牛丼一杯無料だとか、サーティーワンアイス一個無料だとか
2017年あたりからSoftBankがはじめたキャンペーンは大成功
キャッンペーン名は「SUPER FRIDAY」
開始した当初は、インパクトもあり、ニュースになったり長い行列をテレビで見ることができました。
しかし最近は、そこまでのインパクトもなくなった!
と思ったら
「2019年も「SUPER FRIDAY」開催!2月は吉野家の牛丼がもらえる」
https://www.softbank.jp/mobile/info/personal/news/cm_campaign/20190118a/
吉野家の牛丼はインパクトがあるかも知れませんね。
今回のIT小僧の時事放談は、
牛丼よりカネをくれ! PayPay「100億円あげちゃうキャンペーン」で時代が変わった。
と題して「もの」より「おカネ」の方が人を集める効果が圧倒的である。
というお話です。
最後までお付き合いいただけたら幸いです。
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目次
ふるさと納税 ものでつる
代表的なものは、「ふるさと納税」です。
この「ふるさと(生まれ故郷)」でもなんでもないところに
見返りの商品欲しさに納税をするという「馬鹿げたシステム」です。
税金は、国と住んでいる地域に払うのが基本です。
住んでいる地域は、公共施設、インフラなどを使っているわけなので当然だの義務です。
なのに「ふるさと納税」などという
自分に関係ない地域に「納税」するかわりに「みかえりの商品をもらう」ということがエスカレート
商品をもらうために納税する自治体を決めるという本来の税金のあり方を間違えている。
例えば
自分のパートナーが気に入らないので お気に入りの隣の家のパートナーに給与から生活費を自宅ではなく隣のパートナーの家に入金するようなものです。
入金してくれたパートナーから、返礼品として
「なにかあるのかな?」
例えが少し下世話なかもしれませんが、「ふるさと納税」とやっていることは同じ
もっと広く考えると
「日本に税金を収めたくないから 外国に税金を支払う」
企業ならもうやっているところもありますよね
「返戻品」競争の結果
納税額よりおカネがかかって、持ち出している自治体も出てきたという。
また
「返戻品」を止めた自治体もあるらしいけど、なんと、ふるさと納税が¥0となったそうです。
さらにAmazonのギフト券を「返戻品」にしたところもあり
こうなると、自治体間の仁義なき戦いに突入
さすがの総務省も黙ってはいない。
2018年9月6日付の日本経済新聞には、
「高額な返礼品を支給する自治体へのふるさと納税は税優遇除外も検討」
やりすぎた、自治体に対してこの自治他愛に納税した分の税金優遇をなくす。
と掲載された。
主に金券をばらまいいていた自治体が対象ですが、こんなことが続くようでは
「ふるさと納税」を止めたほうが、よろしいのではと思っています。
年賀状のお年玉懸賞も厳禁
賀状当選番号 2019 お年玉つき年賀状 年賀はがき
お年玉懸賞の最高額が現金30万円
正確に言うと
「現金30万円または同額相当のプレミアム賞品」
プレミアム賞品を選ぶ人いるのかな?
自分だったら 現金が欲しい
つまり「年賀状が売れない」というわけです。
メール、メッセージ全盛の時代
「年賀状」を書く人が減っているということです。
昨年は、「年賀状販売のノルマ」で悲惨な職員、アルバイトのみなさんが注目されました。
ノルマがあるので年賀状を数千枚を自腹で購入したとかしないとか
ノルマは、「年賀状」だけではなく「お歳暮、お中元、その他キャンペーン」もあったとか
ノルマは、営業職なら当たり前ですが、一般職員までノルマがあるというのはいかがんものか?
郵便配達員に「年賀状販売のノルマ」を課してもそりゃ無理だ
テレビでさんざん放映されたので「一般職員のノルマ廃止」になっているようだが実態はわかりません。
それはともかく、「売れない年賀状」を売るべく考えられたのが、現金30万円
こうなると 年賀状ではなく「宝くじ」とそれほど変わらないのではないのか?
つまらない「家電もどき」や「切手シート」よりは、現金が魅力的なことには違いありません。
「もの」より「現金」
ふるさと納税の返礼品も年賀状も「現金及び金券」に突っ走っています。
PayPay
PayPayというソフトバンクとYahoo!が合同ではじめた、QR決済システム
いきなり「100億円あげちゃうキャンペーン」を開始
内容は、
40回に1回の確率で支払額の全額がPayPayボーナスで還元される。
PayPayボーナスの付与上限は一回あたり10万円相当
このキャンペーンによる還元の総額が100億円
さらに
Yahoo!プレミアム会員なら20回に1回
Yahoo!モバイル契約者なら10回に1回
12月13日(開始から10日間)で100億円相当に達したので終了しました。
これは、インパクトがでかい
運が良ければ購入したものが、実質¥0になる可能性もあるのです。
家電量販店にとっては、干天の慈雨というべきでしょうか?
ヨドバシカメラなども多くの人が、並んでいました。
その後セキュリティなど問題が発覚しましたが、「QR決済 競争」で知名度で先頭に立ちました。
その意味でも100億円の宣伝費と考えれば成功でしょう。
今年、予定される、auのQR決済もこのぐらい派手にやらないと誰も注目しないでしょう。
結局は、おカネ
このように最近の景品は、現金か、現金に換金しやすい金券が多いです。
何かを契約したら「ケーキ」とか「なんとかチキン」では、多くのひとの興味を引きません。
SoftBankの「SUPER FRIDAY」を真似して「毎日なにかあるキャンペーン」をしても
SoftBankのように話題になりません。
SoftBankの上手いところは、「お祭り」にしてしまうところです。
牛丼が無料なので並ぶだけではないのです。
[amazonjs asin="B0054GMVNY" locale="JP" tmpl="Small" title="[レンジ・湯せん調理OK]吉野家冷凍牛丼の具12食セット(通常1~3営業日迅速配送中)"]
牛丼無料で人が並ぶのが面白いからお祭りになって人が集まるのです。
そこを分かっていないキャンペーンが多いので「毎日なにかあるキャンペーン」などしても盛り上がりません。
ただし、キャンペーンで「金券」もしくは、「現金化しやすいもの」ならば、人は集まるし応募します。
そりゃ、ロールケーキをもらうより「500円でもおカネになったほうが嬉しい」わけです。
これをわかった上でキャンペーンを実施するところが多くなってきました。
先程の「年賀状のお年玉懸賞」もそうですし、個人的に反対ですが「ふるさと納税の返礼品でギフトカード」になってゆくわけです。
そういえば、100万円をお年玉でくれるというTwitterもありましたね。
そうです、目立つには、「おカネ」が一番なのです。
そして、その金額は、デカイほうが目立つ
総額100万円より100億円の方がインパクトがあって、すべての話題を持っていってしまいます。
まとめ
テレビCMに何億円もおカネを払うなら
そのおカネをキャッシュバックキャンペーンをしたほうが、効果的になりつつあります。
しかもネット媒体のほうが、確実にターゲットを絞りやすい。
プレゼントの商品は、レアなものを除いて 今後、「おカネ」になってゆくことと思われます。
しかも中心に躍り出るためには、目立つキャンペーンを行うしかありません。
「100億円あげちゃうキャンペーン」が、たった10日で終わったのがその証拠です。
PayPayは、新たなキャンペーンを行うようです。
https://paypay.ne.jp/promo/10billion-campaign/
100億円はないかもしれないけど、また何か起きそうですね
しまった! こうしてソフトバンクの戦略に乗せられてしまうのですね・・・
やり方が上手だな。