「進化が行き着くとその種族は、滅びへと向かう」
詠み人知らず・・・
テクノロジーの限界点が見えて来ると進化が止まってしまう。
我々の身近には、そんな限界点の「もの」が、溢れています。
例えば
固定電話 デザインが変わったとしてもできることは、変わらない。
メガネ メガネも素材が進化しただけで鼻の上と両耳にかけるスタイルは、変わらない
動物も進化が進むと「間違った方向に進んでしまいものも出てくる」
「自分の牙で自分の頭を刺してしまうやつも登場」でも結局、絶滅してしまいました。
※・・・・・
今回のIT小僧の時事放談は、
スマートフォンにもうこれ以上の進化はないのか? 2018年を振り返って次にどんなものが来るのか予想してみよう。
と題してiPhone登場から十数年で進化が止まってしまったスマートフォンについて考えてみました。
小難しい話をわかりやすく解説しながらブログにまとめました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
2018年のトレンド
ノッチ大繁殖
2018年は、M字ハゲ? 失礼、ノッチと呼ばれる切り欠きのスマートフォンが、トレンドだった。
iPhoneが先駆者と思っている人は、大間違い
2017年の夏にデビューした Essential Phone PH-1が元祖である。
Essence Phoneは、Androidの生みの親、アンディ・ルービンが、スマートフォンを再定義したものである。
シンプルで出目金ではないカメラ、どこも出っ張りのない、かまぼこ板のようなスマートフォンはとても美しい。
このスマートフォンは、ディスプレイに特徴あり、上部にインカメラのU字型の切込みがある。
これこそが後にiPhoneが真似?失礼 インスパイアしたものがノッチである。
画面を広くするためにインカメラをどうするか?
2017年から2018年のスマートフォン業界は、ひたすらノッチ仕様
ところで あれ かっこいいですか?
自分は、美しくないと思っています。
Essential Phoneのように小さめで目立たない場合は、ともかく、どの端末もノッチを自己主張しすぎ。
美しくないノッチまでして、ベゼルを狭くしてディスプレイエリアを広げる必要性ってあるんでしょうか?
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ノッチは、時代遅れ
なによりノッチは、時代遅れとなりつつあります。
来年の今頃は、
「まだ ノッチのあるスマホ使っているの?」
なんてことになるかも知れません。
やりすぎiPhone
iPhoneは、M字の部分にカメラだけではなく、センサーを詰め込み、顔認証を搭載した。
指紋認証をなくし、顔認証だけにしたという徹底ぶり。
でも、電車の中でiPhoneを目の前に持ち上げてロック解除する姿は、変な感じがする。
そこまでしなくても
「指紋認証でいいんじゃねぇか?」
と思うのは、自分だけなのか!
もしかしたらiPhoneには
「世界を滅ぼすような呪文」が埋め込んであって、世界の終末を防ぐために厳重な顔認証を搭載したのでしょうか?
スマートフォンの情報など、とっく持っていかれているのに何をそれほど恐れているのか自分にはわかりません。
センサーをてんこ盛りにして「暗くてもロックを外せる」なんて
「単にiPhoneの値段を上げたいだけのギミック」
だと思っています。
そのiPhone、「顔認証だけ」というのが嫌われたのか?「値段が高くなった」のが嫌われたのか、売れなくなってきました。
ま! 顔認証以外、中身は、10年前とさほど進化がないので
「そろそろ飽きられた」
ということでしょう。
大躍進した Huawei
証拠なきバッシングを受けているHuaweiは、2017年衝撃的なスマートフォンを投入しました。
Huawei P20 Pro
iPhoneが、「顔認証」に異様なこだわりを見せている間にHuaweiはは、「LEICA(らいか)」というネームタグだけで数十万円の値が付きそうなカメラブランドを身に着けをiPhoneと同じような値段で発表しました。
「LEICAが、10万円で買える」
LEICAのカメラは、「カメラ小僧」や「カメラおじさん」の心を鷲掴みする魔法のブランドです。
なぜって、LEICAのカメラは、超高級品、数十万や百万円台なんてあたりまえの世界なのです。
それが、たったの10万円で買えてしまうなんて彼らの眼には魅力的に写ったことでしょう。
しかし、ブランドだけのスマートフォンではありません。
2つのカメラを搭載し、AIを駆使したカメラは、「人間の眼でみたものよりも凄い写真を簡単に撮影することができます」
もう一度言います。
「人間の眼でみたものよりも凄い写真を簡単に撮影することができます」
つまり、実際の映像をAIで加工して「写真という絵」を作っているのです。
もっと噛み砕いて言えば
「映像をフォトショップのようなもので修正してデータ化している」
と言えばいいでしょうか?
