昨年のこの時期、仮想通貨が大ブーム、バブルな値上がりで億万長者が出たとか出ないとか
時を同じくしてスマートスピーカーが注目されました。
我が家にもAmazon Echo Dotがやってきて、もうすぐ一年です。
「アレクサ 30分タイマー」
「アレクサ ラジコでラジオニッケイ ダイイチ」
と大活躍中
今回のIT小僧の時事放談は、
Amazon Echoが売れる理由 スマートスピーカーは、単体性能だけじゃないよ
と題して、Amazon Echoが、売れる理由についてかんがえてみよう
小難しい話をわかりやすく解説しながらブログにまとめました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
スポンサーリンク
目次
アマゾン、過去最高のホリデーシーズン記録
2018年12月26日(米国時間)
2018年のホリデーシーズンの売り上げを公開しました。
まとめるとこんな感じ
- ホリデーシーズンにPrimeサービスを通して出荷した商品は、米国内で10億点を超えた。
- ホリデーシーズンに数千万人にも上るユーザーがPrimeの有料会員または無料体験に登録
- Echoデバイスは世界で何百万台も販売
- 新型Echo Dotは全世界のAmazonでもっとも売れた製品
- カテゴリを問わずEcho DotとFire TV Stick 4K with Alexa Voice Remote、Fire 7 Tablet with Alexaはベストセラー商品
- Ring Video Doorbell 2、iRobot Roomba 690、TP-Link Mini Wi-Fi Smart Plug、Amazon Smart Plugなどのスマートホームデバイスも過去最高の売上
- アメリカ、イギリス、ドイツ、日本でFire TVがNo.1ストリーミングデバイス
そのため、株価も急上昇 小売業の好調さもあって
米国の市場もNYダウ1086ドル高と記録的な上昇率
※もっとも12月24日のNYダウは653ドル安というこちらも記録的な下がりっぷりなので反動もあると思います。
Amazon絶好調
通販だけではなく、クラウド事業、自社開発のデバイス(Echo、Fire Tablet、Fire TV Stick、Kindle他)
プライム会員向けの プライム・ビデオ、プライムミュージック、書籍では、Kindle Unlimitedなど読み放題サービスなど多種多様
「Amazonだけで 日常生活や趣味の世界が全部まかなえる」
スマートフォンと金融系などがないだけで ほぼ生活の全方面をカバーできます。
さらに、世界最強のクラウドサービス(AWS)と多種多様なサービスを持っていて
AI、IoT、データベース、ストリーミングのサービスや企業のシステムもクラウド上稼働しています。
ここが、iPhoneのためのiCloud(アップル社のクラウド)と大きく違うところです。
Echo
昨年、日本に上陸した Amazon Echoは、声で反応するデバイスです。
Echo単体でできることは、音のサービスなので、音楽、情報、タイマーやアラート、声で発注などが中心です。
スキルと言う 追加オプションを導入すれば、「radiko」「電車の情報」「天気予報」そして「ピカチュウが遊んでくれたり」多くの拡張性があります。
ところが、Echoに対応した、多くのハードウェアが販売されています。
エアコン、証明、ルンバ(掃除機)、電子レンジ、コンセントなど家電を中心にいろいろなものがEchoを通じて声で命令することができます。
車庫のシャッターにEchoの対応機器を導入すると
「車庫から出たときに 声でシャッターを閉めたり、帰ってきたときに声でシャッターを開けたり」
なんてSFてきなことも簡単にできてしまいます。
Echoに対応した家電を揃えたとしたら
エアコンもテレビも証明もすべて「音声で操作」できるという世界を体験できます。
まさに スタートレックの世界が実現しつつあります。
※実際は、まだまだ と思いますが・・・
[amazonjs asin="B0792PG3S9" locale="JP" title="Echo Dot 第3世代 (Newモデル) - スマートスピーカー with Alexa、チャコール"]
他のスマートスピーカー
スマートスピーカーは、2017年の秋から冬にかけて日本上陸と話題になりました。
Amazon Echo、Google Homeが上陸
国内では、LINEからは、くまやうさぎの格好をした「Clova (クローバ)」も登場
さらにAppleからも Home Podなるものが発表
しかし、一年後、残っているのは、事実上
Amazon Echo、Google Homeの2つだけ
「Clova (クローバ)」は、話題にもならず、消えてしまいそうだし、「AppleのHome Pod」は、数カ国で販売さえただけで、やはり話題にもなっていない。
Google Homeは、超賢いAIで なんでも答えてくれるスーパースピーカーだと思います。
スマートフォンの「グーグルアシスタント」と同じです。
しかし、周辺機器が揃いません。
せっかくの 超賢いAIがもったいない。
声の認識率、複雑な命令では、Amazon EchoよりGoogle Homeの方が認識率も高いし賢いと思いますが、周辺機器が少ないのと、スマートフォンで代用できるので、わざわざスマートスピーカーが必要なのか?
