Netflixなどの「海外ドラマ」をよく観ていますが、スマートフォンで電話するシーンが多いことに気が付きます。
スマートフォンも電話だから当たり前ですが、最近電話をする機会減っています。
今回の小僧のオススメは、
シンプルな携帯電話が売れている。フューチャーフォンの復権はやってくるのか? 重要なのは、バッテリーの持ち時間
と題して、スマートフォン全盛の時代にシンプルな携帯電話を保つ理由について考えてみよう
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
スマートフォンは、電話です。
日常生活でなくてはならないものとしてスマートフォンが、定着しています。
これ一台あれば、電車にも乗れるしバスも大丈夫、コンビニやスーパー、牛丼屋でもなんでもこれで決済できてしまいます。
迷子になっても自分の位置がわかるし、道案内までしてくれる。
でも、スマートフォンは、電話なのです。
フューチャーフォン
iPhoneが、誕生する前、フューチャーフォンという多機能電話が主流でした。
写メ、着メロ、着うた など、電話を超越したスーパーな携帯電話
フューチャーフォンは、特に日本で発達したので、世界基準から違う進化を進みました。
そんため「ガラパゴスのように特殊な環境」という意味で
「ガラパゴス携帯」略して「ガラ携」と呼ばれています。
iPhoneで世界が変わった。
2007年 iPhoneが登場、そしてスマートフォンが主流となりました。
フューチャーフォンは、数年で主役から降ろされてしまいました。
移行、ガラ携は衰退して消え去ろうとしていましたが、2016年あたりから
「従来の携帯電話が欲しい」
という需要に答えるかのように「中身は、スマートフォン(Android OS)なんだけど 外見や機能を「ガラ携」とした
通称「ガラホ」が登場、以後、一定のユーザーの必要に応じて発売され続けています。
そして、最近、「ガラホ」がより洗練されたものとして発売が開始されました。
ガラ携(ガラホ)が、注目されてきた理由
終わったはずだよガラパゴス携帯
というわけでもありませんが、携帯電話としての役割を奪われてしまったガラ携
ところが、ガラ携は、ガラホとして復活しつつあります。
2015年 auからシャープ製のAQUOS K SHF31が発売
AQUOS K SHF31は、外見は、ガラ携ですが、中身は、Android OSになっていて「ガラ携」ではなく「4G LTEケータイ」として発表されました。
※「ガラホ」というのは、「ガラケーの形をしたスマホ=ガラホ」のことで auが名付けた愛称のようなものです。
発売経緯は、スマートフォン全盛になってもフューチャーフォンを使い続けるユーザーが多かったことによります。
スマートフォンのような機能が必要なく、純粋に電話機能、メールが必要に人にとって
大きく重くそしてバッテリーが長時間持たない スマートフォンは、必要がなかったのです。
この流れは、auだけではなく、socomo、SoftBankにも影響を与えて、各社も発売を開始
料金体系も、スマートフォンより安く使えるように改定されたこともあり、購入する人が増えています。
では、ガラホのメリットとデメリットをみてみよう
ガラホのメリット
ガラホには、スマートフォンにない多くのメリットがあります。
一つずつみてみよう。
電話として完成している。
電話として完成されている。
なによりスマートフォンより「電話しやすい」
細身で軽量、耳元に「スッ」と持っていける感覚は、ガラホに勝てるものはない。
軽い
スマートフォンに比べて1/5程度の重さしかありません。
150g以下が多く、最近は、100g以下の携帯電話も登場しています。
