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IT小僧の時事放談

インターネットが自由に使えない国のメッセージ交換方法 暗号化プログラム Nahoft

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中国、ロシア、イラン そのほかにも独裁政治色の強い国では、自由な発言が制限されています。
SNSはもちろん、メール、メッセージ、個人ブログどころか アクセス履歴まで監視されていて 為政者(権力者)の悪口をどこかで発信したら、秘密警察がやってきて どこかに連れ去られてしまう。

なんてことも現実的にありえます。

もちろん、海外からの観光客だって容赦しません。

今回のIT小僧の時事放談
インターネットが自由に使えない国のメッセージ交換方法
という 少々ダークな話をします。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

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イランで使われる

イランでは政府によるインターネットのアクセス制限や監視、検閲が強化され続けています。
インターネット自体も状況によっては、止められることもしばしば、個人間の情報連携を遮断することで反政府の機運が起こらないように注意しているものと思われます。

そんなイランで使うことを目的とされたアプリが公開されました。
アプリ名は、Nahoft Google Playにも公開されている公式な者ものです。

開発者は、米国 人権団体United for Iranです。

暗号化プログラム Nahoft

Nahoftは、インターネットが規制されていても使えるように設計された 暗号化プログラムです。

ネットが繋がっていれば WhatsAppのようにエンドツーエンドの暗号化アプリを使えば安全に意思疎通ができます。
当局でさえ解読できないWhatsAppは、非常に有効な手段です。

しかし、ネットを切断された場合の通信を考えてNahoftは設計されています。

Nahoftでメッセージを入力するとペリ社後の暗号化した 言葉に変換されます。
ポイントは、意味不明な記号ではなく 言葉ということが重要です。

この言葉をネット、電話、手紙に書いて送付し 双方で持っている鍵(画像ファイルでも可能)で開ければ 内容を読み取ることができるというシンプルな構成になっている。

電話で伝えることもできるのでインターネットが遮断されていても当局に知られたくないメッセージのやりとりができるようになります。

幸い、Google Playを中国のように止めることはできないのでNahoftを配布できているようです。

日本で Nahof を検索すると なぜか? もしかして: Yahoo とか出てきますが、日本ではダウンロードできないようです。

## インターネットを遮断
インターネットを監視するだけではなく、遮断することで 個人を孤立化させ、反政府、反為政者に対しての活動を制限させる。

中国やロシアのように すべてのネットを自国で賄い、国外への出入りを厳しくチェックするようなものは、コストがかかります。
イランのように自前でネット構築ができない場合、手っ取り早いのが、インターネットの遮断である。

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Youtube Music

国家情報ネットワーク(SHOMA)

最近イランでは、「国家情報ネットワーク(SHOMA)」という中国やロシアのように自国でイントラネットの構築を行っています。

目的は、データのフィルタリングや検閲、ソーシャルネットワーク、規制を回避するツールのプロキシーサーヴァーやVPNといったサーヴィスの遮断で
中国のグレートファイアウォール(金盾)

AB や中国の技術提供を受けてロシアでも同じようなことを実現しつつあります。

以下のリンクで金盾 で弾かれていないか確認できます。

http://www.greatfirewallofchina.org

分断化することで権力維持

国民を分断化させることで情報を制限させ、為政者に不都合な事実を隠すことを行っている国は、結構多いと思ってください。

最近、ネットで誹謗中傷すると 悪質な場合、訴訟対象になったりしますが、訴訟どころか、当局によって逮捕、行方不明 なんてことは現実にあるのです。

国民を分断化することで反勢力の抑制、権力集中を推し進めているわけです。

イランではインターネットの自由が急速に失われつつあり、Nahoftはイラン国内および国外とのオープンなコミュニケーションを保持する上で、命綱になるかもしれない。

WIRED

外国に自ら個人情報をさらけ出している日本のセキュリティー意識とは大きな違いなのである。

ネットの自由さえない国々に旅行に出かけるときは十分注意してください。

もし、VPNが使える国でしたら積極的に使うと良いでしょう。

VPN

VPNは、リモートワークで使われた人も多いと思います。
企業の情報を守るため VPNの暗号化は非常に重要なものですが、これも為政者にとってやっかいな者となっています。
現在、侵略戦争をしているロシアでは、VPNの規制を必死になって制限しています。

VPNのアプリがあっても接続先のサーバーが止められてしまえば、使えなくなるわけで、そこは、誤解している人も多い。

また、無料のVPNサービスは、悪質なサーバーも存在していて 情報をごっそり抜き取るところもあるわけです。

出先でWi-Fiを使うときは、VPNを使う方が安全で 特にクレジットカード、銀行取引には、Wi-Fiを使えないか、有料VPNを使うことをオススメします。


まとめ

安心と安全は、カネで買え と海外旅行に行ったときに現地の人に言われました。
ネットは、ダダ漏れだし、クレジットカード情報を狙っている組織もたくさんあります。

一方、イラン、ロシア、中国のようにネットの情報を監視されている国では、SNSなど十分に注意してください。
もっとも これらの国に入国する際に強制的にアプリをインストールさせられることも多く、そのスマートフォンはすべて監視されている仕組みになっていることも忘れずに

決して、某国で○ーさん なんて書いてはダメですよ

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