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IT小僧の時事放談

重いランドセルから開放してあげよう 遅すぎた「GIGAスクール構想」

2020年11月8日

GIGAスクール構想で学校は崩壊し先生は奴隷となる: 教師大量失業の時代がやってきた!

スマートフォンにマイナンバーカードを入れるとか 頑張っている総務省

いやいや そのまえに、子供の教育現場にデジタルを導入して「古臭い印刷物である教科書」なんて廃止したほうがよい。
マイナンバーよりも教育を優先させなければ、この国に未来はない。
なのに相変わらず、学校では、毎年新しい教科書と同じことを繰り返す教師ばかり

朝の通勤で使う駅に小学生低学年だと思われる子どもたちが4~5人ほど集まっている。
後ろから見るとランドセルに隠れてしまうほど小さな子どもたちがトコトコと歩いているのは、微笑ましい光景だが、ランドセルが重すぎるような気がして仕方がない。

今回のIT小僧の時事放談は、
重いランドセルから開放してあげよう 遅すぎた「GIGAスクール構想」
と題して、日本の教育現場が世界から取り残されようとしていることについて感がてみよう。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

教科書という時代遅れなもの

教科書、学校では、毎年購入させられるもので決められている。
その長年続けれれてきた教科書という紙媒体をやっとやめようという意見が出てきた。

平井卓也デジタル改革担当相は10月6日の定例会見で、義務教育で使用する教科書を原則デジタル化するよう、萩生田光一文科相に提案したと明らかにした。

平井大臣によると、2日に開催された萩生田大臣とのオンライン教育に関する意見交換の場で提言。萩生田大臣からは「(実現に向け)前向きに検討したい」との返事があったと明かし、「デジタルファーストは時代の要請だという共通認識を持てた」と強調した。一方の萩生田大臣からは、生徒の学習データや学校での健康診断のデータを各生徒が個人で活用する条例改正に向けた提言があったという。

教科書のデジタル化完了に向けた具体的なスケジュールについては、「GIGAスクール構想の下、1人1台に端末が行き渡っているのが前提だ」として明言を避けたものの、「今のままでは、次の時代に中心となって活躍する人材を育てるのは難しい。早くデジタル化を進めたい」と話した。

中略

文科省が設置したデジタル教科書に関する有識者会議は、今年度内に中間報告をまとめる方針。また、全国の最大7割の国公私立小中学校にデジタル教科書を配備するため、2021年度予算の概算要求に52億円を計上している。

ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2010/06/news153.html

やっとという感じもしますが、やらないよりやったほうが良い。

紙の無駄

教科書は、毎年新しく印刷され 気味教育の小中学校では、無償、高校は、有償となっています。

人口が減少していると言われている日本でも

小学生 約 632.8万人
中学生 約 322万人
高校生 約 322万人

文部省調べ

毎年これだけの人数と教科分の教科書が新しく印刷されています。
そして、その多くは、一年で用済みとなっているのです。

欧米では多くの国で、教科書は学校が保有、これを児童生徒に無償貸与する方式をとっていて、毎年、新しい教科書というのは、あまりないそうです。

当たり前のように使っている教科書ですが、これを電子化するだけでかなりの資源の節約となるはずです。

日本の真のベストセラーは、間違いなく学校の教科書である。

これは、事実であると言えるでしょう。

大人の事情と言うやつで利権とか、どおかの業者や団体を守るとかあるかも知れませんが
電子化できない理由ってなにかあるのでしょうか?

デジタルな社会

米国は、電子化が進んでいて、タブレットなどで授業をしているところが多くなっている。

韓国では2018年からすべての小・中・高等学校でデジタル教科書が使用

これらの多くが、教科書をただデジタルにしただけで、紙の代わりになっているだけである。
そして、ここで問題になっているのは、紙の方が教育に優れているという論調である。

社会に出てオフィスで仕事をしている人の多くは、ディスプレイの文字や図形を読み、キーボードで文字を書いていると思います。

書籍の多くも電子化さえKindleで読んでいる人も多いと思います。

否応なくデジタルの世界で生きていかなければならない社会になっているわけで、子どもたちも小さい頃からスマホを触っている時代です。

そんな中、紙の教科書に拘る理由は、ないでしょう。

何も全部デジタルというわけではなく、文字を書く、絵を描くなどは、必要です。
しかし、教科書は、もうデジタルでよいのではないでしょうか?