iPhone 11とガラホのAQUOSケータイ(docomo)、カードケータイ(docomo)と比べてみよう。
機種名 | 重量 |
iPhone 11 | 194g |
AQUOS ケータイ SH-01J | 約125g |
カードケータイ KY-01L | 約47g |
iPhone 11より大きなスマートフォンになると200gオーバーの端末も多くなってきます。
細い
スマートフォンよりスリムなので手で持ちやすい。
スマートフォンは、画面がデカイため片手で持ちづらいのです。
最近のスマートフォンは、幅も広く、手が小さい人では困難な場合が多い。
iPhone 11とガラホのAQUOSケータイ(docomo)、カードケータイ(docomo)と比べてみよう。
機種名 | 幅 |
iPhone 11 | 150.9mm |
AQUOS ケータイ SH-01J | 51m |
カードケータイ KY-01L | 55m |
このように圧倒的にガラホは、幅が狭い。
通信量がかからない
スマートフォンは、使っていなくても、通信してデータのやり取りを行っています。
ガラホは、使わない時は、ほとんど通信しないため、パケット量が極端に低くブラウザなどをあまり使わない人だったら、従量制にして料金を低く抑えることができます。
通信料金は、自分の使い方によって、通信プランが大きく違うので一概に言えませんが、ガラホの場合、ネット通信は、メールが主なものなのでかなり安くプランを組むことができます。
バッテリー
これは、圧倒的にガラホが有利です。
中身は、Android端末ですが、余計な機能を全て取っ払うことで省電力を実現
ロックしてある状態でもコッソリとデータ通信しているスマートフォンと違い、ロック状態時は、ほぼ休息しています。
画面も小さいこともあり、ガラホでネットゲームはやらないでしょう。
待受時間を比べれば一目瞭然です。
iPhone 11とガラホのAQUOSケータイ(docomo)、カードケータイ(docomo)と比べてみよう。
iPhone 11は、待受時間が発表されていませんでした。
機種名 | 待受時間 |
iPhone 11 | 記載なし |
AQUOS ケータイ SH-01J | 500時間~610時間 20日以上 |
カードケータイ KY-01L | 100時間 |
スマートフォンの場合、3日持ったら凄い
殆どが、一日持つかどうかで毎日の充電は必須と思います。
もっとも使用目的が違うので待受時間で比べるのは、不公平ですが、停電などで充電ができなくなった場合、連絡手段として優れているのは、バッテリーが長く持つ「ガラホ」にあんります。
電話しながらスマートフォン(タブレット)で検索などがやりやすい
スマートフォンって電話しながら地図の検索とか面倒ですよね。
携帯電話とスマートフォン(タブレット)があれば、信じられないぐらい快適に使えるのです。
そんなシチュエーションなんてないって
いいえ、ビジネスの現場では、よくあることなのです。
魅力的なガラホ
ガラホといってもいろいろな種類があります。
IT小僧は、ストレート型携帯が好みですが、折りたたみ型の方が、電話としては使いやすいと思います。
ここでは、敢えてカッコいい携帯電話をご紹介します。
NichePhone-S 4G
NichePhone-S 4G (ニッチフォン・エス)
4Gに対応した国内端末としては最小・最軽量のカードサイズ型携帯電話です。
重さが、なんと 52g
幅 50mm
高さ 90mm
奥行き 9.5mm
重さ 52g
モニター/画面解像度
0.96インチ、(128x64ドット)、モノクロ有機EL
バッテリー容量 1000mAh
しかし、その小ささ故に短めです。
連続通話時間:約3時間
連続待受時間:約110時間
