政府が、教育に遅まきながら手を入れ始めた「GIGAスクール構想」
毎年、大量の教科書を印刷、販売
進歩しない授業を何十年も続けてきた教育に大きく手を入れる。
もう遅いかも知れないけどやったほうがマシ
でも実態は、子どもたちに税金を使って端末を配りたいだけとしか思えないのだが。。。
今回のIT小僧のブラック時事放談は
経団連と新経済連合が、学校のコンピュータ教育に活! 「人材育成の気概を持て」てよく言うぜ
と題して ブラックらしく ぶった切ろうと記事にしました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
更新 2020年11月23日
この記事を書いて1週間後 に新しい記事が出てきました。
記事を追加いたしました。
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目次
GIGAスクール構想
まずは、GIGAスクール構想 ってなんだ?
からはじめよう
文部科学省のページを見ると 相変わらずPDFの文書のリンクが並ぶ
https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_00001.htm
子供たち一人ひとりに個別最適化され、創造性を育む教育 ICT 環境の実現に向けて
~令和時代のスタンダードとしての1人1台端末環境~
≪文部科学大臣メッセージ≫
文書全般を通じて「1人1台端末環境」という文字が、そこらじゅうに散りばめられている。
以下のリンク先のページを見てください。
https://www.mext.go.jp/content/20191225-mxt_syoto01_000003278_03.pdf
1人1台というキーワードが4回も登場している。また、 ICT というキーワードもそこらじゅうに書かれている。
参考までにICTとは
「Information and Communication Technology(情報通信技術)」
の略で、通信技術を活用したコミュニケーションのことを言います。
他に書かれていることは、
時代に取り残された教育とか書かれていて
子供たち一人ひとりに個別最適化され、創造性を
育む教育 ICT 環境の実現に取り組んで頂きますよう、心よりお願い申し上げます。
という言葉で締めくくられている。
いきなりブラックな言葉言いますよ
文部科学省が予算をぶんどるために 学校に対して「1人1台端末環境」を提案しているだけ
と言ってもいいかも知れない。
その証拠として「1人1台端末」を強調していることからも推測できる。
親のカネに左右される子供の将来
学校教育の現場では、毎年 新しい教科書を子どもたちに配布し
クソ重たいランドセルの中に持たせて、毎日 持ち運びさせている。
教科書を使った教育も何十年? 少なくても半世紀以上 何も進歩していない。
学校では、学力の下の子供達にあわせるため、できる子供は、塾で補完している状況が続く
学習塾では、最先端の教育方法で「受験に合格するテクニックだけ」を教えている。
結局、親のカネの、子供の将来が決まってしまうのである。
また、天才的な才能を持つ子どもたちも「平均化された教育」で才能を潰されている。
天才的な子どもたちは、諸外国のように飛び級制度でとっとと先に進んだほうがよい。
差別と言われるかも知れないけど
「天才的にできるやつは、たしかに存在している」
彼、彼女たちの才能を伸ばすことこそ重要だと思うのですが・・・
経団連と新経済連合
経団連と新経済連合は、政府の「GIGAスクール構想」に対して一言言っている。
内容は、
「小中学生だけに1人1台端末を配るのならば、高校生にも配るべきだ」
と主張している。
「人材の需要と供給が一致していない。社会に必要な人材を育成するために、ICT環境を整える必要がある」
「現代社会に必要な能力が十分に養えない」
「世界的なトレンド」
などと言っていますが、彼らの目的は、
「社会に出て必要となる実践的な能力を培う重要な期間」
という言葉に集約される。
つまり、
パソコンの使い方を学校で教えろよ
というわけである。
昨今、スマートフォンばかり普及したためにパソコンを使えないという苦情が企業から出ているらしい。
高校生にもパソコンを配って、EXCELやWord、PowerPointを覚えさせて、企業に入ったらすぐ実戦投入したいという 本音もみえてくる。
「グローバリゼーションやイノベーション、アントレプレナーシップ(起業家精神)が欠けている」
なんて言っている人もいますが、彼らに
グローバリゼーションやイノベーション、アントレプレナーシップ(起業家精神)
なんてあったでしょうか?
中間マージンをとることで利益を上げることばかり考えていませんか?
お隣の国に技術を横流ししませんでしたか?
税金をジャブジャブ使って
- お客を乗せられない旅客機に何兆円とか
- 半世紀以上かかってまだ、開業できない電磁石をを使った列車とか
- 税金を突っ込んでiPhone頼みの液晶企業(もうすぐ 有機ELで その需要もなくなるだろう)
- インチキな会計を続けてきた電機屋さん
- 無駄な機能ばかりつけてきたけど、シンプルな掃除機やハイテク掃除ロボットに敗北している家電業界
グローバリゼーションやイノベーション、アントレプレナーシップ(起業家精神)は、そこにあったでしょうか?