デジタル化の弊害

教科書を電子化するには、大人の事情と言うやつで利権とか、どこかの業者や団体を守るとかあるかも知れませんが
電子化できない理由ってなにかあるのでしょうか?

欧米、アジアの各国に比べて、5年以上遅れてやっと動き出した。

一人一台もたせることが優先される日本

教科書のデジタル化を優先させるという反面、政府は、一人一台というのを端末を優先させている。

一人一台というのは、教室において使う端末のことを指すと思うのですが、どうやら一人一台の端末を配布することが目的となっているような気がしてならない。

「とにかく一人一台の端末」

を優先させてもその端末に載せる教科書が、PDFなどで教科書をそのまま掲載しただけとしたら、そえは、何もデジタル化する必要もなく、教科書を学校の所有物として、生徒に貸し出しすればよいだけです。
欧州の何カ国かは、教科書を毎年購入するものではなく貸し出して返却するというシステムを導入している。

せっかく一人一台端末をもたせても 内容が伴わなければ何も進歩していない。

教えられない教師

一人一台端末のデジタルデバイスが配布されたとしても、おそらく先生は、旧来のやり方しかできず、教科書が電子化されただけで教え方に何も変わるところはないでしょう。

先生のアナログ的な教育方法が変わらない限り、端末を配っても重いランドセルに教科書を持ち運ぶことがなくなるだけで何も変わらないでしょう。

残念ながら今の教師の多くは、デジタルな現場になってもアナログな授業しかできないと想像できます。
そこから改善が必要なわけで、そこができないうちに一人一台端末を配っても本が端末になっただけという状況になりそうです。

Chromebook

一人一台端末を配るという話ですが、それは何になるのでしょうか?
iPad? Windows? などいろいろとありますが、コスト、メンテンナンス、丈夫な筐体と考えると現在のところChrome OS一択になるとIT先進国として小僧は、考えています。

iPadは、優れたデバイスですが、なにより高価で落としただけで画面にヒビがはいるなど弱すぎます。
Windowsは、アップデートの問題などで 先生達がそもそも使いこなせない。
そうなると Chromebookが浮上してきます。

日本では知名度が低いですが、米国の教育現場では一般的です。
Chromebookは、小中学校の教職員に支持されたポイントは、起動の速さや管理のしやすさ、米グーグルのクラウドサービスとの親和性などだ。例えば横浜市はChromebook選定の理由を「起動の速さ」とともに「クラウドとの親和性が高い」としている。

教育現場ではグーグルの教育向けクラウド「Google Classroom」の採用が増えている。OSを問わず使えるサービスだが、「全ての機能を快適に使うとなるとChromebookが第1の選択肢になる」(大阪府)
日本でもメジャーになる勢いはある。

なにより ほぼメンテンナンスフリーであることの意味が大きい。

またiPadよりも安価で構造も簡単=壊れにくい という図式も当てはまる。

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まとめ

重いランドセルから開放してあげよう 遅すぎた「GIGAスクール構想」
というタイトルでここまで書いてきたのですが、

その端末をどうやって活用するのか?
とか
どのようなカリキュラムを組むのか?
とか
先生へのITに関する教育
とか 考慮されているのでしょうか?

政府の考えだと一人一台端末を配ることが目的であって、配ってしまえばあとは現場任せという気がしてならない。

もっとも、一人一台端末を配ったとしても先生が対応できずに結局 紙の教科書に戻る気がしてならない。

子どもたちのランドセルが軽くなるのは、いつの日になるのでしょうか?

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