「綺麗+簡単」というスマートフォンカメラの王道を進んでいます。
そして、このトップブランドで名を売ったHuaweiは、廉価版を展開します。
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Huawei P20 lite
という低価格機を格安SIM(格安ケータイ)を中心に展開
iPhoneを凌ぐ勢いで売れています。
3万円以下で普段使いには、まったく不自由しないスマートフォン
コスパ(コストパフォーマンス)重視の層に説得力のある一台です。
このPシリーズともうひとつの高級ブランドのMateシリーズによって日本市場でHuaweiのブランドは上がりました。
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Mateシリーズは、すでにLeicaトリプルレンズ搭載
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技術オタクで失敗したXperia
Huaweiの躍進と裏腹に急激にブランドの価値を下げたスマートフォンがあります。
Xperia XZ2
「分厚くて不格好」失敗の原因の中心は、ここにあります。
更に悪いことが重なり、「写真の歪み」が大きいという意見が出ると
「優秀な広角レンズならば、このぐらいの歪みは出る」
と頑として直さなかった。
カメラ好きならば、広角レンズの歪みは、承知していると思うけど
「それを スマートフォンで言ってはいけない」
歪むということは、写真の端にいる人の顔が伸びてしまったりするわけで
そんなの「自撮り」や「Instagram」で使われるのに許されるわけがない。
最後は、渋々? 修正モードを入れたわけですが、そんな人達が、やたらと技術用語を並べて
「Xperiaのカメラは、凄いんだ」
と言ってもLEICAという文字が入っているHuaweiに勝てるわけがない。
なにしろ、あちらは、「自撮り」や「Instagram」で見た目以上に綺麗な補正写真ができあがるのです。
カメラの出来は、素晴らしいです。
XZ1という二世代前でも素晴らしい写真が撮れます。
AIを使わずにカメラの機能を追求したXperiaは、カメラとして出来がいいけど、スマートフォンのカメラでは成功しませんでした。
奇跡的に復活?するとしたら、ハイレゾ使用のヘッドホン端子を搭載して映像と音楽に特化した
WALKMAN Xperia
そしてゲーマー向けにカリカリにチューンした
PlayStation Xperia
で勝負するしかないと思います。
もっともカメラもプレイステーションも自社の競合になるので「絶対にやらない」だろうけどね。
XZ2は、数ヶ月で安売り対象となり、それでも売れず、後継機のXZ3が出てきたわけですが、時すでに遅し!
Xperiaは、崖っぷちに立っています。
(半分落ちているかも)
2020年にXperiaは、あるんでしょうか?
もしかしたら、中国系の企業にブランドを売却されているかも知れません。
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目の付け所が復活したSHARP
SHARPは、台湾・鴻海精密工業傘下の電機メーカーとなりました。
企業売却のときに「日本企業のまま」という話もありましたが、結果的に台湾メーカーに引き取られて大正解
現在、復活の途上にあります。
液晶に力を入れすぎて失敗したのを反省点として、もともと優れた開発能力を生かして順調に回復しています。
なにしろ、「通販の北さんが数十万台売った」という空気清浄機 プラズマクラスター、中国では、あこがれの空気清浄機として売れ続けています。
スマートフォンもキャリア御用達の呪縛から逃れ、キャリア版、SIMフリー版とニーズに合わせたスマートフォンを発表しています。
日本メーカー、防水/防塵、お財布ケータイという「日本の3種の神器」を引っさげて登場したAQUOSシリーズは、成功したと言ってもいいでしょう。
なにより、キャリアの呪縛から逃れて 格安SIM(格安ケータイ)から販売できたのが大成功
キャリアの言うがままの仕様でつくられた「醜い改造Android」から逃れることができたため、素に近いAndroidの良さが出ています。
値段は、中国製のスマートフォンより若干お高いですが、先に上げた「日本の3種の神器」の威力は、抜群です。
また、Xperiaのような技術オタクではなく、使う側の視点で考えられたスマートフォンは、癖もなく扱いやすい
しかも値段もそこそこで
「なんと言っても液晶が素晴らしい」
ですから、フィルムを貼らないか、保護ガラスを貼りましょう
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満を持して登場 Google Pixel 3
Googleから、日本向けにPixel 3が発売されました。
嬉しいことにお財布ケータイ付きというサービスのよさ
Googleの日本に対する本気度が伝わってきます。
話題の中心は、やはり カメラ
こちらは、徹底的なAIを使った仕様となっています。
なにせ、ボケをAIで作り上げてしまうという荒業
しかもそれが、高クオリティ!
もう、レンズが1枚とか2枚とかというレベルではない、どんな写真でもAIで加工してしまえば、美しくなる
という徹底ぶり!
ある意味、振り切ったスマートフォンです。
ただ! 値段が高い 10万円近い
後、2万円ほど安ければなぁ
と思っていたら、SoftBankが、1万8千円の値引きプラン開始!
世界一売れている SAMSUNG なんだけれど
日韓の雰囲気が怪しいのであいかわらずパッとしないSAMSUNG
販売台数世界一のスマートフォン企業なのですが、日本では、本流になれません。
もっとも有機ELが主流になってきたのでこの分野で世界一なので部品が売れればOK
このあたりは、スマートフォンのカメラモジュールが売れているSONYと同じ構図なのでしょうか?
