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IT小僧の時事放談

パソコンの逆襲 ミレニアム・ファルコンのように速く、羽のように軽い、一回の充電で一週間動作

2018年6月19日

ミレニアム・ファルコンってご存知ですか?
スターウォーズに登場してくる、ハン・ソロ船長の宇宙船で「めちゃくちゃスピードが速い」とされています。
PG スター・ウォーズ ミレニアム・ファルコン(スタンダードVer.) 1/72スケール 色分け済みプラモデル

最近は、スマートフォンばかり目立ってしまい、あまり注目されなくなってしまったパソコン
でも、逆襲の可能性が出てきました。

今回の「IT小僧の時事放談」は、
「パソコンの逆襲 ミレニアム・ファルコンのように速く、羽のように軽い、一回の充電で一週間動作」
と題して
「パソコンがスマートフォン並みのネットワークとバッテリー寿命を持ったら」
について考えてみました。

今回も「小難しい話」を「できる限りわかりやすく解説」してブログにしました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。

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使われなくなったパソコン

・1-3月期の世界PC出荷台数は6040万台、前年比変わらず-IDC
・メーカーの大半がスマートフォンやタブレットとの競争に苦戦
Bloombergの情報によるとパソコンの伸び率は、「頭打ち」状態になっています。

スマートフォンやタブレットとの競争という意味でパソコンは、機能面で目新しいものがなく、デザイン勝負に突入しています。
それでも企業の業務は、パソコンが必須状態なのは、変わらないし、一定数は売れ続けています。

販売が落ち込んでいるのはは、個人ユーザーです。
メール、ブラウジングなどはともかく、書籍、音楽、動画、これまでパソコンでしかできなかったものが、スマートフォンで同じように動作、しかも小型で持ち運び自由、バッテリーもパソコンよりもちます。
そりゃ
スマートフォンより重くて、バッテリーがもたなくて、持ち運びに劣るとしたら
個人でパソコンを使う必要がなくなります。

パソコンは、会社の業務とプログラマーぐらいしか使わない時代となりつつあります。

パソコンに求められるもの

これからのパソコンは、大容量のデバイスが重要視されなくなると思います。
ローカルディスクにデータを置いておくと、クラッシュしたときに完全終了状態です。
動画の編集などを覗いて、クラウドを使うことでローカルディスクにデータを置かない時代が来ると思います。
ならば
パソコンのローカルディスクは、必要最小限でよいのです。

これからのパソコンに求められるのは
軽く
薄く
バッテリ駆動時間が長い
が重要視されて、動画やゲームを覗いて、それほどのスピードは要求されなくなります。
これは、スマートフォンの基本性能が上がって、程々のCPUを搭載して値段を下げるというのと同じ道をたどります。
となると、今のパソコンに使われているCPUは、電気を食い過ぎなので別のものが必要となるでしょう。
※CPU :中央演算装置と日本護に訳せますが、簡単に言えば「パソコンの頭脳」のことです。

Qualcomm(クアルコム)

Qualcomm(クアルコム)という会社があります。
Qualcomm社は、iPhoneとHuaweiの一部の機種を覗いて、スマートフォンに使われているCPUをつくっている企業です。
皆さんのAndroidの中に入っているCPUの多くは、Qualcomm社のSnapdragon(スナップドラゴン)というシリーズが搭載されています。

このSnapdragon(スナップドラゴン)は、スマートフォンで使われるだけあって省エネルギーで動作します。
そうです、賢明な方ならもうおわかりですね。

このスマートフォン向けに設計されたCPUを使ってパソコンを動かせば、バッテリーがとても長持ちするパソコンができるのは、ないかと考えるわけです。
そこでQualcomm社は、スマートフォンで培った技術でノートパソコン用にCPUを作成しました。
それが「Snapdragon 850」というコード番号でよばれるものです。

目標は、
瞬間起動、常時接続、1週間のバッテリー駆動時間ができるWindowsパソコン
Microsoftも積極的でこのCPUで動作するWindowsを造り始めます。
Snapdragon 850 + Windows 10というコンビが実現できれば1週間は無理でも、数日間は、電源コード無しで動作するパソコンができるはずです。

調査会社ムーア・インサイト&ストラテジーのCEO パトリック・ムーアヘッド氏は

「これは大きなニュースです。未来のラップトップは常にネットに接続していて、バッテリーを使う仕事に使ったとしても、充電なしで1日中起動したままでいられるものが実現できるのです」

とコメントを表明しています。

AMD

AMDという会社ご存知ですが、
正式名称は、Advanced Micro Devices, Inc.といいます。
Intel社の互換CPUをつくってきた企業ですが、最近は、「Ryzen」というCPUを開発して、Intel社のCPUを値段と低価格で凌駕しようとしている企業です。

この「Ryzen」というCPU「2nd Generation Threadripper」は、32コアで64スレッドで動作するように設計されています。

32コアで64スレッドって???
説明します。

32コアを簡単に説明すると 
「1つのCPUの中に32個のCPUを詰め込んだという感じで覚えておいてください。」
あなたが今使っているスマートフォンのCPUは、おおよそ、4~8このCPUが詰まっています。
パソコンの場合、おおよそ4コア程度です。

64スレッドを簡単に説明すると
一度に動作する単位です。

つまり
32コアで64スレッドというのは、簡単に言うと

「32の頭脳を持ち、一度に64の仕事ができる」

ということになります。

凄いことにはかわりありませんが、これをパソコンに搭載できるかどうか?は、現在のところ未定です。
もし搭載されたら、とてつもない パソコンになりそうですね。

Intel(インテル)

多くのパソコンに搭載されているCPUです。
インテル入っている?
なんてCMやってましたね。

このIntel社、QualcommやらAMDやらにやられっぱなしではありません。
「Intel Low Power Display Technology」
という技術を発表しました。
簡単に言うと
パソコンの中で一番、電気を消費しているディスプレイを省エネにしてバッテリーを長持ちさせるという技術です。
パソコンに搭載されれば、長時間のバッテリー可動が可能になりそうです。

まとめ

パソコンは、これ以上、進化がないとも言われてきました。
頭脳であるCPUの性能が、ある程度まで進化したため、この先は、デザインと価格競争になる可能性がありました。
そしてスマートフォンに主役の座を奪われそうになっています。

しかし、CPUをはじめいろいろなテクノロジーが、搭載されようとしています。
これらのことでパソコン、特にノートパソコンは、驚異的な性能を手に入れることが可能かもしれません。

つまり
「パソコンの逆襲 ミレニアム・ファルコンのように速く、羽のように軽い、一回の充電で一週間動作」
そして、
「いつでもネットに繋がっている」
という理想のノートパソコンが登場するかも知れません。

期待しています。

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