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IT小僧の時事放談

仲間をつくることが勝利への階段 Alexa

Amazon Echo Plus (Newモデル)、スマートホームハブ内蔵、ブラック

Amazon、Google、LINEそしてAppleが参入してくるスマートスピーカー戦争
日本で流行るかどうかは、わかりませんが、これを「スマートスピーカー」とか「AIスピーカー」の世界だけで考えるところは、消えてしまうでしょう。
「スマートスピーカー」は、最初の取っ掛かりであると考えて準備している企業が「やがて世界の中心」となると思っています。

今回の「IT小僧の時事放談」では、「仲間をつくることこと勝利への階段 Alexa」と題して「Alexaの世界制覇」について考えてみます。

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アメリカでは、圧倒的にAmazone Echo(Alexa)が市場を制しています。
詳しくは、以前書いたブログを読んでいただければわかりますが、Googleがどこまで追い上げることができるか? という状況です。

Alexaが先行する理由

Amazone Echo Dotが手元に来てから2年になりました。 ラジオやタイマーなどを中心に使いかたに慣れてきました。 特にタイマーは、分単位で設定できるので「気軽に使っています」 タイマーの時間 ...

では、なぜAmazone Echoが指示されるのか次の章で考えて見ましょう。

EchoとAlaxaの関係

少しおさらい
Amazone Echoというのは、Amazoneの開発した「人工知能を使った音声アシスタント機能」(Alaxa)を搭載したスピーカーのことです。

Alaxa
 人工知能を使った音声アシスタント機能
Echo
Alaxaが搭載されているスピーカー

と覚えておいてください。

いろいろなものに搭載

日本では、Echoつまりスマートスピーカーと呼ばれるものしか発表されておりませんが、米国ではいろいろな「モノ」にAlexaが搭載されています。

Amazon製品

  • Fire TV Stick
  • Fire Tablet
  • Echo look
    カメラ付きEcho
  • Echo Show
    ディスプレイ付きEcho
  • Amazon Tap
    バッテリー付きEcho

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時計

  • Martian Victory Smartwatches
  • GUESS Women's CONNECT Smartwatch

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ホームコントロール系

  • Ecobee4
    温度調節や証明コントロール
  • Invoxia Smart Portable Speaker
    台所で使用する前提のスピーカー
    パイオニア製です。

自動車

  • フォード
  • フォルクスワーゲン
    クルマからガレージを開いたり証明を点けたり
    カーナビ、カーステレオなど クルマこそ音声アシスタントが有効だと思います。
    そう言えばトヨタも発表しました。

スピーカーだけではなくスマートフォンやパソコンにも搭載されようとしています。

今のところ目立ったのは、このぐらいですが、実は他にもいろいろと搭載されると予想されています。

冷蔵庫?
「Alexa 納豆、あと何個?」
「Alexa プリンの賞味期限は何日?」
なんてできれば面白そうですね。

このようにAlaxaは、いろいろなものに搭載されはじめています。

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なぜAlexaは、拡大しているのでしょうか?

 

Alexaは、開放的

GoogleとAppleは、人口知能を使ったアシスタント(Siri,OK Google)を製品にしていますが、自社のスマートフォン、そしてスマートスピーカーまでです。
それに比べてAlexaは、サードパーティにAlexaを搭載することに成功しています。

これは、Amazonが、Alexaをオープンにして自社だけではなく「他に使ってもらおうとサポートをやっているからです。」

Appleは、自社製品を売るためだけにSiriを搭載しています。
Siriは、主役ではなく、iPhoneやMacintoshを売るためのオマケのようなものです。

Googleは、まだ、完全にオープンにしていません。
Androidがあるからそこで使ってもらうことを考えていると思います。

Amazonは、「Alexa Voice Service」(AVS)と呼ばれる部門を設立してAlexaを利用してもらうように働きかけています。
しかも ソフトウェアだけではなくハードウェアも提供というサービスも実施中

つまり、Alexaのハードウェアキットを数百ドルで購入して機器に搭載するだけで音声認識部分が完了、音声部分は、Amazonにおまかせして製品開発をすればよいのです。

音声認識のノウハウは、Amazonが持っているので1から開発することはありません。

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JRが試験官

さらに安静認識の試験をするための施設も開発しています。
ここにAlexaを使ったサードパーティ製品を持ち込んで試験ができるわけです。
自動で試験するので24/365で動作しているらしいです。
その名は、「Junior Rover」 通称 JR と言うそうです。

試験を通過して製品化したとしたらAmazonで売ることも可能なのですから
Amazonとしては、自社以外で画期的な製品ができればそれはそれで売上となるわけです。

あとを追わないのか?

音声認識で言えば、GoogleやAppleのほうが上かも知れませんが、所詮、内輪の世界
Googleは、今後、オープン化されてゆくと思いますが、Amazonほど積極的にサポートするかどうかは、わかりません。

Appleは、絶対に他社にはやらせませんから、せいぜい iPhoneだけの世界です。
ホームスピーカーを出してもホームスピーカーを売りたいだけなのであってSiriは、オマケです。

まとめ

昔、拳法の達人がお弟子さんに
「1000人の敵が来たらどうしますか?」
と質問をしたそうです。
達人は
「どんなに技を磨いても1000人には勝てないから 逃げるよ」
お弟子さんが続けて
「1000人の敵と戦うにはどうしたらいいのですか?」
達人は
「1000人の仲間をつくることだ」

どんなに優れたものでも普及しないと意味がありません。
ここにAppleの限界があります。
どんなにiPhoneを売っても1社では限りがあります。
数が売れて会社は儲かりますが、プラットフォームにはなりません。

Amazonが目指している世界は、「どこでもAlexa」がある生活だと筆者は思っています。

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Amazon Echoは、その とっかかりに過ぎないのです。

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