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IT小僧の時事放談

米企業95万人削減 迫る「AIリストラ」の現実 日本も他人事ではありません

テクノロジーの進化がもたらす雇用の変化はこれまでにもありましたが、今回は一味違います。

生成AIや機械学習‐自動化技術の普及により、米国では「人を使わなくても済む仕組み」をめざす動きが加速、結果として 大量のリストラ が既に現実味を帯びています。


では、具体的にどんな職種が最初に影響を受けているのか?欧米、アジアそれぞれにどのようなリスクがあるのか?そして、我が国・日本では「安全」とはいえるのでしょうか?

本稿では最新データをもとに、AI時代の雇用リスクを整理します。

AIがもたらす「静かな大量リストラ」

テクノロジーが仕事の形を変えることはこれまでもありましたが、生成AIの登場はそのスピードと規模を一変させています。
ChatGPTをはじめとする生成AIが企業の業務に急速に浸透し、米国ではすでに「人を減らしてAIで代替する」動きが現実化しています。

とくにホワイトカラー職を中心に、大量リストラの波が押し寄せつつあるのです。

実際、アメリカでは大手IT企業をはじめ、多くの企業がコスト削減と生産性向上を目的にAI導入を加速させています。
データ入力や文書作成、契約書レビュー、顧客対応といった定型業務の多くがAIツールで処理できるようになり、人件費削減の対象となりました。

中でも、管理職や事務職、会計・監査、カスタマーサポート、プログラマーといった「知識労働」の分野が真っ先に影響を受けています。


欧米ではすでに“現実化”したAIリストラ

欧米ではAI導入により、企業の組織構造が大きく変わり始めています。

Goldman Sachsの分析では、AIによって世界全体で3億人以上の雇用が影響を受ける可能性があるとされ、特に米国では会計、事務、法務アシスタント、顧客サービスなどが置き換えリスクの高い職種に分類されています。

さらに、EUの労働調査機関Cedefopは、ルーチン業務に依存し、横断的スキルや対人スキルの低い職種が最もリスクにさらされていると指摘しています。
欧州全体では、およそ14%の雇用がAI化によって失われる可能性があるとの試算もあります。

実際、米国の調査によれば、企業の約4割が2025年中にAIによる人員削減を計画しており、2026年にはその割合がさらに増える見通しです。

AIの進化は単なる技術革新ではなく、雇用構造そのものを再定義し始めているのです。


アジアにも迫る自動化の波

アジアでも同様の変化が起きつつあります。世界銀行の報告書では、東アジア・太平洋地域における雇用の多くがAIの影響を受けると分析されています。

特に製造業、物流業、バックオフィス業務など、反復的で定型化された作業に依存する職種が大きなリスクを抱えています。


一方で、これまで“安価な人件費”を武器にしてきた新興国では、AIによる自動化が進むとコスト競争力を失いかねないという懸念もあります。

アジアの雇用構造は、欧米以上にAIによる変化の影響を受けやすい側面を持っています。


なぜAIは特定の仕事を奪うのか

AIが得意とするのは「ルールが明確で、繰り返し可能なタスク」です。

たとえばデータ処理、定型文作成、スケジュール管理、経費精算、問い合わせ対応などはAIが高速かつ正確にこなせる領域です。


一方で、創造性・対人関係・戦略判断を必要とする職務は、現時点ではAIが完全に代替することは困難です。

つまり「定型業務に比重が大きい仕事」ほど置き換えリスクが高く、「非定型・判断力・感情的知性を要する仕事」ほど生き残りやすいといえます。


日本も安全圏ではない

では、日本はどうでしょうか。現在のところ米国のような大規模リストラは報じられていませんが、企業の間では確実にAI活用の動きが進んでいます。

人手不足や長時間労働の是正を背景に、バックオフィスや事務部門の自動化は急速に広がっています。


特に、経理、総務、人事、営業サポートなどの「定型タスク中心職種」は、AI・RPAツールの導入によって人員削減の対象となる可能性が高いと見られます。


一方で、日本特有の強みである「対人サービス」「創造産業」「現場対応力」を生かす職種は、今後も需要が続くと予想されます。

AIを活用しつつ、人間ならではの付加価値を発揮できるスキルが求められる時代になっているのです。


生き残るための鍵は“AIに使われる側”になること

AIは敵ではなく、使い方次第で最大の味方にもなります。重要なのは、「AIに仕事を奪われる側」から「AIを使いこなす側」へ意識を転換することです。

データ分析やAIツールの活用スキル、クリエイティブな発想力や対人スキルを磨くことで、AI時代における“不可欠な人材”になれます。


今後、AIがもたらす変化のスピードはさらに加速していくでしょう。米欧アジアで始まっているAIリストラの動きは、日本でも決して無関係ではありません。

社会全体として「AIと共に働く」道を模索する時期に来ているのです。



ひとりごと

自分は、社内で特殊な業務システムを構築していますが、すでに多くのロジックは、AIまかせになっています。

そのため 短期間でリリースまでいけるのですが、

「あと数年で 全部やってくれるのではなあいか?」

なんて思っています。

なぜなら タイトルだけ記述したら勝手にコーディングしてくれたり、キーワードだけで多くのロジックができてしまうという時代になっています。
AIが自分のやりたいことを先読みするような そんな状況になっています。

もう、プログラムを書く行為自体が消滅するのではないか?

ヒトは、より創造的にAIを使いこなす時代にならないと ヤバイ時代になっていると実感する今日この頃です。



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