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IT小僧の時事放談

ビッグデータの活用するデジタル省をつくれって? 経団連

2018年5月20日

「すぐAIの企画を立てなさい・・・」
昨日までAIどころか、iPhoneとAndroidの区別すらできない偉い人が、こんなことを言い出したら要注意です。

今回の「IT小僧の時事放談」は、
「ビッグデータの活用でデジタル省をつくれって? 経団連」
と題して
「税金の無駄遣いだけだからやめろ!」
について考えてみました。

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簡単に影響を受ける人

「仮想通貨が今、熱い」
などと新聞ややNHKなどのニュースで特集すると
「これってもうかるんだろ! 俺に教えろよ」
と騒ぐ人がいると会社の中で一人や二人いると思います。
こんなとき、呼び出されるのが、社内でオタク的な扱いを受けているガジェット好きの人
自分もそうやって呼び出されたことがありますが
「TVで儲かったという人は、ひとにぎりりですよ」
と冷たく突き放しました。
数日後 コインチェック事件が発覚
翌朝
「仮想通貨買わなくて 正解だったな」
と自分が、買わなかったのは、「先を読めていたからだ」
と自慢しています。

こんな人、あなたの周りにいませんか?

経団連さん自前で組織をつくったら?

「経団連」は、

「日本企業は、ビッグデータの分野で遅れをとっており、データの活用を国を挙げて強力に推し進める必要があるとして、
各省にバラバラに置かれている担当部署を統合し、「デジタル省」を創設すべきだと提言しました。

要は、アップルやグーグルなど海外のIT企業が、ビッグデータを元にAIの開発を進めていて、日本は、それに乗り遅れているから、お役所をつくって対策しろ!
ということらしいです。

米国IT企業が、やっていることを「お役所」でやれ!
ということらしいです。

お願いだから税金の無駄遣い止めてくれ!

と言いたい。
そんなものつくっても、すでに手遅れ!
天下り団体を作るようなもの

そもそも経団連が言うことではない。
それを言うならば、経団連が、組織を作ればいいのですが、企業は、内部保留を増やすだけで絶対にお金をかけないしやらない!
税金を使おうが何をしようが、「周回遅れ」どころか「10近く周回遅れ」でスタートしても追いつくことは、永久にあり得ない

日本のIT業界は生き残れるのか?

日本語という壁があったため、外資企業が入りづらいという特殊な環境でこの国のIT業界は、生き残ってきました。
「人材派遣」と「中抜き」という精度で潤ってきたIT企業は、技術も何も残っていません。
下請けは、低賃金でこき使われ、疲弊し、身体や精神を壊し、業界を去ってゆきます。
高度な知識が必要なのに低賃金の仕事など

「だれもやるわけがない」

政府は、IT業界の人手不足に慌てて
「プログラムを学校で教える」
などという、「アホ」な指針をだしていますが、今の学校の教師が、プログラムなど教えられるわけないでしょう。
もし、学校でプログラムなどを教えるとかなったら、どこぞのIT屋がハードウェアとソフトウェアを導入するだけで
「あとは、現場でよろしく」
になることでしょう。

プラットフォームがない悲劇

日本は、OSやデータベースなど持っていません。
すべて米国のものを使っています。
根本的なプラットフォームを握られている限り(プラットフォーム)の言いなりです。
どこぞのデータベース企業が、来年から保守料を10倍にします!
と言われても抵抗できずにその費用を払い続けるだけ
AIに関しても米国企業のプラットフォームを使わせてもらって使用量を払っている。
というようにプラットフォームを持っていないと何もできないわけです。

「トロン」(TRON)の悲劇

昔、「トロン」(TRON)という優れたOSが、日本から登場しました。
これを世界に無料で配信しようと考えていました。
当時のWindowsなど問題にならないぐらい よくできたものでしたが、
「スーパー301条」と言う、手段「つぶしにきました」
日本の産業界は、貿易を守るために「世界で戦えるプラットフォーム「トロン」(TRON)」を葬り去ったのです。
米国が慌てるほど「トロン」(TRON)は、優れてものということがわかります。

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メード・イン・ジャパンの価値がなくなった。

日本のスマートフォンが消滅寸前なのに中国は、世界で成功しています。

日本は、
「客が欲しいものをつくる」
のではなく
「高性能、メードインジャパンなら売れる」
「売れないのは、客が理解していないからだ」
という大きな勘違いが続いています。

今までの成功体験が、足を引っ張り続けています。
職人技は、人でなくてもできる時代になりました。
機械で造れるものは、均一となり、どこでつくってもおんなじです。
iPhoneも中国でつくっていますよね。
そうなると、日本でつくらなくてもよいのです。

勝負は、ソフトウェアになっていることに気がついていないのです。

自国のビッグデータをなんとかしろ

「デジタル省」とか言っているより「やることが先にあるだろ」

年金をちゃんとしろよ

年金こそビッグデータなのに、それすら、まともに運営できない状態で
「なにが、デジタル省をつくれ」
ですか・・・

「マイナンバーというビッグデータもありましたね」

ビッグデータとかAIより やることがあるでしょ!

まとめ

自分もIT技術者の端くれで苦言を言うのは、自分に向かって言っているようなものです。
「お前がいうか?」
と言われるのを覚悟でブログにしています。

若いソフトウェア技術者は、閉塞状態の日本を飛び出して世界で活躍してほしいと願っています。
多重下請けが、横行している日本で才能を潰しては、いけません。

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経団連“デジタル省”創設を提言 ビッグデータ活用を推進
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180520/k10011445561000.html

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