新生 OPPO
OPPOという中国系企業が日本上陸
ノッチもティアドロップ型という自然な造形
カメラも F1.5という非常に明るいレンズと光学手ブレ補正を搭載、夜間撮影を得意としています。
OPPO R17 Neo
そして
画面内指紋センサー
この機能は、来年流行るかも知れません。
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2018年のスマートフォン市場 まとめ
SIMフリーの機種が大量に日本にやってきました。
格安SIM(格安ケータイ)から販売されている機種がめちゃくちゃ増えています。
3万円程度のスマートフォンで日常使いで十分な性能になったため
「高級スマートフォン」が売れなくなってきました。
iPhoneの売れ行きがダウンしているのが象徴的で、少し安くなった1世代前のiPhone 8が売れ続けています。
Androidは、Huawei、SHARPが、売れていてその他の機種は、昨年がスタートラインかも知れません。
まら、ゲームに特化したRazer Phone 2そしてASUS ROG Phone ZS600KLの登場などAndroidにとって幅広い端末が登場しました。
Razer Phone 2
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ASUS ROG Phone ZS600KL
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2019年のスマートフォン予想
ノッチからの脱却
パンチホール(液晶に穴が空いていてカメラが仕込まえている)や飛び出すカメラ、防滴型ノッチ、そして折りたたみ型スマートフォン、そして最大の注油目が、5G対応スマートフォンと言われています。
折りたたみ
折りたたみスマートフォンが、SamsungのGalaxyブランドで登場か?
2019年2月20日にGalaxyスマートフォンの発表イベントを開催折りたたみスマートフォンの詳細が披露されるかも?
中国企業Royole 「FlexPai」を、CES 2019に出展
FlexPai自体は、2018年11月に中国で発表されていた。
Huawei(ファーウェイ)、Xiaomi(シャオミ)も折りたたみ型スマートフォンが出てくると噂されています。
3眼以上のカメラ
4眼 Galaxy A9(2018)
5眼 Nokia 9 Pure View(?)
ZEISS(ツァイス)のレンズ採用か?
6眼 Galaxy 次世代S
Galaxy A9以外は、正式発表ではありません。
まだ噂! 噂です。
Mobile World Congress (MWC) del 2019に注目しましょう。
5G
そして、本当にスマートフォンで普及するかどうかわからない5G
2020年から日本でもサービス開始と言われているけど、通信量が高価だったら、見向きもされないでしょう。
そんなに高速かつ大容量の通信技術もコンテンツがなければ使われません。
Mobile World Congress (MWC) del 2019に注目
世界最大規模の携帯通信関連見本市である MWCでどのようなものが発表されるのか興味深いところです。
Mobile World Congress (MWC) del 2019
(モバイルワールドコングレス 2019)
2019年02月25日 ~ 2019年02月28日. 開催地, バルセロナ/スペイン
https://www.mwcbarcelona.com/
まずは、この発表会を待つとしよう。
予想
2019年は、現時点では、
- ノッチ端末からの脱却
- 4眼以上のカメラ・レンズ
- 折りたたみ型
- 5G対応
- eSIM
と5つ出てきています。
ノッチ端末は、2018年のトレンドでしたが、もう廃れようとしています。
個人的には、上下に少しぐらいベゼルがあっても構わないのでシンプルなデザインが好みです。
eSIMは、MVNO特にIIJmioが、出せるかどうかで普及するか決まるでしょう。
iPhoneの次世代どうするの?
Android勢が中国を筆頭に「次々と新しい試み」を実行しています。
5Gに関しては、すでにQualcomm社(クアルコム)チップが発表されていますが、Apple社は、Qualcomm社と裁判係争中なのでApple社に対してチップが、販売されない状況です。
※Qualcomm社も商売なので最後には、売るかも知れませんが・・・
慌てたAppleは、自社で5Gチップの開発をしようとしていますが、早くて来年のiPhoneからとなります。
となると今年のiPhoneは、どうなるの?
昨年と同じようなものだと
「さらに売上が落ちるでしょう」
長年言われてきた、TYPE-Cの対応ぐらいでお茶を濁すのか?
もしかしたら、OPPO「R17 Neo」のマネ(失礼 インスパイア)で画面内指紋センサーをぶっこんでくるかも知れません。
そして発表会で
「指紋センサーを画面内に埋め込んだぞ どや!」
あのCEOが言いそうですね。
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まとめ
毎年のことですが、2月になると、次世代のスマートフォン情報が、ネット上に溢れています。
といっても、本当かどうかわからないフェイクニュースが、ほとんどです。
Mobile World Congress (MWC) del 2019
2019年02月25日 ~ 2019年02月28日.
で2019年の傾向が出てくると思いますので楽しみに待ちましょう。
個人的には、噂の5眼レンズ搭載と言われている Nokia 9を見てみたいと思っています。