「パソコンにAIチップ搭載(Copilot+ PC)」
と言うのが、2024年後半からのトレンド
ビジネスにAIを導入して「議事録の要約」「資料の作成」「アイデア出し」ちょっと進んで「需要予測」
専門業分野では、もっと多く活用されています。
しかし、一般企業のしかも一般社員がどれほど活用しているかというと???
と思う人多いと思います。
さらにいうとスマートフォンで何にAIを使うの?
というわけで、今回は、スマートフォンにおけるAIの話をしてみます。
目次
AIを搭載すれば売れると考えるベンダー
パソコンと同じようにAI搭載を前面に打ち出したスマートフォンがトレンドです。
iPhoneでは、Apple Intelligence、Samsung(サムスン)にはGalaxy AI
もちろんGoogle PixelシリーズもAIチップの搭載でAIを前面に押し出しています。
「通信ができるハンディパソコン」であるスマートフォンは、現座、完成形とされていて
iPhoneもAndroid端末も「ほぼ変わるところはありません」
さらに言うと5万円のスマホでも十分という場合がほとんどです。
すでにiPhoneはオーバースペックで
「機能をすべて使いこなす人などほぼいない」
ということになると思います。
しかし、なんとしても買い換えをさせたいメーカーは、何らかの付加価値を付けなければ売れないため「AIにとびついた」と言っても過言ではない。
「スマホにAIは不要」と70~90%のiPhone&Galaxyユーザー回答
SellCellは、2000名以上の最新スマートフォンユーザーを対象としたトレンド調査を公表しました。
その答えが
「スマホにAIは不要」と70~90%のiPhone&Galaxyユーザー回答
Apple Intelligenceを使ってきたユーザーの73%が、別になくても困らない
Galaxy AIを使ってきたユーザーにいたっては、なんと87%が、その十分な価値を認識できない
メーカーのAI搭載スマホがどれだけ必要なのか?
という声が出ているのは事実
あってもいいけど なくてもこまらない
というのが利用者の声であろう
もちろん、AI機能があれば、翻訳、文字起こし、文書作成、写真加工などできることはおおいけどスマホが情報端末でパソコンのように「何かを作り出す」という使われ方がされていないということです。
9割ユーザーが有料ならAIを使わない
現在のAIの機能では、それほど魅力があるか?
という疑問と「何に使えるの?」という状況がほとんどな状況で
「9割ほどのユーザーが、有料ならAIを使わない」
という回答がされている。
AIチップ搭載でAIがより賢く速く使える
というメーカーのアピールは買い替え需要にさほど響かないという声もある。
AIより優先されるもの
AIの充実より 優先してほしい声も多い
例えば
バッテリーの持ち時間
バッテリーの交換をより安価で簡単にしてほしい
と言ったような「長く使えるスマホ」を必要としているひとが多い。
10万円を超えるスマホでも3年近く使っているとバッテリーの持ち時間が急激に落ちるという現実があります。
つまり、スマホの機能は、現状でも満足しているのにバッテリー劣化で買い換えが必要
という現実問題に直面します。
これは、電気自動車も同じことで「バッテリーの進化」こそが、もっとも最優先されるものなのです。
スマホは情報取得とコンテンツ消費端末
「スマホは情報取得とコンテンツ消費端末」
と考える人が大半で「お金を払ってまでAIをつかわない」と言う結論になってしまう。
もちろんスマホの使い方は、多種多様でスマホでクリエイティブなことをしている人も多い。
現にTikTok動画などは、スマホで作成しやすい仕組みを構築しているので爆発的にユーザーを伸ばすことに成功している。
でこれは希な例で 多くは、「情報取得とコンテンツ消費端末」であることは間違いない。
ならば、(高負荷なゲーム)をやらなければ、数万円のスマホで十分でバッテリーの劣化による買い換えもお財布に優しいわけです。
これから
AIチップ搭載スマホが、今後どれだけ売れるのかは、まだわかりませんが、安価であれば普及するでしょう。
GoogleのPixel AシリーズのようなAIチップ搭載で安価で長期間使えるモデルを用意したのは、AI普及で言えば正解でしかも多くの機能が無料で使えるという特典あります。
一方、iPhoneは、Apple Intelligenceを立ち上げ、GoogleやGalaxyを追いかけている。
その行く末は、まだわからない
AIは、これまでのテック業界のバブルではないと思うけど、スマホではまだ、「絶対に必要なもの」ではない。
と思う人が多い現状でどこまでマネタイズできるのか?
ここがスマホメーカーの正念場であろう。
それとも スマホに変わる新しいデバイスが登場するのか?
8ビットマイコン時代から たった 数十年で劇的進化を遂げてきた時代を生きてきた老エンジニアにとってまだまだ進化を見届けたいものだと思っている。