カーク船長
「コンピューター ドクター・マッコイは、どこにいる」
コンピューター
「ドクター・マッコイは、医療室です。」
SFドラマの金字塔「スター・トレック(宇宙大作戦)」は、コンピューターのアクセスは、音声で行っていた。
子供のころ夢中になって見ていた自分が、コンピュータ屋になるとは、夢にも思わなかったこともあるけど、声でコンピューターを操作できる時代が来るとは、信じられなかった。
そう、それは、遠い遠い未来のお話
今回のIT小僧の時事放談は、
「Alexa 血糖値を教えて?」 次は、医療分野にターゲット Amazonの進化が止まらない。
と題して、快進撃を続ける Alexaが、目指す分野について
小難しい話をわかりやすく解説しながらブログにまとめました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
快進撃が続くAlexa
まだ、スマートスピーカーなどという呼び名もなかった
2014年11月に初代「Amazon Echo」が登場
いったい何なのだろうか?
何に使えるのだろう?
「音声で操作? Siriのマネ?」
この程度しか、関心がなかったわけですが、米国の多くの過程に数千円のデバイスが置かれる状況となった。
Amazon Echoの上で動作しているAlexaは、サードパーティーに低価格のキットを販売、どこかの企業のように毎年1万円近い登録料などなしでオープンになっています。
そのため、Alexaを使って操作できるスマートホームデバイスが、2万8,000種類(2018年9月時点)と増加中、Alexaが組み込まれた製品も100種類を超えていて、声で操作できる電子レンジも販売中です。
また、音声認識における会話も進歩していて
履歴を参考にエラーを自動で修正していく「セルフラーニング(自己学習)」も稼働中
時間が経過する毎に経験値を積んで賢くなろうとしている。
最終的には、もうっと長い会話を人間と行えるようにしたいらしい。
(この分野は、Google Assistantの方が、進んでいるようです。)
そのAlexa! 今度は、医療分野に進もうとしているらしい。
Alexa 医療分野に適用
医療分野に進出
アマゾンが音声アシスタント「Alexa」を医療分野に適用する計画を打ち出した。機密性の高い個人の医療情報にアクセスできるAlexaスキルの開発を、一部の外部企業に許可するというのだ。血糖値の測定機器との連携や医療機関の予約などにAlexaが対応するといい、医療分野を強化するアマゾンの動きがさらに加速し始めた。
WIREDより抜粋
https://wired.jp/2019/04/08/alexa-whats-my-blood-sugar-level/
ようするに、機密性の高い個人の医療情報にアクセスできるAlexaスキルの開発を許可するということです。
同じようなことをApple Watchを通じて行おうとしています。
(残念ながら、日本では、医療行為となるのでこの機能は、使えない状況)
Amazonhが、現時点で発表しているスキルとよばれるプログラムでは
- ネットに接続できる血糖値の測定機器向け
- 医療機関の予約サーヴィス
- 医師からの手術後のアドヴァイスを伝えるもの
- 注文した処方薬の配達状況を確認できるスキル
などが情報として発表されていますが、個人情報でも最も厳しく管理されるものなのでまだ、未発表のものも多いと言われている。
HIPAA
米国では、個人の医療情報は、「医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(HIPAA)」(1996年)という連邦法で保護されています。
Amazonは、このHIPAAに対応するコンプライアンスを準備を進めていて、医療分野に進むについて
法に基づいて個人情報の保護に努めると強調している・
もう準備万端、あとは、進めるだけ!
という状態でしょうか?
このあたりは、理想だけを発表してなかなか実現しないプロジェクトと違い、米国企業は、強かである。
問題は、セキュリティ
Alexaのスキルで取り扱うデータはすべて、暗号化、アクセスの管理も含め、AWS(Amazon Web Service:Cloud)で安全な保管といったセキュリティー対策をとっていると発表されていますが、医療データとなるとさらに厳重なセキュリティが必要となるはずです。
人材
Amazonは、医療関連の人材を何年も前から募集していて準備が進められてきた。
表に出てきたものでは、
2014年には、がん予防や治療への機械学習の研究に取り組む部門を創設
などAmazonが医療分野に進出するのは、明らかだった。
医療機器販売?
Alexaを中心に医療関連のプロジェクトを進める場合、Amazonが販売している、心拍計などの健康計測機器との連動が必須になるでしょう。
健康データの収集が、Apple Watchに限られるAppleより低価格で販売できることも大きなアドバンテージである。
また、2018年11月には、
医療記録の分析支援サーヴィス「Amazon Comprehend Medical」を開始
詳しくは、以下のリンク先を見ていただくとして、本気度が伝わってきます。
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/amazon-comprehend-medical-jp/
米国加熱する健康ものガジェットは、日本の場合、既得権権団体ががっちり守っているのでApple Watchのように一部の機能が使えないままになるのではないか?
まとめ
IT小僧が、スター・トレック(宇宙大作戦)」を見ていた頃
コンピューターを操作できる人は、科特隊(ウルトラマン:科学特捜隊)とエンタープライズ号の乗員だけと思っていました。
あれから約45年、声で操作できるコンピューターが、数千円で入手できるとは夢にも思わなかった。
2018年1月1日に Echo dotが、やってきました。
今でも、毎日、何かしらAlexaに対して話しかけています。
健康ものは、市場が大きく、テレビの通販番組は、「健康一色」です。
Amazonでもサプリ等の売上も多いと思います。
しかし、日本では、このサービスが許可されるでしょうか?
既得権益が多い今の状況では厳しそうだとIT小僧は思っています。
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