日本人にと言って「お墨付き」という言葉は、特別な意味を表します。
「お役所からのお墨付きをもらっているから安心だ!」
なんてことを言ったりします。
そもそも
「お墨付きは、室町時代・江戸時代、将軍や大名から臣下に与えた領地を後日の証拠として保障・確認する文書のことで、その文書に「署名や署名を図案化」した「花押」が、墨で記されていたこと」
を意味します。
お役所が、決めたことに絶対の信頼を持っている?日本独特の言い回しですが、最近は、そのお役所も
「年金があやふやだったり」
「インチキな統計を作っていたり」
して「お墨付き」として危うくなっているような気がします。
今回の小僧の教えてITは、
お墨付きのスマートフォン「Android Enterprise Recommended」とは、何だろう?
について考えてみました。
小難しい話をわかりやすく解説しながらブログにまとめました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
iPhoneは、「全部お墨付き」
iPhoneは、米Apple社が「お墨付き」を与えた?
というよりApple社が、担保しているスマートフォンです。
ですから、端末もOSも全部Apple社のお墨付き
さらに、そこで使うアプリのApp Storeというアップル社の「お墨付きのサービス」からしかインストールできません。
まさに、
「安心」
「安全」
が大好きな日本人のためにあるようなスマートフォンです。
一方、Androidは、ちょっと違うようです。
Androidは、「西部開拓時代」
Android OSは、米Google社が、開発して、それを使ってAndroid端末をいろいろな企業が製造しています。
基本、オープン使えるAndroid OSので、世界中のスマートフォンメーカーが、採用したことで
「スマートフォンの75%以上」が、Android OSで動作しています。
Google社は、直接には管理していないため、メーカーが独自なカメラや機能を組み込んでいるので、基本は、同じですが、まったく同じとは言えなくなっています。
そのため、「折りたたみスマートフォン」や「虹彩認証」、「ディスプレイ面の指紋認証」、「2つ、3つ、5つもあるカメラ」など、最先端と画期的なAndroid端末が登場しています。
米国「西部開拓時代」のような自由なイメージが、Androidなのです。
みんながちがうから、世界はたのしい
Google社は、このようなキーワードでCMを流していました。
しかし、自由というのは、自己責任が伴うもので、勝手に改造して動作しなくなっても責任は自分自身なのです。
お墨付きが欲しい
というみなさまに朗報があります。
Googleの「お墨付きスマートフォン」が指定されています。
これが、
「Android Enterprise Recommended」
この意味は、
Googleが認定した
「企業向けの厳しい要件をクリアしたAndroid 搭載端末及びサービス」のことです。
その仕様とは、
- 企業が所有する端末を柔軟に管理
- セキュリティ
- 高いビジネス水準を満たす端末
詳しくは、リンク先に記載されています。
https://www.android.com/intl/ja_jp/enterprise/recommended/
これぞ、まさに「お墨付きスマートフォン」です。
該当している端末は、どれ?
かなりの数の端末が「お墨付き」で紹介されています。
https://androidenterprisepartners.withgoogle.com/devices/
OS、RAM、DISPLAY、認証などでも検索できます
しかし特出するのは、キャリア別選択です。
https://androidenterprisepartners.withgoogle.com/carriers/#
docomo,SoftBankがあるのにauが見当たらないのです。
おそらく
auは、使っている電波の方式や帯域が(世界的に見て)特殊なために外されているのと推測されます。
格安SIMは、docomo回線を利用するものが多いのは、このためです。
auで購入したスマートフォン(iPhoneを除く)は、格安SIMを使うときは、つながるかどうか注意が必要です。
Huawei
米国では、販売していないHuaweiの機種もきちんと掲載されています。
米国が、「Huaweiの基地局など使うな」と言ったわけですが、Googleは、Huawei端末を「Android Enterprise Recommended」のリストに掲載しています。
Google謹製のスマートフォン
Nexus
Googleは、かつてNexus(ねくさす)というスマートフォンやタブレットを販売していました。
これは、Androidアプリの開発時に基本となる環境が揃った端末でした。
IT小僧もNexus7という7インチのタブレットを持っています。
シンプル
基本アプリしか入っていない
OSのアップデートがやってくる
というもので扱いやすいものでした。
ところが、Nexusシリーズは、終了
2016年からPixelシリーズが開始されます。
Pixel
