あなたが、いま手にしているスマートフォン
たった今、あなたが、アップロードしたラーメンの写真
もしかしたら 南米のどこかの街のサッカー小僧が見ているかも知れません。
今回のIT小僧の時事放談は
スマートフォンは、世界に直結している というお話
と題して
スマートフォンが好きな人に送るエッセイのような雰囲気で書いてみました。
よくある
iPhoneとAndroidどっちが凄い
とか
コストパフォーマンスがよいのはiPhone化Androidか?
AnTuTu(アンツツ)の数値で30万点超えた
というような 比較の話ではありません。
スマートフォンを愛するすべての人にスマートフォンの魅力を伝えるためのブログです。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
安心、安全な社会って貴重なのですよ
日本は、安心、安全な国です。
日本に来た外国人は、タクシーに置き忘れた財布が戻ってきただけで
オーマイガー!
と騒ぎます。
というように日本人には、ごく当たり前のようなことが、外国の人には衝撃的なようです。
・水道の水が普通に飲めます。
・駅のコンコースで物産展があっても誰も盗んだりしません。
・災害があっても暴動も起きないし、店のものを盗んだりしません。
・銃を持って会社に行かないし、机の中に銃など隠し持っていません。
・サッカーの試合で暴動もないし、女性も子供の安心して観戦ができます。
・道を歩いていて、いきなり、拳銃を突きつけられることもないのです。
オーバーな話だって?
いいえ、先進国と呼ばれる欧米諸国でもこんなことが起きているのです。
日本だって犯罪者は、いるけれど、いきなり学校内で銃の乱射なんてないですよね。
どうして、こんな話から始めたかというと
インターネットの社会では、日本のような安全な社会ではないということをお話したかったのです。
インターネットと仲良しなスマートフォン
インターネットは、すでに生活のあらゆるところで接続されています。
あなたが使っている、iPhoneやXperiaも
「スキあらばインターネットに接続しています。」
Googleマップを開いてみてください。
「自分の現在地が、数秒で表示されますよね」
最近は、駅に降り立つと
「この近くのスターバックスの評判をレポートしてください」
なんて、「超 おせっかいな通知」が飛んでくることがあります。
「おいおい (スマートフォンに対して)なんで俺が一度言った店知っているんだ!」
驚きです。
この小さなスマートフォンが、自分より先回りをして世話を炊いてくれる時代が来るとは想像もできませんでした。
インターネットとスマートフォンは、非常に仲良しです。
先に上げたGoogleマップもそうですが、あなたの知らないうちにインターネットとやり取りをしています。
そのおかげで、はじめての待合場所も簡単にゆくことができるし
遅れそうになったら、LINEなどで連絡を取ることができます。
スマートフォンの登場で「昔の恋愛小説」にあったような
「彼女が来ない」
「1時間も彼を待っていた」
「場所を間違えてすれ違い」
なんてシチュエーションはなくなりました。
小説家のみなさんは、大変です。
スマートフォンは、インターネットと仲良しで(インターネット)接続できないと何もできません。
これは、iPhoneもXperiaのようなAndroidも同じです。
少し前置きが長かったですが、いよいよスマートフォンの話をします。
iPhone登場
伝説のプログラマー
故スティーブ・ジョブズは、自分にとってコンピューター世界のスーパースターでした。
というより彼の周りに集まっているエンジニアに憧れていました。
スティーブ・ウォズニアック( Steve Wozniak)
アンディ・ハーツフェルド(Andy Hertzfeld)
ビル・アトキンソン(Bill Atkinson)
ビル・アトキンソンは、Macintoshに付属していたHyperCard(ハイパーカード)の開発者です。
このHyperCard、画像、映像、音、などをカードとよばれるキャンバスで表現でき
自由にカードをリンクすることができました。
しかも、カードにプログラムを記載することができて、いろいろな表現方法を実現できました。
そうです。今のインターネットのホームページです。
このハイパーカードが、1987年からMacintoshに最初から入っていたのです。
超先進的なマルチメディア環境だったのです。
これを体験した人たちが、後にインターネットに関するいろいろな分野で活躍していたと思っています。
昔のアップルコンピュータには、伝説級のプログラマーがたくさんいたのです。
そして、自分は、彼らに憧れていたのです。
いつかは、自分も伝説のプログラマーになるぞ!・・・と
iPhone登場
やがて傾くアップルコンピュータ
一時期、会社から追い出されたスティーブ・ジョブズが、戻ってきてAppleは奇跡的な復活を遂げます。
潰れそうなアップルコンピュータをマイクロソフト社のビル・ゲイツが救ったという話もありますが、長くなるので先に勧めます。
スティーブ・ジョブズは、2007年に世界を変えるデバイスを発表しました。
それが、iPhoneです。
2007年1月9日、伝説のプレゼンテーションが始まります。
当時、ライブで見ていました。
本当に世界が変わったのです。
ジョブズがAppleのに復帰した直後のCM
Think differentの中の「クレイジー だけど世界を変える」
ジョブズは、クレイジーで世界を変えた一員になったのです。
iPhoneが私達の目の前に登場してたった10年
ライブなニュース、天気予報、カーナビ、お財布、メッセージ、通販、音楽、映画、ドラマ、書籍、ライブ映像、オークション、銀行、株式、為替、ゲーム
もう、iPhoneさえあれば、どこにも行かなくても生活できそうな世界が実現しています。
凄い時代です
Androidの登場
Androidは、iPhoneから遅れること1年 2008年9月23日にT-Mobile G1というものが登場しました。
ハッキリ言って、iPhoneの洗練されたインターフェイスとは、比べ物にならないどころか
NOKIA社が出していたSymbian OS(シンビアンオーエス)や日本のガラ携と勝負にならないほどひどいものでした。