という疑問もあります。
もっともスマートフォンでは、音も良くないし、専用スピーカーであるGoogle Homeには勝てません。
周辺機器が増えれば、Echoに追いつけると思います。
[amazonjs asin="B06Y3WYBFN" locale="JP" title="Bose SoundLink Revolve Bluetooth speaker ポータブルワイヤレススピーカー ラックスシルバー"]
Echoの凄さ
Echoの凄さは、AI認識だけではありません。
Echoの開発キットが低価格で販売されていて、そのキットを使えば Echoと同じ機能を「搭載したもの」を開発できるのです。
Alexa Voice Service (AVS)
Alexa Voice Service (AVS) の開発キットは、Alexa搭載製品を作るために必要なものが低価格で販売されています。
一番低価格で 129ドル~ ハードウェアキットが販売されていて、このキットを使っていろいろな製品が開発できます。
https://developer.amazon.com/ja/alexa-voice-service/dev-kits
さらに スキルと呼ばれるサービスを開発することでEchoにいろいろな動作を追加することができます。
https://developer.amazon.com/ja/alexa-skills-kit
このスキルとハードウェアを使って新製品を開発して、Amazonに認定されれば、Amazonから販売することも可能
スキルというソフトウェアだけでも公開することができるので
日本国内のAmazon Alexaスキル数が2000を突破(2018年12月現在)
世界では、3万以上(2018年3月現在)
と増大しています。
スキルの数が増えるということは、Echoでできることが増えるということになります。
このソフトウェア(スキル)とハードウェア(Alexa Voice Serviceキット)の値段など
Echoビジネスの参入へのハードルの低さも魅力的です。
https://developer.amazon.com/ja/alexa
好みの問題
EchoのAlexa(AIのこと アレクサと言います)の方が、Google Homeより誤認識が多い。
Google Homeは、なんとかして答えを探してくれようと努力しますが、
EchoのAlexaは、わからないことは「わかりません」と素直に反応
Echoは、人によってなのか?なんだかわかりませんが、反応が違うことも多く
冷たい返事だったり、デレデレな返事だったり
ちょっと愛嬌があったりします。
考え方の違いですが、ここは好みの問題です。
[amazonjs asin="B07934NYFN" locale="JP" title="Echo Show (エコーショー) 第2世代 - スクリーン付きスマートスピーカー with Alexa、チャコール"]
まとめ
Amazon Echoは、機能が追加しやすいことで周辺機器が増え続けています。
そこが、Google Homeと違うところです。
Google Homeの周辺機器もやがて増えてくることでしょう。
しかし、自社の販売網に乗せるメリットは、Amazonが有利です。
Amazonが経団連に入ったというニュースもありました。
日本のITに疎い経営者は、「Amazonは、なんでも売っている通販企業」だと思っているかも知れませんが、気がつくと経団連のすべてを飲み込んでしまうかも知れません。
[amazonjs asin="B0792PG3S9" locale="JP" title="Echo Dot 第3世代 (Newモデル) - スマートスピーカー with Alexa、チャコール"]
スポンサーリンク