Nexusシリーズと違ってPixelは、Googleサービスをとことん使いたい人向けの端末で
「Googleが、理想とするAndroid端末」
とも言えるかも知れません。
2016年にPixel 1
2017年にPixel 2
2018年にPixel 3
と3年連続で発売され
Pixel 3は、AIオールスターズとも言えるほど、GoogleのAIが、ぎっしり詰まっています。
このシリーズから日本発売になりました。
おさいふケータイ付きで販売してきたので日本に対するGoogleの本気度がわかります。
ディスプレイのサイズで2機種になっています。
Pixel 3
サイズ: 145.6 mm x 68.2 mm x 7.9 mm
重量: 148 g
バッテリー 3: 2,915 mAh
ディスプレイ:5.5 in FHD OLED 2160 × 1080
Pixel 3 XL
サイズ: 158.0 mm x 76.7 mm x 7.9 mm
重量: 184 g (6.49 oz)
バッテリー: 3,430 mAh
ディスプレイ:6.3 in QHD OLED、2960 × 1440
共通
OS Android 9.0
SoC Qualcomm Snapdragon 845
CPU オクタコア (2.5 GHz × 4、1.6 GHz × 4)
GPU Adreno 630
メインメモリ 4GB LPDDR4X RAM
ストレージ 64/128 GB
背面カメラ
画素数:12.2 MP
ピクセルサイズ:1.4 µm
絞り:f/1.8
位相検出オートフォーカス
レーザーオートフォーカス
HDR+ 画像処理
デュアルピクセル
HD 720p ビデオ (最大240 FPS)
FHD 1080p ビデオ (最大120 FPS)
4K 2160p ビデオ (最大30 FPS)
手ぶれ補正機構
光学/電子式スタビライザー(手ブレ補正)
前面カメラ 画素数:8MP
センサー:SONY Exmor IMX179
ピクセルサイズ:1.4 µm
絞り:f/1.8
接続 GSM、LTE、LTE Advanced、VoLTE、HSDPA、CDMA、TD-LTE、TD-SCDMA
注目は軽さ
5.5 inのPixel 3で 148 g (5.22 oz)
6.3 inのPixel 3XLで 184 g (6.49 oz)
これは、めちゃくちゃ軽い
最近のスマートフォンは、重量級で200gを遥かに超えるものも多い中、軽さは大きなアドバンテージです。
カメラが凄い
カメラは、AIカメラで、いろいろなシチュエーションでほぼベストな仕上がりです。
いろいろなところでレポートが上がっていますが、とにかく色が綺麗、簡単、暗くてもOK
スマートフォンというよりカメラを買ったのかも知れません。
特に夜景モードは、どうしたらこんなに明るく撮れるんだろうというぐらい
自分の眼で見えない暗さも問題なしというものです。
まだ使いはじめて、1週間もなっていないので詳しいレポートは、別ブログで掲載予定です。
値下げ中
カメラがシングルということもあり、しかも高価なスマートフォンなので、あまり売れていないと思われます。
このスマートフォンの価値は、「ハードウェアではなく、ソフトウェアにある」ので見た目のスペックで判断すると購入対象から外れてしまうかも知れません。
しかし、実際に使ってみると「AIを軸にしたソフトウェアは、驚異的」で、ソフトウェアのアップデートで性能が上がるという体験を楽しむことができます。
docomo、SoftBank、Googleストア(SIMフリー)から発売されているので
興味のある人は、値下げの今がチャンスだと思います。
廉価版のPixel 3 lite?が出るという噂もありますが、まだ正式発表ではありません。
まとめ
「Android Enterprise Recommended」という指針に掲載されていないからダメなスマートフォンというわけではありません。
あくまでもビジネス用でGoogleが指定した仕様と思って下さい。
国内仕様のためauが掲載されていないけれど、端末自体は、同じAndroidなのです。
あとがき
IT小僧は、iPhoneを3GSから4世代使ってきました。
とても扱いやすいし、写真も美しく 文句ない端末です。
そんなときにふと眼にしたXperiaに興味をいだきZシリースを使ったところ
これは、自分用にカスタマイズできるところが面白く
以後、Androidスマートフォンを使っています。
iPhoneは、安全、安心だけど、自分の使い方に合わせられないので物足りなかったのです。
そして、我が家にPixel 3がやってきました。
先に来ていたEssential Phoneと比べながらレポートしてみます。
メイン機種のXperia XZ1は、キャリア契約(au)なのでこれは、実用端末として携帯しています。
歴代のiPhoneもあるし、iPhone5も現役なので完全な
「スマートフォンコレクターの道」を突っ走っています。
iPhone、Androidの思想の違いは、レビューでは、難しいと思います。
実際に購入して初めて分かることも多く、個人の嗜好もあるのでどれがベストとも言えません。
値段、カメラ、ゲームなど、目的も違います。
だから、スマートフォンは、面白い