ところが、Androidが、ここから急激な発展を遂げます。
Googleが、本気になると 世界中のベンダーがAndroid端末をつくり始めます。
粗悪なものも多かったのですが、自然淘汰され、生き残ったベンダーは、世界の販売台数1位と2位になっています。
iPhoneが、突然変異で登場してきたのとは違い、Androidは、自然淘汰の結果、生き残ってきたベンダーが勝利者になったのです。
よく間違える人がいて
iPhoneは、端末名でXperiaとかGalaxyと同じ立ち位置です。
iPhoneとAndroidと書いている人は、間違いです。
比べるならば、
iPhone:Xperia
iPhone:Galaxy
iPhone:P20
Androidと比べるものは
iOS:Android
という図式です。
こうしてiPhoneの後を追いかけ始めたAndroid端末ですが、日本で大きな問題が発生します。
国産Androidの自滅
出足こそiPhoneと差があったAndroid端末は、iPhoneより安く作ることができたために安価なスマートフォンとして世界中に普及します。
なにせiPhoneの値段が、数カ月分の月収に値する地域もあるので欲しくてもiPhoneは買えないのです。
一方、日本では、SoftBankがiPhoneを独占販売!
しかも月々の支払いがAndroid端末より安いという状況が発生
docomo,auからiPhoneを使いたいのでMNPを使ってSoftBankに乗り換える人が続出
iPhoneがばか売れ状態、SoftBankが契約数を伸ばし始めます。
それまで、我が世の春を満喫していた日本のフューチャーフォン(いわゆるガラ携)のdocomo,auそして携帯電話ベンダーは、iPhoneの売れ行きに焦りAndroid端末を出し始めました。
そこから、Androidの不幸が始まりました。
REGZA Phone
・新着メールを受信出来ない、受信出来たら出来たで一斉受信
・SIMカードを認識しているのに電波を受信しない
・アプリが起動しない
・スリープモード中に電源が切れる
・必ず一日1回以上は勝手に再起動する
・ひどい時は電話中に強制再起動することもある
・画面をタッチするだけでフリーズ
・電源が入らない
・防水のはずなのに水濡れ故障
・充電できない
・発売日当日に発売停止
・その他多数
特に2011年に発売されたT-01Dという機種は、発売当日に発売中止になるという離れ業
初日に購入した人は、「通話も通信も出来ない」という不良品を買わされてしまいました。
これは、REGZA Phone伝説として語られてゆくこととなりそうです。
ARROWS ISW11F他
最近のARROWSは、まともなスマートフォンになっていますが、2011年あたりのARROWSは、筐体が熱くて持てないどころではなく
キャリアからこんな注意書きが出されて有名になりました。
[お客様各位]
■ISW11Fご使用についてのお知らせ■
このたびは、ISW11Fをお買い上げいただき、誠にありがとうございました。
ご使用に際し、下記をお読みいただけますよう、お願い申し上げます。
通話、インターネット、カメラ、アプリなどを長時間使用したり、
充電しながら使用するとISW11Fが熱くなることがあります。
熱くなった場合には、充電又はご使用中の一部機能を停止するこ
とがありますが、故障ではありません。
ご不便をおかけしますが、その場合は、ISW11Fの温度が下がって
からご使用ください。
こんな状況です。
国産Android機種が揃ってダメスマートフォンだったため
Androidはだめだよな やっぱりiPhoneが一番
ということでさらにiPhoneが売れまくりました。
国産のAndroidがだめな理由
・ガラ携と同じように機能を入れすぎた。
・そもそも、まともな技術者がいなかった。
にしてもですね。
半日で販売停止になるような機種を販売OKにした企業とキャリアは、試験をしていなかったか、無視したのか今では、わかりませんが、つくる、売ると言う会社として失格です。
今でもAndroidがダメだと思っている人がたくさんいます。
自分もこの当時の端末を購入したら、二度とAndroidなんか買うもんか
と思うことでしょう。
Androidは、ダメなスマートフォン
という流れをつくった
国産Androidのベンダーとキャリアの罪は、重いです。
今のAndroid端末
国産Androidをつくっていたベンダーは、ほぼ壊滅
ソニーモバイルのXperiaも危険水域
SHARPは、台湾の企業傘下に入って、復活してきました。
SHARP Rシリーズは、普段使いにぴったりなスマートフォンです。売れ行きも伸びています。
韓国のGalaxyは、販売量、世界一となり、中国のHuaweiが後を追いかけています。
AndroidのOSは、9 (Pie)となりAIが標準搭載、インターフェイスも刷新されてますます使いやすくなっています。
iOSとAndroid OSの機能は、ほぼ同じ、一部は、Android OSが先に進んでいます。
また、OSの特性上、Android OSは、自分の使いやすいようにカスタマイズができます。
これは、アイコンを左上から強制的に並べるiOSの仕様と対局にあります。
Androidの端末ベンダーもダメな会社が撤退したために現在残っているところは、何れも優秀です。
もう、昔のようなリスタートなどないし、バッテリーも長持ち、カメラもAIの搭載で半端なく綺麗に撮影できます。
アシスタント機能に関しては、間違いなくAndroidのほうが先に進んでいます。
AIの搭載もスマートフォンのあらゆるところに使われ始めていて、バッテリー、明るさ、アプリケーションの使い方などを陰ながら支えてくれています。
そして、iPhoneとAndroid端末の違いは、100人いれば100人のAndroid端末が、あることです。
みんな違うから世界が楽しい
これぞ
Androidの真骨頂
個人的に好きなCMと言うと
このCMでファンになりました。
どっちがいいかは好みの問題
こうなるとiPhoneにするかAndroid機種にするかは、好みの問題で
自分なりのスマートフォンにしたい人は、Android端末
Appleの仕様に共感できる人は、iPhone
になるでしょうか?