IT企業も中抜仲介業者、人月業者ばかり儲かる仕組みを追求してきた結果
今頃「日本のITは遅れてる」なんて言っているけど そりゃ当たり前の話である。
ちょっと話がずれたので軌道修正します。
経団連が学校に喝「人材育成の気概を持て」てよく言うぜ
経団連は、AIやビッグデータの活用で社会が急速に変化していて、これに伴い、社会で求められる能力も変化しているとして、将来、活躍できる人材を育成するためには、学校教育や教員も変わるべきとする提言を発表した。
■“就活で初めて将来の仕事を考える”は遅い
経団連は、現状では、高等学校では将来の職業を念頭に置いた教育を受ける機会が不足していると指摘。職業観を養うことを重視し、そのために、高校は、学習内容を実社会での活用につながるものに改善する必要があるとしている。
一例として、経済界や大学、自治体との連携で、企業の社員などを講師として招くことや、高校生が大学の研究室のプロジェクトに研究助手として参加する取り組みを紹介した。就職後のミスマッチが起きないように、カリキュラムを共同開発することなども提案した。
中略
■未来を担う人材の育成 気概持て
経団連は、日本は他の先進国に比べて、学校教育でのデジタル活用が圧倒的に少ないことを示すデータを引用し、「旧態依然の教育が行われていることの証左」だと指摘した。
その上で、「学校の教職員や教育委員会は、“未来の社会を支える人材を育成している”という気概を持つことが重要である」として、学校改革の重要性を強調した。
Yahoo!!ニュース(日テレNEWS)
おいおい この30年間以上 あなたたちは、
給与も上げず
中間マージンで稼ぎ、下請けのコストを下げて利益を確保
挙句の果てに海外に生産拠点を移した結果、「技術を盗まれ」「人材を引き抜かれ」
税金を下げてもらい(その分、消費税が上がる要因のひとつとなる)
IT技術など「カネのかかるやっかいもの」として 時代遅れの業務体系をを続け、
数多くの海外投資に失敗し
日の丸旅客機は飛べず
半世紀たってもリニアモーターカーは、開業できていない
日本のクラウド事業は、ただのデータセンターと大して変わらない
税金を大量に突っ込んだ液晶の企業は、Appleに見放され 受注0になり
何年も会計をごまかしていた電気屋さんとか
結局、国内需要にあぐらをかいていた結果
今の状況になっていることを棚に上げ
「学校の教職員や教育委員会は、“未来の社会を支える人材を育成している”という気概を持つことが重要である」
などとよく言えたものだ。
(全部が全部ではないけど)
今の経営者層の多くは、昭和の先人達が作り上げてきたものを食いつぶしてきたに過ぎない。
もちろん、このような経営者ばかりではなく、素晴らしい企業や経営者もたくさんいます。
しかし、教育に喝 などを入れる前に まず自分たちの経営に喝を入れよ
「旧態依然の教育が行われていることの証左」
などとコメントしていますが。
「旧態依然の経営が行われていることの証左」
と言いたい。
高校生に一人一台をすすめる理由
企業は、
パソコン教育のコストを削減したいために EXCELやWord、PowerPointの教育を高校にやらせたい。
この一点だと思います。
確かに企業の仕事の中でコンピュータを使うことが多い。
入社、即、パソコンで仕事をさせるには、入社前にEXCELやWord、PowerPointの使い方を熟知している必要がある。
企業ですから、利益追求、コスト削減は正義である。
しかし、税金を使って企業に都合の良い人材にしたいという理由だけだったら
それでいいのか?
これが実態だ
教科書にもデジタル化の波が押し寄せている。10月上旬、平井卓也デジタル改革相らが「教科書は原則デジタルへ」と要請。約2週間後には、萩生田光一文部科学相が「授業時数の2分の1未満」とするデジタル教科書の使用基準を緩和する方針を示した。日本の学校現場でデジタル教科書が広がるのか。
朝日新聞
と言っても この写真が物語るように 黒板を撮影するのが、デジタル化なのか?
そもそも 子どもたちに端末を配っているのに 黒板で授業
1人1台端末環境
と言ってもこれが現実 結局、教える側がデジタル化していない状態で1人1台端末環境になっても ノートと鉛筆がパソコンやタブレットに変わっただけだろう。
どうでしょうか?
できると思いますか? GIGAスクール構想
まとめ
GIGAスクール構想は、おそすぎたとは思えるけど、やらなかったらさらに致命的な社会になるだろう。
しかし、文部科学省の文書をざっくり見る限り
「1人1台端末環境を配ることが目的」
としか思えない。
そして、高校生にも「1人1台端末環境」と言っている経団連と新経済連合
「高校生にパソコン教育させて即戦力にすることが目的」
彼らが、本当に日本の将来を心配しているのだったら
この記事は、誤りでゴメンナサイなんだけど
これまでのやり方をみると まんざらこの記事も外れていないような気もするんだけど
どうなんでしょうか?
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