iPhoneを手に持って国外のいろいろなところを旅してみて下さい。
場所によっては、到着一日目でiPhoneがなくなっていた。
なんてことがザラにあります。
知らない人にiPhoneを渡して写真を撮ってもらおうなんて絶対に考えないで下さい。
そこでiPhoneが戻ってくるのは、
「日本をはじめ、ごく限られた地域だけです」
そうです。最新のiPhoneは、10枚の1万円札だと思って取扱注意です。
それぐらいiPhoneは、価値がある=高く売れるのです。
今回のIT小僧の時事放談は、
スマートフォンの価値について iPhoneは、現金と同じように取り扱いましょう。
と題して、スマートフォンは、おカネと同じということについて
小難しい話をわかりやすく解説しながらブログにまとめました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
MWC
MWC Barcelona (Mobile World Congress)も終わり、2019年のモバイルの流れが見えてきました。
「折りたたみ」と「5G」、とくに5Gに向けて各ベンダーは動き始めています。
Huawei、Samsung、SONYも今年の勝負するスマートフォンを発表、すでに欧州で販売が開始されています。
そのMWC、世界中のモバイル関係者、ITジャーナリストが大集合、特にITジャーナリストは、最新のスマートフォンを持っていることが多く、スリや盗難の被害にあっていう人も多い。
MWCに合わせて、いろいろなところから、スマートフォンを狙った窃盗団が集まっているという話もあるくらいです。
iPhoneは、高価格で買い取り
盗難の主なターゲットは、iPhone
国内でもAndroid端末より、iPhoneのほうが、買い取り価格が高いことをみてもわかるように
iPhoneは、すでに現金と同じ意味を持ちます。
秋葉原のスマートフォン買い取りで有名なイオシスさんのページを見ると
iPhone X 64G 68,000円
iPhone X 128G 79,000円
※2019年3月14日現在
https://k-tai-iosys.com/pricelist/smartphone/iphone/iphonex/
これが、Androidとなると
昨年の秋に登場
Xperia XZ3 58,000円~68,000円
iPhone Xは、2017年の9月
Xperia XZ3 2018年の10月
値段は、どちらも定価で10万円以上
発売時期が、一年違っていてもiPhoneのほうが、価値があることがわかると思います。
日本の常識
最近、治安が悪いと言っても世界でもトップクラスの治安の良い国、日本
タクシーで置き忘れた 財布やスマートフォンが戻ってくる確立が高い理由は、国民性に依存します。
「落とし物は交番に届ける」
「人のものを盗んではいけない」
と「日本では当たり前」になっていることは、諸外国では、当たり前ではないのです。
タクシーで忘れ物をして、無事に戻ってきただけで欧米人は
「日本は、なんて素晴らしい国なんだ。財布のおカネが抜かれていない・・・」
とニュースになるぐらい、彼らにとって
「置き忘れた財布やその中身がそのまま」
ということは、ミラクルなのです。
日本の常識は、諸外国では通用しないのです。
スマートフォンの価値
iPhone XS 64G
国内価格(Apple Store)112,800円
海外では、この値段がどのぐらいのものかみてみましょう。
スペイン
スペインの平均月収(2012年調査)
1000€(日本円で 約125,000円)
スペインと日本では、物価が違いますが、iPhone XSは、スペインの平均月収分と言えます。
さすがにiPhoneを購入するのは、厳しい。
一ヶ月の給与を全部つぎ込んでiPhone買いますか?
IT小僧は、買わないと思います。
200€あたりのAndroid端末を選ぶことでしょう。
インド
インド人の平均年収は日本円で約19万円/年ほどと言われています。
月収だと約15,000円程度
※全インドの平均
125,000円のiPhoneは、年収の2/3 iPhone XS Maxは、ほぼ年収となります。
物価の差があるので生活レベルでは比べられませんが
日本で高校生や学生も使っているiPhoneはインドの年収に近い価値があるのです。
みなさん、年収でiPhoneを買いますか?
iPhoneがインドで売れない理由はここにあります。
iPhoneは、一部の金持ちしか買いません。
日本円で数千円のAndroid端末が普及する理由がここにあります。
極端な例を示してきましたが、
自分の年収に近いものが、忘れ物で置いてあったら
もうおわかりですね
まず、帰ってきません。
※スペインやインドをディスっているのではないのでご容赦願います。
このぐらいiPhoneって高価なものだといういうことなのです。
めぐまれている日本
日本で販売されているスマートフォンは、世界でもハイエンドクラスに位置します。
例えば
iPhoneが、月に数千円で割賦販売、2年縛りだとしても
諸外国からすれば「かなり、恵まれています。」
今年、法律で携帯料金とスマートフォンの料金分離が可決しそうですが、そうなると
iPhone XS 64G
国内価格(Apple Store)112,800円
という価格が出てきます。
今までの実質、半額というのができなくなるはずです。
そうなると、2年毎に買い替えしている人も「本当のiPhoneの値段」と直面します。
さすがに高校生は、買えなくなるし、サラリーマンのお父さんも厳しくなります。
iPhone王国の日本でも
「iPhone高いからAndroidにするか?」
という人が増えることが予想されます。
朝の通勤電車の中でiPhone率が下がるのも時間の問題
高級Android端末も同じです。
現在、高級スマートフォンに頼っているXperiaは、Xperia 10というモデルをSIMフリー版も販売するかも知れません。
5万円ぐらいで販売すれば、日本ブランドという名前で売れるかも知れません。
2万円~7万円の間で勝負しないと売れないでしょう。
本当にそうなるかは、まだわかりません。
先人を切ってdocomoから動きがあると予想しています。
まとめ
オリンピックで日本に来る諸外国の人は、高校生がiPhoneを使っているのをみると
日本は、「すごいお金持ちなんだ」と判断されるでしょう。
iPhoneは、現金と同じと考えて良いと思います。
オリンピックで外国からの訪問者が増えるので
「よからぬことで稼ぎに来る人」がいるかも知れません。
くえぐれもiPhoneを置きっぱなしにしないよう注意しましょう。