アニメ 攻殻機動隊をご存じですか?
『攻殻機動隊』(こうかくきどうたい、英語タイトル:GHOST IN THE SHELL)は、士郎正宗による漫画作品。ジャンルとしてはSF(パラレルワールド含む)に属する。
『攻殻機動隊』
この作品を原作とする劇場用アニメ映画が1995年に公開され、またテレビアニメ作品が2002年に公開された。士郎正宗の原作版と押井守の映画版、神山健治の『S.A.C.』、黄瀬和哉と冲方丁の『ARISE』では、時代設定や主人公草薙素子のキャラクター設定、ストーリーを始め多くの相違点があり、それぞれが原作を核とした別作品といえる。その他、小説やゲームなどの派生作品が展開されている。
IT小僧はあ、テレビアニメ作品を見て「一気に はまった」わけで以後追いつつけていますが、あの世界の人々が装着している電脳化技術が、現実になろうとしています。
今回のIT小僧の時事放談は
攻殻機動隊の世界がやってくる? 脳とデバイスをつなぐ ステントロード(Stentrode)臨床試験が進行中
と題して、「考えるだけでコンピューターを操作できる時代」について考えてみよう。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
2022年7月6日(米国時間)
ニューヨークの病院で男性の脳に 脳とコンピューターをつなぐインターフェイス(Brain Computer Interface:略称 BCI)が挿入されました。
この男性患者は、神経細胞を侵す進行性疾患の筋萎縮性側索硬化症=ALSで、体を動かしたり話したりする能力を失っている。
この装置の宣伝になりたくないという理由で、男性は匿名を希望しています)
BCIを開発したのは、Synchron創業者兼最高経営責任者(CEO)の介入神経科医のトーマス・オクスリー(Thomas Oxley)である
「脳が発する信号をこの装置が傍受してコマンドに変換することで、ロボットアームや画面上のカーソルを動かす処理が実行される。脳に挿入されたインプラントは、実質的に脳とコンピューターの仲介役として機能する」
この装置を使えば、患者は手を使わずにPCのマウスを操作し、クリックできるようになる。この簡単な動作によって主治医にメッセージを送ったり、オンラインショッピングをしたり、メールを送ったりできるようになるだろう。
ステントロード(Stentrode)
脳に埋め込まれるBCPは、網状のデザインで、単4電池ほどの長さで、血管内カテーテルによって運動を司る運動野という部位の脳血管に格納されます。
これまで考えられてきた 脳切開をして電極を埋め込むというようなことはない。
ステントロードは、オーストラリアで臨床試験が行われていて4人の患者に12カ月間の追跡調査を実施
結果は、長期間の使用が安全であると確認されていて、さらに安全性と副作用への対応、べての人々の脳に挿入できるかを判断のため 2022年末までに15人の患者にステントロードの納入を予定している
また、臨床試験が計画通りに進めばSynchronは、アメリカ食品医薬品局(FDA)に承認申請を出す予定で
政府が高齢者と障害者に提供する医療保険制度「メディケア」にステントロードが適用されるよう申請することになる。
倫理的な問題
現在、臨床実験レベルですが、これが承認を受け、世界中で治療(装着)が始まると倫理的な問題に発展しそうな問題になると予想されています。
人の思考を司る脳に対して、機器を挿入するということが宗教的、倫理的にどうなるのか?
今のところは、まだ わかあない。
現在のBCIは、脳とコンピュータのインターフェイスにとどまりますが、一度、解禁されると それこそ オカルトではないですが、
洗脳に使われる
ロボットのように脳に命令を出して人を操る
などという話も出てくるであろう。
攻殻機動隊
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX (テレビアニメ1作目)では、「電脳化・義体化社会における人間の定義」が語られている。
なかでも「笑い男事件」では、電脳化における政府、企業の暗部にメスを入れている。
一企業の利益のために政府が加担しているなど 血液製剤の事件を彷彿させるような展開になっているとIT小僧は感じている。
今回のBCIは、攻殻機動隊の電脳化とは、全く違うものですが、人体のしかも脳に機械(端子)を入れると言うことでは一致する。
主人公 草薙素子の台詞でこういうものがある
「誰なんだ、こいつの脳を覗いていた奴は?」
もっともSynchronのBCIと目的が違っているのですが
まとめ
解禁されたテクノロジーは、一気に成長 そして暴走してゆく AIをみれば すでに人の能力を超えようとしている。
BCIは、(失われた言葉)のインターフェイスで補助機能で大きな成果を遂げると思います。
それを社会が、受け入れ 発展させることで多くの人が、前進するわけです。
以前、当ブログで紹介した 義手の話もそうですが、テクノロジーで人の可能性を広げるということは尊いものを思っています。
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参考記事
WIRED(サブスクリプション)
https://wired.jp/article/synchron-brain-computer-interface/