どちらも優れている端末なので後は、好みの問題です。
iPhoneは、Appleのサービスを使うときは快適ですが、それ以外の企業のサービスでは、使えないところもあります。
Android端末は、すべてのサービスを使えますが、悪質なものもあるので自分で判断しなければなりません。
と言っても
怪しげなサイトやGooglePlay以外のダウンロードをしない限り、そんなに問題にはなりません。
Android 9なら、セキュリティも対策してあるので意図的に悪意を持ったメーカー以外だったら、そんない騒ぐ必要はないでしょう。
スマートフォンと個人情報
個人情報で騒ぐ団体とかありますが、スマートフォンを持ったときから個人情報は、便利なサービスとの代償として個人を特定されない情報を渡しています。
これは、iPhoneもAndroid端末も同じです。
無料で地図やメール、スケジュール、写真保存ができるのは、個人情報が必要なのです。
SNSで友人やいろいろな人と情報交換できるのも個人情報がなければ成立しません。
LINEも電話帳にアクセスして友達を増やそうとしていました。
あなたが検索した結果もすべて取得できています。
どんなページを見ていたかもチェックされています。
無料でサービスを受ける代金として特定されない個人情報を渡しているようなものです。
天気予報もニュースもゲームだってつくるのも、運営するのもおカネがかかるのです。
それが無料で使えることを考えてください。
もし、個人情報を渡さないとしたら、地図もスケジュールもメールもSNSも全部有料になるでしょう。
ですから それに対して騒ぐのもナンセンス
インターネットに接続しなければ何もできないスマートフォンは、本来そういうものです。
銀行だってカード会社だってあなたの個人情報を持っていますよね。
そのあたりは、米国から亡命した、スノーデンが言っています。
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いやだったら、今すぐスマートフォンを捨てて、インターネットに接続しないことです。
スマートフォンは、世界に直結している。
インターネットがなければ、日常生活ができない状況になっています。
スマートフォンを持っていなくても街では、ネットに繋がった監視カメラがあなたを撮影しています。
会社でパソコンを使っていたらインターネットを使うことになります。
その中でスマートフォンは、インターネットに直結する一番身近な窓口です。
なにげにクリックしているそのアイコンは、地球の裏側のコンピュータに繋がって何かをしているかも知れません。
Instagramであなたがアップした写真は、地球のどこかのコンピュータに記録され、遠くアフリカや南米からあなたお写真を見ているかもしれません。
混んだ通勤電車でクリックした松田聖子の風は秋色の歌は、米国カルフォルニアから送られてくるかも知れません。
そう考えると手元にあるスマートフォンってすごくないですか?
いつの間にか、知らず知らずのうちに その小さなディスプレイは、世界の果てまで繋がっているのです。
そんな、万能端末をポケットで持ち運ぶことができるということは、少しぐらい個人情報を渡してもかまわないと
自分は思っています。
まとめ
このブログを検索されてきた人で
iPhoneとHuaweiは、どっちが凄いんだ!
新型iPhoneのカメラは、どうしたこうした
というレポートじゃなくてがっかりしたかも知れません。
あなたが、使っているスマートフォンは、機種やOSに関係なく、世界につながっているということを知っていただきたくてこのブログをまとめました。
ダメなスマートフォンも過去には、ありましたが、それらは、すべてスマートフォンの歴史になっているのです。
今、こうしてスマートフォンの世界をみると
あらためて、凄いものを人は、手に入れたものだ
と感慨深くなります。
今回は、いつもと違う雰囲気でお送りした「IT小僧の時事放談」ですが、次回から再び
IT関連のニュースを切り裂きます。
また、読んでやってください。