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IT小僧の時事放談

AIは打ち出の小槌ではないのですが・・・AI人材確保で騒ぐ産業界

2018年2月15日


世の中は、今、AI真っ盛り
こうして自分も3日連続でAIの記事をかいているぐらいなので AIが今ピークを迎えようとしています。

日本の産業界がAI人材の確保に突き進んでいます。

それは、何が目的なのか

今回の
「IT小僧の時事放談」は、
「AIは打ち出の小槌と間違えている AI人材確保で騒ぐ産業界」
と題してなぜ、そんなに産業界がIT人材確保をすすめるのか考えてみよう。

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製造業がAI人材募集中

日経コンピュータが、大手製造業に対してアンケートを行った結果
幅広い分野でAIの人材確保をすすめていることがわかったらしいです。

自動車産業は、AIが必須なのは、わかります。
自動運転をはじめ、これからの商売のネタですから必死です。
トヨタなどは、別に日本でAIの技術者を集める必要もなく、もっと進んだ米国、中国から人材を確保すれば問題ありません。

一方、他の産業界は、競うように人材確保を勧めていました。
その多くは、「大学との技術交流」が主体となっています。
「大学との技術交流」ということは、インターン受け入れ、学生の呼び込みを期待していると思います。

ITベンダーとの人材確保を進めているところもあります。

各企業は何を狙っているのか?

AIを使って各社なにをしようとしているのしょうか?

  • コールセンター
  • 在庫部品の最適化
  • 故障予知
  • IoT分析
  • 在庫予測
  • 交換部品予測

など、地味目、実用主義なものばかり

なかには

  • AI搭載の洗面鏡の開発

というものもありますが、実用主義でいいんです。

AIだから、何か未来的なものを想像すると思いますが、そんなことはなくて
日常生活の中や仕事で役にたつことができればいいんです。

不安なのは?

一過性なものが多いのがこのIT業界
ブームになって消え去ってゆくものがどれだけ多かったか?

ウェアラブルなんて何処行った?
スマートウォッチもAppleウォッチってつけてる人 多くないですよね

日本のマスコミが取り上げるものは、ブームになって消え去る流れとなっています。
仮想通貨もあんなにバカ騒ぎしなければ、違う道を進んでいたはずですが、
「買えば儲かる風」
なキャンペーンとTV CMやワイドショーで派手な取り上げ方をして、結局、損をしたのは、そこから参加した人でした。

AIもブームで終わってしまわないように願いたいものです。

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募集したものの

AIは、成果が出るまでに時間がかかるものが多いです。
時間がかかるのを「粘り強く研究した」、米国や中国では、AIが発展しました。
※中国は、人の多さのデータで時間を短縮できましたが・・・
1年毎に結果を求められるこの国の企業文化でAIのように時間がかかあるプロジェクトが存続できるのか心配です。

時間がかかったわりに成果が出ないことがわかったら、この集めた人材をどうするんでしょうか?
日本の企業は、専門家が居づらい文化なので厳しいかなとも思います。

まとめ

今は、AI絶好調です。
AIと名が付けば、「売れる」という風潮になってきました。
危ないなぁ

ブームが去っても研究が続けられるようになればよいのですが・・・
研究者のみなさん 心配です。

けっして「ファジー洗濯機」と同じ運命にならないように願います。

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