この大きさならば、胸ポケットに入れておくこともできるでしょう。
その代償としてなくしやすいというリスクがあります。
とにかく軽い電話が必要な方には選択肢となるでしょう。
4G(LTE)、VoLTEには非対応なのでau回線は、使えないので注意が必要です。
Amazonで販売中
[amazonjs asin="B07H264MY3" locale="JP" title="【公式発売】NichePhone-S 4G カードサイズ SIMフリー ドコモ/ソフトバンクSIM対応 携帯電話 ニッチフォン-S 4G Android 6.0搭載 4G Wi-Fi テザリング Bluetooth 4.0BLE ボイスレコーダー 音楽再生 アラーム SMS対応(ブラック)"]
楽天で販売中
フューチャーモデル MOB-N18-01-BK ブラック [NichePhone-S-4G SIMフリー携帯電話(Android 6.0搭載)] 価格:10,710円 |
格安SIMのIIJmioでも販売しています。
Punkt. MP02 4G Mobile Phone
Punkt. MP02 4G Mobile Phone (プンクト・エムピー・ゼロツー)
こちらは、プロダクトデザイナーのジャスパー・モリソン(Jasper Morrison)氏がデザインした携帯電話です。
「人とは、違ったものを持ちたい」
という所有欲の湧きそうな携帯電話です。
連続通話時間:4.2時間
連続待受時間:12.5日
ガラホらしい長時間のバッテリーの持ちがポイント
幅 51.3mm
高さ 117mm
奥行き 14.3mm
重さ 100g
モニター/画面解像度
2インチ 反透過性LCD、耐指紋性のゴリラガラス
バッテリー容量 1280mAh
機能も充実しています。
アラーム、ハンズフリー通話、タイマー、カレンダー、リマインダー機能付きメモ、MMS受信・表示、日本語対応、BlackBerry Secure(携帯毎の独自暗号キー)、筐体にグラスファイバー、バックライト付きボタン
こちらは、4G(LTE)、VoLTEに対応しています。
欠点は、値段が高いこと
これは、デザイナーズブランドということで致し方ない。
Punktのページで購入することができます。
https://www.punkt.ch/ja/products/mp02-4g-mobile-phone/
KY-01L (docomo)
docomoから販売されている、携帯電話です。
電子ペーパーを画面表示に使用しているというちょっと変わったものです。
◎ 薄い!小さい!軽い!
○ 電子ペーパーで室外でも見やすい
○ テザリング対応
○ IPX2準拠の防水性能
弱点は、バッテリー
連続通話時間 110~160分
連続待受時間 100時間
NichePhone-S 4Gよりバッテリーが持ちません。
バッテリー容量が、380mAhと極端に小さく
NichePhone-S 4Gの1000mAhの半分以下しかありません。
docomoのページに掲載されているので興味があったらみて下さい。
INFOBAR xv
INFOBARが、復活、ガラホとして蘇りました。
値引きも大きくお買い得です。
ただし、いつまで販売しているかわかりません。
INFOBAR xvに関しては、というブログで連載しているのでそちらをみていただけると
より詳しい、使用レポートなどが掲載されています。
-
INFOBAR xv がやって来た ヤァ! ヤァ! ヤァ! 茄子紺 開封&セットアップ編
INFOBAR xvを発注してから、4日間 まだか? まだか? と オフィシャルブログを見ながらワクワクが止まらない。 壁紙をどうするか?、トップ画面のアプリはこれを置いて とシミュレーションしながら ...
