Apple賞賛だったマスコミがここに来てAppleに厳しい記事を書くようになってきた。
と言っても 海外のニュースをそのまま翻訳しただけで
「うちの意見じゃないよ」というのがミエミエです。
「iPhone 8」、なんとiPhone 7より売れていない模様
GIZMODE
iPhone8はなぜ売れないのか
Newsweek
「iPhone X」のFace ID、認証精度基準を引き下げて量産を進めるらしい…
GIZMODE
スティーブ・ウォズニアック、iPhone Xは「発売日に買わない初めてのiPhoneになる
GIZMODE
ニュース番組でやっている
「この事件について街の人に聞いてみましょう」
とビデオを流して都合の良い意見だけ取り上げて観ている人をそれとなく誘導する。
あの手法です。
報道側で責任を取らない典型的なやり方ですね。
ニュースは、多角的にみたほうが真実に近づく方法だと思っています。
発売前から何かと騒がしいiPhone X これだけ前宣伝されれば成功なのかな?
と思います。
さて、そんなことは、ともかく Siriが進歩していなんじゃないかな?について自分なりに考察してみます。
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目次
アップルの「Siri」は、なぜアマゾンやGoogleの人工知能に後れをとってしまったのか
WIREDに記事が掲載されています。
2011年10月4日に「iPhone 4S」とともにデビューしたSiriは、衝撃的でした。
音声でアラームを設定したり、メッセージを送ったり、暇つぶしの話し相手になってもらったり
Mr.都市伝説 関暁夫の商売ネタになっていたり、様々な話題を振りまきました。
正直、自分も「すげ~~~ さすがApple」と思ったほどです。
Siriは、Appleが作ったものじゃないよ
Siriは、アップルが買収したのです。
元々はアメリカ国防高等研究計画局により兵士を戦場でサポートするための人工知能開発プロジェクトとして開発が始まった。人類史上最大の人工知能研究プロジェクトとも言われ、2003年からスタートし巨額の資金が投じられ名だたる大学や研究機関から研究者が集められた。そしてそのプロジェクトの一環としてDag Kittlausにより「Siri」は立ち上げられた
引用:Wikipedia
その後Siri社は2010年4月28日にアップルに売却されてiOS/macOSだけの製品になってしまった。
メンバーは、その後別会社で新しい音声アシスタントViv(ビブ)を開発
つまり、研究機関で開発されたものをAppleが買収してiPhoneに搭載そしてiPhoneは売れました。
しかし主要メンバーは、別会社で音声アシスタントを開発を続けたため
「テクノロジーを買収したけど主要メンバーがいなかったため発展させることができなかった。」
Appleの買収したけど発展できなかったというよくあるパターンですね。
Apple(アップル)の自動運転車はあきらめたか?
と似たような話です。
遅れてきて追い抜かした2大勢力
Amazon
Amazonがインから追い込んできた来ました。
AmazonがAlexaを登場させたのは、Siriから遅れること3年
スマートスピーカー「Amazon Echo」を引っさげてこの分野にいきなり登場してきました。
値段の手頃感もあり 米国で一気に普及しました。
声の命令でAmazonに発注できるという目玉機能を押し出すと共に
AIプラットフォームを公開して外部機能を付加する「スキル」という機能を開発できる環境を提供することで
スピーカーだけではなくクルマ、テレビ、家電に組み込まれつつあります。
つまり「スキル」を追加することによって「できることが無限に広がる」ということに成功しつつあります。
アマゾンは4月、Echoシリーズの新作「Echo Look」を発売した。カメラのついた新モデルは21世紀の魔法の鏡のように、ファッションチェックまでしてくれるという。
引用:WIRED
Siriに先行されたGoogleが猛烈な差し脚を使って一気に捲くって来ました。
Siriに遅れること5年 Googleアシスタント登場
「OK、Google Call Mom」
このときGoogleは、母を義理の母か実の母かを声の発声主を元にして電話するといいます。
電話ではないですが、自分のスマートフォンでメールの作成から送信まで試してみたけど
凄い認識力今のSiriには真似出来ない。
自分の声だけに反応するというのも「ジャイアントロボの大作少年」みたいでカッコイイ
認識力に加えてAI機能も追加、Amazonに対抗してスマートスピーカー「Google Home」発売
※昨日から売られていましたので見に行きました。
長年にわたって画像認識の研究に注力してきたグーグルの場合は、より進んでいる。新しいPixelbookは、スタイラスペンを使ってGoogleアシスタントに画像やテキストを指し示すことができるのだ。イヴェントで行われたデモでは、ウェブサイト上でミュージシャンの顔を丸で囲むとそれが誰だか特定され、楽曲や動画へのリンクが表示された。
また、Pixelで採用された「Lens」という新機能を使えば、Googleアシスタントにカメラで撮影した写真を見せられる。例えば、メールアドレスや電話番号のメモや書類の写真を撮れば、その写真をタップして電話をかけたりメッセージを作成したりできる。芸術作品や史跡、映画、書籍などの情報を収集することも可能だ。
引用:WIRED
Siriは何をやっていたの?
- 2014年にHey! Siriで起動できるようにした。
- 発音が滑らかになった。
- 声を変更した
- 2016年6月13日 WWDCにて、開発者へのAPIの公開
⇒すでにAmazonの「スキル」は、2万の機能を超えていた。 - macOS Sierraに対応
- 12月スマートスピーカーとなる「HomePod」予定
- Siriに翻訳機能を追加
え? 6年でこれだけ?しか進歩していないの?
冒頭に話したように自分で作ったのではないけど
「買ってきたおもちゃを発展できなかった」わけです。
Macintoshさえも蔑ろにしてiPhoneのアップデートばかりしてきたためでしょうか?
こんな状態だとさらに後方から勢いを増しているMicrosoftのCortanaにも抜かれるのではないか?
いや、もう抜いていると思います。
データベースとオープン戦略
- Siriが発展できなかったのは、Appleに開発できる技術者がいないこと
- GoogleやAmazonのようにオープンな姿勢がなかったこと
- 一番大きい問題は、GoogleやAmazonのようにビックデータを持っていない。
この3点と思われます。
HomePod
12月スマートスピーカーとなる「HomePod」を出すと言っていますが、出したけど「ほったらかし」なんだろうな
Mac miniやMac Proを3年以上も放置されている状態ですから期待できません。
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まとめ
今のAppleにとって
iPhone以外のプロダクトは蔑ろにされていているのかな?
別にAppleをディスってるわけではありません。
品質低下を懸念しているのです。
例えば 昨日からビッグワードになってますが
1+2+3=24 になるような電卓をリリースすべきではない。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6258724
遅いだけという人がいますが、意味が違う。
おまけのようなアプリとか言っている人もわかっていない。
試験すればすぐにわかることに気づかないことが今のAppleを象徴しています。
Siriが成長しないのもこんなところから始まっているような気がします。
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おまけ
Microsoftのナデラ氏のような人がCEOになってくれないかなぁ
アップルの「Siri」は、なぜアマゾンやGoogleの人工知能に後れをとってしまったのか
WIREDより
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