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IT小僧の部屋

iPhoneしか興味がないネットサービス会社 消滅します

「顧客消滅」時代のマーケティング ファンから始まる「売れるしくみ」の作り方 (PHPビジネス新書)

IT小僧のコラムのお時間がやってきました。
この記事では、コンピュータ業界37年目のIT小僧が日頃から感じていることについて語ってみようというコーナーです。

あまり役にたたない記事ですが、週末のひととき 「また戯言を言ってるよ」なんて感じで気軽に読んでみてください。

今回のお題は、
iPhoneしか興味がないネットサービス会社 消滅します
と題して この世の中のスマートフォンはiPhoneしかないと思っているバカに関して書いてみます。
では、最後までよろしくお願いいたします。

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Androidなんてほっとけばいい

これは、ある企業でのお話です。

ネットサービスを展開しているある企業での出来事

(サービス会社)
「Androidで画面が表示されないので苦情が来ているんですけど・・・」

(開発会社)
「端末とOSのバージョンはなんですか?」

(サービス会社)
「それが、AQUOS SH-01Kなんですが」

(開発会社)
「そんな古い端末では動作の保証できません ちゃんと書いてあるでしょ 買い替えたほうが無難ですよって答えてください」

(サービス会社)
「古いって ユーザーに失礼ですよ たった4年前の端末ですよ」

(開発会社)
「では、そのAQUOS SH-01Kで提供しているアプリ動作させてみてください 使い物にならないことがわかります」

(サービス会社)
「iPhoneならば iPhone 6でも動いているのに OSもアップデートできないAndroidは、サービスが一生使えないんですか

(開発会社)
「Android使ったことありますか?」

(サービス会社)
「iPhoneしかさわったことないので」

(開発会社)
陰の声「話にならない 使ったことなのに よく言うよ」

よく話を聞いたら その会社では iPhoneしか触ったことのない人が多数で最近のAndroid事情など まったく知らない(興味がない)人しかいないらしいです。

たまにAndroid端末を持っていても5年以上前のものをもちだして「これで動かない なんとかしろ」と騒いでいるそうです。

Android端末は、生鮮食料品と同じで数年で切り替えて使うものでiPhoneのように古いもの(失礼:サスティナブルなもの)を使うことは望ましくありません。
数万円の端末を3年毎に切り替えるというのが、バッテリーの問題やセキュリティのことを考えると望ましいわけです。

※この意見は、2023年以降 大きく変わります。Android端末でも8年保証とか、バッテリー交換など長期間で使用できる環境になりつつあります。

そもそもiPhoneとは、設計思想も違うし、次々と新しい技術が搭載されています。また、安価になってきたものが多いので 特別こだわりがなければ3万円程度の端末であまりストレスないスマートフォンが入手できます。

iPhoneユーザーの中には、

「Androidなど貧乏人つかうもの、セキュリティがダメダメ、よく固まる端末」

と思っている人が多いのが困ったちゃんですが、まともなメーカーのAndroidならば、アップデート以外でリスタートなど皆無で画面が固まることなどほぼありません、
セキュリティもIT小僧は、意味のない市販のセキュリティソフトなど入れていない。

セキュリティソフトウェアは、野良アプリやインストール時の権限を確認すれば まず問題ないと思います。

閑話休題 話を戻します。

今後はAndroid端末が増えてくる

調査方法によって 数値は違っていますが、日本では未だにiPhoneのシェアが高いです。

「第23回デジタル市場競争会議ワーキンググループ」2021年6月30日開催 によると 日本のiPhoneシェアは3年間変動なしの66%となっています。」

このシェアは、日本の特殊性を物語っていて 世界的には、Androidは、70%以上と圧倒的に多い
特に日本、東南アジア、中東ではiPhoneのシェアが高い。

これは、iPhoneが比較的安価でキャリアから購入できていた背景もあったわけですが、今後は微妙である。
なにより 日本が給与が上がらないという状況下で高価なiPhoneがどうなるかわからない。

中華メーカーの数万円で優秀なAndroidy端末が次々と参入してくる中でコスパ優先と考える場合、Android端末のほうが有利でもある。

確かに5年ほど前の通勤電車内を見渡すとiPhone率が減っていることがわかる。

iPhone以外のユーザーを掴め

サービスを展開する上でiPhoneに重点を置くのはわかりますが、前述のネットサービスの考え方だと半分のユーザーを見捨てているのと同じということになります。
また、iPhoneを優先焦るザービスが多いのも事実ですが、それより Androidのユーザーにターゲットを絞ったほうがライバルがiPhoneに目を向けている間に市場を獲得できる意味もある。

iPhoneしか知らない、Androidなど触りたくもない なんて言っているネットサービスは、消滅するのも時間の問題ともいえる。
国内市場も海外からのサービスが多く入ってきて、コンテンツサービス系は、国産サービスはほぼ壊滅しています。

いまさら 動画や音楽の配信サービスをしても「顧客を騙して入会させる 携帯電話ショップのやり方」がいつまでも通じるわけがない。
やがて、知らず知らず契約していたサービスは、来年の3G回線の消滅とともに契約破棄となる可能性もなくはない。

もっとも携帯ショップの行く末もどうなるかわからない。
採算の合わない携帯ショップは淘汰されることは間違いない。

そんな状況下でネットサービスは、国内に留まって特殊化するぐらいしか生き残る方法はない と言っていいだろう。
莫大な費用をかけて開始したネットサービスのいくつかはすでに消滅へと向かっています。

無知は罪

ネットサービスの企業では、iPhoneにばかり力を入れている企業が多いのは事実です。
その理由は、シェアもそうですが、多くは、会社もしくは担当者がiPhoneしか知らないという無知からはじまっている可能性があります。

自分で使ったこともないもの(Android)がどういう動きになって どのような仕組みで動いているか なんて興味がないでしょう。

しかし、それでは、半分近い市場を放棄しているのも同然である。

広告事業は、Appleが決めた追跡防止(App Tracking Transparency)により広告が減ることは確実、その反動でAndroidへの広告出稿が増えているのも事実
となるとAndroidの方がチャンスありの可能性が高い。

「広告うぜぇ」というのは、理解します。
しかし、極端なことを言えば、広告ビジネスがなければ、Twitter、LINE、Instagram、TikTok、YouTubeもすべて有料でカネを払わなければ見ることもできなくなる可能性だってあるわけです。

これは、民法のテレビと同じでNHKのように有料となることを考えてみてください。

「そんなのないよ・・・」

いえいえ ネットのサービスは儲からなくなったら消えます。
ですからYouTubeだって有料会員をはじめたわけです。

最後に

(サービス会社)
「iPhoneしかさわったことないので」
こんな会社は数年後なくなっているでしょう。

国内市場でとどまっているネットサービスは、数年のうちに一部を覗いて外国企業のサービスに駆逐されます。
すでに動画、音楽に関して国内サービスは太刀打ちできません。SNSも国内サービスは特殊なもの以外は消え去る運命です。
となると国内で生き残るのは、FANZAなどの特定分野のみとなり あらゆる国内ネットサービスは縮小または消滅となり国外にサービスを展開するしかないのです。

日本独自で特色のあるネットサービスを海外に売り込むしか生き残れない時代がすぐそこに来ています。
そのとき、iPhone重視 なんてやってると もう 未来はありません。

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