なんでもAIに問い合わせれば答えてくれる時代になりました。
競馬予想だって ChatGPTに「宝塚記念で勝ちそうな馬」を探し出してくれる。
もっとも実際に当たるかどうかは微妙なのですが・・・
以前は、ネットにあふれている情報を「ググって」検索して 何カ所も情報を見ながら比較検討して自分の答えを導き出すことになる。
その手間は、AIを使うことに比べて何倍も時間がかかるkとは間違いない。
今回のIT小僧の時事放談は、
AI時代に「ググる」の重要性を考える
と題して「ググる」と言う「意味を考えてみよう。
目次
なんでもAI
AIの進歩により私たちの仕事は大きく変わりつつあります。
議事録という作業を会議を録音して文字起こしをして まとめるまでAIに頼めば
数分で作業が終了します。
メモを取って 文書を構成して 記事の内容をまとめて なんて手作業で何時間もかける必要などないのです。
システム構築もすでにAIが組み込まれた総合開発環境(IDE)では、ChatGPTやCopilotを利用してコードを書いている。
SQLのコンバートなど 人が考えるより何倍も効率的でコードを知らなくてもある程度は作業できるようになっています。
システム開発は、近いうちに 人がコードを書く時代は終わり、AIに指示を出す仕事に変わるだろう。
プログラム言語を死ぬ気で覚えた時代など とっくに終わっているのです。
AIは、さらに イラストの自動作成、動画の自動作成、写真なんていくらでも偽造ができます。
ニュースだってフェイクなんて簡単に作れるし、ニュース自体もAIで書く時代になっている。
そしてそのニュースを報道することもAIアナウンサーがやってくれる時代が、来ているのです。
人は、すでにAIに「どのように指示をするか?」という時代になっています。
そんな時代になっている現在 Forbesの記事に興味深い記事が掲載されていました。
「ググる」は本当に死ぬのか? 生成AI時代に活きるGoogle検索を考える
Forbesの記事より
「ググる」は本当に死ぬのか? 生成AI時代に活きるGoogle検索を考える
Bloomberg.co.jp によると5月7日、アップルのサービス部門責任者エディー・キュー氏が自社のウェブブラウザー「サファリ」について、AIを活用した検索エンジン搭載の仕様に再編することを積極的に検討していると話し、長年続いてきたグーグルとの提携が終了する可能性をにおわせた。
キュー氏はサファリでの検索件数が4月に初めて減少したことに言及し、これを人々がAIを使うようになったためだと指摘。この発言も受け、アルファベット株は同日、7.3%安と2月以来の下落率をつけた。
現在、SNS上でも「ググるは死んだ」「Googleが終わる日」といった文字が踊っている。
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「ググる」は本当に死ぬのか? 生成AI時代に活きるGoogle検索を考える
https://forbesjapan.com/articles/detail/79725
「ググるは死んだ」「Googleが終わる日」
と広告事業を主体にしているGoogleが、自ら そのビジネスモデルを危うくしているAIを推し進めている。
検索画面から「ググる」という行為はなくなってしまうのだろうか?
先日、Googleが、Google I/O(開発者会議)で驚異的な Gemini(AI)を発表した。
特にスマホに搭載される機能は、「アシスタント」として完成形に近づいているようです。
スマホであらゆることにAIが組み込まれ 人をアシストする。
または、クリエイティブなことをスマホで実現する。
ビジネス、プライベートにかかわらず AIなきスマホの時代は終わりになるでしょう。
そんななか わざわざ 検索画面から「ググる」という行為はなくなってしまうのだろうか?
AIが答えてくれる時代に、私たちは何を問うべきか?
Forbesの記事より
生成AIの進化によって、私たちの情報の扱い方は大きく変わりつつあります。自然な言葉で質問すれば、即座に“答えらしきもの”が提示される時代。文章の生成、要約、翻訳、図解、さらにはコードまで、AIツールが日々の業務に欠かせない存在となりつつあることは間違いありません。
こうした変化は、従来のキーワード検索に依存した情報探しのスタイルにも影響をもたらしています。生成AIは、検索の一形態を担う存在となりつつある━━そう捉えることもできるでしょう。
しかし、ここで一つ重要な問いがあります。
「AIが答えてくれる時代に、私たちは何を問うべきか?」
この答えは記事の中にある検索とは、「問いを深めていく」プロセス ということにヒントがありそうだ
検索とは、「問いを深めていく」プロセス であり 、思考の筋力を鍛える訓練である
Forbesの記事より
麗澤大学工学部教授で起業家でもあり、対話システム、テキストマイニングなどAI周辺の研究開発に一貫して携わってきた科学者で、情報専門家のための組織である情報科学技術協会(INFOSTA)会長も務める清田陽司氏の寄稿である。
検索とは、情報の海からただ正解を引き当てるだけの行為ではありません。英語で“情報検索”は information retrieval。これは単なる情報の取得ではなく、「文脈に応じて意味ある情報を見出す」知的な営みを意味します。
本質的に検索とは、「問いを深めていく」プロセスです。
曖昧な関心やぼんやりとした疑問を手がかりに、少しずつキーワードを洗練させ、問いの精度を高めていく。これは、単なるツールの使い方ではなく、思考の筋力を鍛える訓練でもあります。
検索とは、「問いを深めていく」プロセス であり 、思考の筋力を鍛える訓練である
AIで検索して納得するというのは、人の思考能力は、その答えを得ることだけで停止してしまいます。
AIは、学習するためにネット情報を吸収しています。
もちろん そこには、うその情報なども混在していることもあるだろう。
検索するということは、自分で情報を見極め、自分の求めている情報を見つける行為で、それをAIという人任せ?にすることは、思考能力を鍛えるという重要な行為である。
ということになりそうです。
そしてその訓練と言うべき講師は、AIをより使いこなす能力となりそうです。
検索=問いを耕す 技術を身につけろ
Forbesの記事より
AIが提示する出力を無批判に受け取るのではなく、その背後にある情報源、論理構造、生成プロセスを問い直す姿勢。あるいは、AIによって促された思考を手がかりに、自らの問いを再構成していく柔軟性。これらはすべて、「検索=問いを耕す」技術と密接に結びついています。
生成AI時代における情報リテラシーとは、単に道具を扱うスキルではなく、情報との向き合い方を選ぶ態度=attitudeそのものなのです。
私たちは、なんでもAIに頼ろうとして AIこ回答が正解と思いがちである。
しかし、AIの回答は、あくまでも正解に近い一つであって 唯一とは限らない。
生成AIが示しているのは、あらゆる問いに対する“即席の答え”ではなく、「問いの重要性そのもの」です。AIが出力する回答は、その多くが「それっぽく見える」ものに過ぎません。それを鵜呑みにするのではなく、自らの目的に照らして意味づけし、評価する眼差しがなければ、むしろ誤った情報に導かれかねません。
AIは、道具であると言うことをここで考え直そう
最終的には人が使うものである
ここを忘れると 停滞しっぱ替えしに合いそうな気がします。
まとめ
電車を降りて駅のホームを見渡すと 実に多くの人がスマホを見ながら歩いている。
冷静に考えると「スマホにとりつかれている」とも思える状況と感実のは自分だけだろうか?
そのスマホにAIが搭載され、AIによって導き出された答えを疑わない時代が来るかも知れません。
SNS規制ということが、問われていますが、次は、AIに(心を)氏はされる時代になりそうです。
思考の筋力を鍛える訓練をするためにもすべてAIに答えを求めることを考え直そう。
「ググる」ことで「思考の筋力」と「問いを耕す技術」を身につけたい。