AQUOS ケータイ
docomo,au,SoftBankでもガラホを販売しています。
ほとんどが、折りたたみ式ですが、中身は、Androidを搭載しています。
フューチャーフォンの焼き直しで無難なデザイン
しかし、ビジネスの現場やガラ携に使い慣れた人にとって、同じ形式の携帯電話が新品で購入できるのは、助かるはずです。
なにより、長時間のバッテリー持ちは、なにか起きて充電できなくなった場合、最後まで助けてくれる可能性があります。
充電無しで1週間近い待受できるのは、スマートフォンに比べて圧倒的な安全保障とも言えるでしょう。
AQUOSケータイ SH-03Lは、2019年7月5日に発売された最新機種でカメラ非搭載という徹底したビジネス向け
カメラが必要な場合は、SH-02Lが、発売されています。
ガラホは、docomoSIM契約をオススメ
docomo
ガラホは、docomoか、docomoの回線を利用している格安SIM(MVNO)をオススメします。
電話が主体のガラホですからとなると
なんと言ってもどこでも繋がるdocomo中心で考えましょう。
docomoのSIM契約
ガラホの回線ならば、docomoでSIM契約だけというプランもあります。
なんと言っても 電話のかけ放題プランは、電話を多く使う人にとっては重要なポイント
ケータイプラン(1200円)+かけ放題オプション(1700円)
ケータイプラン(1200円)+5分通話無料オプション(700円)
というように組み合わせてプランを組むことができます。
https://www.nttdocomo.co.jp/biz/charge/keitaiplan-2/
格安SIM(MVNO)
ガラホとスマートフォンの2相持ちとなるとコストをどうするかですが、格安SIMを上手に使うことをオススメします。
格安SIMの場合、電話機能なしというプランもあるのでそれを使うとかなり安くなります。
IIJmio
格安SIM(MVNO)だったら、信頼のIIJmioをオススメします。
ちょっと難しくなりますが、フルMVNOという格安SIMの会社は、IIJmioだけで
唯一自社でSIMカードを発行できたり、SIMカードなしのeSIMというものも対応できるほど技術力をもった会社です。
系列会社が、インターネット関連でもっとも信頼がおける IIJ というのも安心のひとつです。
IIJmioでSIM契約をしてNichePhone-SやPunkt. MP02 4G Mobile Phoneを使うというのも良いかも知れません。
よくブログや比較記事にある「回線スピード比較」ですが、正直、宛になりません。
格安SIMは、使う人が多ければ遅くなるし、使い時間帯に影響されます。
たまたま、近くで何かのイベントがあって人が多かったら回線スピードが遅くなるため
そこで計測しても無意味です。
また場所も影響されやすいので、記事で速かったからと言って 自分の生活圏内で速いかどうかは、わからないのです。
格安SIMの場合、会社の経営規模や経営状態、技術力そして信頼のブランドを重視したほうがよいと思います。
IT小僧は、IIJのプロバイダーでインターネットを25年近く使っていますが、IIJは、一度のシステムダウンを経験していません。
たまたま、偶然もあるかと思いますが、信頼を裏切っていないIIJだからこそ、その関連会社のIIJmioを使っています。
もっとも最近の格安SIMは、値段もどこも同じぐらいで差別化するものは、事実上ないと思います。
楽天モバイル
楽天を普段お使いの方は、楽天モバイルを選んだほうがお得です。
まとめ
スマートフォンも電話ですが、主な使用は、電話ではなく、ネットサービス、ゲームなどに重点が置かれているような気がします。
一方、ガラホは、電話主体でメールもできる。
最近は、LINEなどもガラホでできるようになっているものもありますが、LINEは、スマートフォンで使用したほうが圧倒的に快適です。
ですからガラホは、電話とメール割り切って使うことをオススメします。
IT小僧は、
スマートフォン+スマートフォンという2台持ちから
ガラホ+スマートフォンという2台持ちに変えました。
ガラホを携帯電話料金の最低プランにしてかなり電話料金が下がりました。
スマートフォンは、IIJmioで契約して使っています。
ガラホにしてよかったのは、電話をする機会が増えた。
そうメールやメッセージから離れて、直接相手の話を聴いて話す。
最近、ちょっと生活スタイルが変わってきたような気がします。
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コレほしんだけど
技適マークがないため 国内で使えないんだけど、ストレート型携帯症候群のIT小僧は、
Nokiaに憧れてしまう。
せっかく道具(携帯)として持つならばデザインは大事だよね。
日本では、こういう携帯電話って敬遠されそうです。
総務省さん、携帯電話会社いじめばかりしないで、技適マーク縛りもなんとかしてほしい。
IEEEやFCC(米国)、CE(欧州)の認証を得ている端末ならば問題ないと思うけどね
技適の問題は、また取り上げるとして現状では、(届け出なしでは)「原則規制」されている状況なので
公なところで技適マークのないものを使わないほうが無難である。
海外に魅力的な端末が多いのに残念です。
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