プライバシー重視のVPNサービス「Mullvad VPN」が捜査令状を持った警察から顧客データを守り通せたことを報告
2023年4月24日(月)
スウェーデンのVPNサービスであるMullvad VPNが2023年4月20日に、警察当局による捜査を受けたものの、サーバーを押収されず顧客データも守秘したと発表しました。
Mullvad VPN was subject to a search warrant. Customer data not compromised - Blog | Mullvad VPN
https://mullvad.net/en/blog/2023/4/20/mullvad-vpn-was-subject-to-a-search-warrant-customer-data-not-compromised/Mullvad VPNによると、4月18日にスウェーデン警察のナショナル・オペレーション・デパートメント(NOA)の職員6人が、捜査令状を携えてヨーテボリの事務所を訪れたとのこと。職員らは、顧客データが保管された機器を押収することを目的としていました。
しかし、Mullvad VPNはポリシーでユーザーデータを収集しないことを規定しています。そのため、Mullvad VPNは職員らに「目的のものが見つかると期待できる理由はないので、押収すればスウェーデンの法律違反となります」と主張しました。
その結果、職員らは顧客情報を含め、何も押収することなくMullvad VPNの事務所から立ち去りました。Mullvad VPNは、捜査当局が仮に何らかの機器を押収したとしても、顧客情報にアクセスすることはできなかっただろうとしています。
VPNは、その匿名性から犯罪に利用されることがある一方、セキュリティやインターネット上での自由な言論を守る技術という側面もあるため、利用者のデータは厳重に保管されることが期待されます。しかし、一度法執行機関の捜査の対象になってしまった場合、データやサーバーを守り切ることができないこともあります。
例えば、2020年には防弾ホスティングを提供していた3つのVPNサービスがユーロポールにより押収されています。
続きは ↓
プライバシー重視のVPNサービス「Mullvad VPN」が捜査令状を持った警察から顧客データを守り通せたことを報告 - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20230421-mullvad-vpn-swedish-police/
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