大人向けだけに許された世界
かつて、みんな子供だった。
神社の裏に雨でぐしょ濡れになっていた「エロ雑誌」にときめく男の子
みうらじゅん氏曰く
「神社の裏に落ちているエロ本は、神様の仕業」
大人になってかなりたつけど、未だに「エロにときめく」
なんて男って成長しない生き物だな
と思い知らされている今日このごろです。
さて
今回のIT小僧の時事放談は、
【Netflix】「LOVE, DEATH + ROBOTS(ラブ、デス アンド ロボット)」 決してオフィスでは開かないでください。
と題して、最近、発表されたNetflixの成人向け限定のショートムービーについて考えてみよう
今回も小難しい話をわかりやすく解説しながらブログにまとめました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
Netflix
みなさんもう、説明は、いらないですよね。
世界最大の動画ストリーミングサービスです。
Netflixは、競合他所と違い「オリジナルもの」が多い。
Amazonプライム・ビデオ、HuLuなども「オリジナルもの」が増えてきたけど
質と量は、Netflixの比ではない。
有料である上の規制の良い意味の緩さ、ハリウッドのような商業主義で「いらん CMのような映像」はなく
クリエイターのつくりたいようにつくる作品群は、圧倒的である。
間違ってもApple TV+では、流せない 性と暴力のシーンや、麻薬捜査官ではなく、麻薬王の話、
最近では、「テキサス・レンジャー」のような、ボニー&クライドを捜査する側の映画
「スター・トレック ディスカバリー」のような、人気作品
アニメも多く、永井豪原作の「デビルマン」を大人向けにリメイクした「DEVILMAN crybaby」してヒットしました。
子供は、絶対に見てはいけませんのレベルなので大人の人が、こっそり楽しむべきです、
あとは、あとは、 と出てくる作品群
もう、時間が足りない
挑戦的なストーリー展開と飽きさせない演出
家族向けのものも多いのですが、やはり「大人の世界」を遠慮なく表現する映像とストーリーは、面白い。
「LOVE, DEATH + ROBOTS(ラブ、デス アンド ロボット)」
つい最近、「LOVE, DEATH + ROBOTS(ラブ、デス アンド ロボット)」というシリーズが、出てきました。
宣伝映像をもても、アニメなのだか実写なのか? 全く分からない。
どうやら、エロとグロと暴力シーンも多そうです。
「大人向け限定」
製作者をみると
「エイリアン3」「セブン」「ファイトクラブ」で監督を務めたデヴィッド・フィンチャー
「デッドプール」で監督を務めたティム・ミラー
というクレジットが見られる。
こりゃ! そうとうヤバイ!
決してオフィスでは開かないでください。
「ヨーグルトの世界征服」、「スーツ」、「グッド・ハンティング」
などなど、長くて17分程度のアニメや実写のようなアニメ?のショートムービーが連続する。
感動を求めてはいけない、代わり映えのしない日常にクサビを打ち込むようなストーリーと映像は、不快感とも快感とも幸福感とも違う、強烈な刺激を送り込んできます。
血も肉片も飛び散り、男女問わず 裸やエロシーン、パロディもきつい。
しかも、そうとうカネかかってる映像っぽい。
「わし座領域のかなた」など オカルトポルノチックなストーリー
「歴史改変」のアニメは、ifで始まる「ある独裁者」の話
「ロボット・トリオ」は、面白い。
「救いの手」は、なるほど 救いの手 と納得
それぞれ、原作があるらしいのですが、
筒井康隆氏のショートショートを西洋風につないだら こんなんだろうな?
という感じである。
不快に思う人もいるだろうな
清廉潔白を気取る人たち、は、これらの作品を毛嫌いすることであろう。
IT小僧は、言う
「そんなやつはみるな」
少なくても、ディズニーチャンネルや予定されている Apple TV+では、絶対にリストに入らないストーリーと映像です。
もし Apple TV+でこの動画を流したら「非難轟々」「喧々諤々」のクレームが押し寄せることは、必須
そもそも CEOは、絶対に許さない。
儲けたおカネを作品づくりに注ぎ込むNetflixって、やはり面白い、
古株の砂糖菓子のような映像しか撮れない昔の巨匠より
- 既成概念を破った新しい才能
- 挑戦できる市場
- 潤沢な制作費
で表現できる場が与えられるNetflixが、世界的に広まってゆくのは、納得できます。
Netflixを足がかりに、世界に飛び出す、クリエイターも出てくるであろう。
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映画界もやばいかも
今年のアカデミー賞でNetflixの映画作品がノミネートされました。
しかし、最優秀賞までは、手が届きませんでした。
ハリウッドからの強烈な反対があったようです。
そりゃそうだろうな! 規制だらけの商業映画では、できない表現の場が与えられれば、人はそちらに流れてゆく。
もはや、最先端の映画は、Netflixでしか見られない。
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まとめ
テレビが映画産業を圧迫したように、Netflixのようなネットサービスが、テレビや映画を圧迫しつつあります。
ネット動画という「予算、時間、人材ない」ではなく、予算と時間と手間をかけたNetflixのドラマ群は、今後も伸びてゆくだろうと思います。
Amazonプライム・ビデオもオリジナルコンテンツが増えてきました。
何もドラマだけではないのです、バラエティもドキュメンタリーも有料チャンネルが有利な時代と成りました。
こちらも非常に楽しみです。
最後にIT小僧のお願いです。
「ぜひ 筒井康隆氏のショートショートの映像化」
心よりお待ちしています。