2013年 みずほコーポ ...
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京都では、なんどか古いシステムのリニューアルに失敗して結局そのまま使い続けるというニュースもありました。
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京都市が117億円投じた30年もの基幹システム刷新を中断 | 京都市 税額通知書の金額を誤記載 プログラム作成でミス
京都市が、NEC製メインフレーム上で約30年稼働する基幹系システムのバッチ処理をオープンシステムに刷新するプロジェクトの入札結果を発表しました。 2018年3月27日発表 落札価格 15億2990万 ...
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どちらも ほったらかしにしていたためリニューアルのタイミングをのがしてしまいました。
今回、あるネットサービス企業の決済システムに ○○Payの導入の話が急に持ち上がったそうです。
中国企業に決済システムを任せる企業
これまでなんどか取りあげてきた 「事実上中国企業に決済システムを任せる企業」覚えていますか?
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クレジットカードを取り扱う決済システムを中国企業に丸投げ 危険な会社の話 甘すぎる日本のセキュリティ
Teitterのセキュリティ部門に中国工作員が勤めていた というニュースが流れています。 「Twitterのセキュリティチームには中国の工作員がいる」「経営陣は安全より利益を重視」などを内部告発者が議 ...
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クレジットカードを取り扱いシステムを中国企業(しかも中国国内)に全部おまかせ・・・
している企業にこんな話が飛び込んできました。
「○○Payを来年の2月までに導入しなさい」
社長命令だそうです。
2月 今は、2023年12月クリスマス明け もうすぐ2023年が終わります。
たった 数ヶ月でシステムに組込み・・・
理由は、○○Payの会社から導入費用が出るからです。
いきなり出てきた○○Payの導入に社内のシステム部門は大慌てです。
問題は春節
中国は、毎年 春節 という長期休暇が予定されています。
2024年 春節
2月10日(土)~2月17日(土)【8連休】
このようにお休みです。
中国国内のエンジニアもお休みです。
そのタイミングに2月までに○○Payのような 新しい決済を組み込むなんて
正直、地獄行き
なぜなら 間に合ったとしても 春節期間は、連絡が取れず対応ができない場合が多いからです。
もし、2月の頭までに本番稼働させるとしたら トラブル時が怖い
しかも決済システムというおカネを取り扱うシステム
どうですか?
まともな エンジニアの方なら 開始は3月(すくなくても春節明け)にしませんか。。。
しかし、この会社では、
「○○Payを来年の2月までに導入しなさい」
という言明が社長より下ったのです。
しかも 200万円の報奨金ほしさ 開発工数を200万円以下にして差分を売り上げようとしているらしいのですが
それって かなりあぶない橋を渡ることになると思います。
まとめ
中国企業の状況を知っているひとならば、こんな スケジュールを組みません。
いくら彼らが優秀でも 試験期間が短すぎる。
万が一、春節前にリリースしたら 心臓に穴が空くほどの一週間がスタッフを待ち受けていることでしょう。
そんなことも わからずに 強引に進めようとしているこの会社 やばくないですか?
解決策は、大金を払って人海戦術というか人集めをしてもらうのが唯一の解決策ですが、どうもケチな会社なので保守費用だけで何とかしようとしているらしいです。
自分が、開発会社だったら こんな会社とは、即座に縁を切りますが、皆さんはどうお思いでしょうか?