総務省のお花畑な発表 「国民負担軽減の総額が1兆円の規模になる」と予想
2021年6月29日 こんなニュースが出てきました。
主要な携帯電話事業者10社が今春、投入した新料金プランの契約者数が5月末時点で1570万件となり、年間4300億円の国民負担の軽減につながったという試算を発表
総務省のお花畑な発表 「国民負担軽減の総額が1兆円の規模になる」と予想
えええ 本当?
今回のIT小僧のブラック時事放談ショートショートは
総務省のお花畑な発表 「国民負担軽減の総額が1兆円の規模になる」と予想
について語ってみよう。
年間4300億円の国民負担の軽減
総務省は6月29日、主要な携帯電話事業者10社が今春、投入した新料金プランの契約者数が5月末時点で1570万件となり、年間4300億円の国民負担の軽減につながったという試算を発表した。
同省が実施したアンケートでは「今後、乗り換えたい」と回答した人が12.8%もおり、武田総務相は「乗り換えが進めば国民負担軽減の総額は1兆円規模になる」とした。
みなさん 携帯電話料金 やすくなりましたか?
ユーザーの年間4300億円の負担の軽減ということは、キャリアの損失となるわけですが、KDDI、ソフトバンクは今回の値下げで年間で600~700億円程度のマイナス影響がでると言われていて、ドコモmp同程度と推測される。
となると3社で2000億円程度? なんか数字が合わないなぁ
あっ 楽天モバイルを忘れていた。
楽天モバイルのおよそ 410万件オーバーの契約と思われますが、そもそも無料で提供されていたプランが4月以降有料になったことを考えると、むしろ負担は増加するというのは、疑問
そして「今後、乗り換えたい」と回答した人が12.8%」あるのでそれらをすべて計算に入れると
「国民負担軽減の総額は1兆円規模」だぞ どうだ 偉いだろ・・・
いやいや、それは、アンケートで乗り換えると確約されたわけではない。
この数字は、総務省のウェブページには公開されておらず、記者クラブだけに資料が配付されたらしいので公式なものとは言えず武田総務相の妄想ともいえるから 問題にはならないけど
まとめ
キャリアは、損失の穴埋めにネットによる申し込みを推進していて どうやら携帯ショップ(代理店)の整理を始めているらしい。
-
街から携帯ショップが消える日 ドコモショップ700店閉鎖へ
以前 街から携帯ショップが消える日がやってくる と言う趣旨で記事を書いてきました。 そして、それは、いよいよ現実味を増してきました。 2022年度に100店 NTTドコモがドコモショップ400~500 ...
続きを見る
そもそも 総務省が「携帯契約の乗り換えを促進させよう」というのは、自由経済の日本で疑問もあるが、たしかにキャリアの変えにくさはある。
特にSIMロック解除と言いながら キャリアで販売している端末を解除しても、他のキャリアで電波の問題で使えない場合が多い。
電波ロックとIT小僧は呼んでいます。
だから、キャリアでは、絶対にスマートフォンを購入してはならない。
今は、ahamoなどがあるので回線の契約だけでスマートフォンは、別のところから調達するのをおすすめする。