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IT小僧の時事放談

ChatGPTの衝撃 検索王者の牙城を守りたい Googleが、急遽 対応チャット Bard を発表

最近 騒がしくなってきたAIチャットサービス
話題の中心は、Microsoftが資金提供 OpenAI が開発した ChatGPT 米国では、「世界を変える」とか「スマートフォンの次は、AIだ」とか大騒ぎしていますが、日本では、昨日あたりからNHKで報道が開始されはじめました。

今回のIT小僧の時事放談
ChatGPTの衝撃 検索王者の牙城を守りたい Googleが、急遽 対応チャット Bard を発表
と題して 最近我が意に ChatGOTび対向してGoogleが Bardで対向する
というお話です。

AIと検索の覇権を巡って激しく対立するMicrosoftとGoogle 今年の春は、AIが楽しい。

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ChatGPTの衝撃

世界を騒がしている ChatGPT 自分も使ってみました。

試しに "徳川家康を主人公にした物語" で問いかけてみると

徳川家康を主人公にした物語は、日本の歴史と戦国時代を舞台にしたエピックな物語になります。

徳川家康は、16世紀に活躍した信長の側近であり、後に東京江戸を統治する「徳川幕府」を作り上げました。彼は若い頃から強い決意と政治的才能を持ち、将軍としての評判も高かったと言われています。

物語は、徳川家康が幼い頃から成長していく様子や、将軍としての戦いや政治的活動、そして、家康が愛する女性との物語も含まれているかもしれません。また、徳川家康が作り上げた幕府や、彼が統治する江戸時代の社会や文化にも焦点が当てられることでしょう。

徳川家康の物語は、日本の歴史と戦国時代の情熱とドラマを含んだエピックな物語となることでしょう。

このような回答が返ってきました。

驚いたのが 日本語が使えるだけではなく きちんとした日本語で返ってくることです。
翻訳サービスのような怪しい日本語でないところがポイント

また、このようなサービスは、日本語が使えない、まともな言葉にならない など英語など数カ国語だけに対応し、文法的に英語とは違う日本語に対応していないのがこれまでの欧米のネットワークサービスでした。

しかし ChatGPTは、日本語で問いかければ日本語、英語で問いかければ英語で返答が返ってきます。
つまり、問いかけた文字を言語判断をしているわけです。

これは地味ながら、凄いとしか思えません。

ChatGPTの言語理解能力

驚くべきことは、ChatGPTが、きちんとなにをすべきかを判断していることです。

例えば

"諸行無常を翻訳して" と問いかけると

"All things are impermanent"

と返答してきました。

これまでのAI翻訳は、言語を選んで入力していましたがそんなことは、ChatGPTでは必要ありません

"諸行無常をスペイン語で翻訳して" と問いかけると

"Todas las cosas son impermanentes"

と返答してきました。

これは、日本語をただ翻訳するだけではなく 入力した問いかけを分析して 何を翻訳すれば良いのかを判断しています。

これまでのAIとは、違っていることを実感できると思います。

絶対王者への挑戦 Edge + Bing + OpenAI

これまで、GoogleのAIテクノロジーは、かなり先を進んでいました。

Google I/O(Google テクノロジーお披露目会のようなもの)を見れば
わかりやすいところでは、翻訳、電話自動応答、アシスタント、文字起こし、フォト などなど 驚異的な技術をしかもスマートフォンなどに搭載してきました。


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他社を凌駕するAIテクノロジー そしてそれを実際に使えるように汎用化しているGoogle
特にAndroidの端末を使っている人は、これらAIテクノロジーを知らず知らずのうちに使っていたりします。

そうです

AIと言えば Googleの代名詞・・・でした。
2022年秋 突如登場したChatGPTにこれまでと違うAIに気がつき始めました。
仕掛けたのは、Microsoftが、OpenAIに資金を提供し生まれてきたのがChatGPTでした。

Microsoftは、このAIを自社のEdgeとBingという検索エンジンに搭載しようとしています。

米Microsoftは2月7日(現地時間)、米OpenAIの次世代大規模言語モデル採用の「新しいBingとEdge」を発表した。

Itmedia
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2302/08/news079.html

Microsoftの目的は自社のブラウザEdgeと検索エンジンBingにChatGPTで使われているAIを搭載し、Google Chrome + 検索による広告支配に対して「ChatGPTというわかりやすいAIの武器」で挑戦状を送ったのです。

このChatGPTのAI技術をガチで恐れたのがGoogleでした。

すぐに BardというAIチャットサービスを開始すると発表しました。

あせる Google Bard(吟遊詩人)を旅立たせる

ネット検索を支配することで広告市場を掌握してきたGoogleは、これまでChromeというブラウザやマップなどの無料サービスを展開してきました。
一方、Windows + Office というビジネススタンダートの地位を得ているMicrosoftは、検索、広告で遅れをとっていたのです。

そこで ChatGPTというわかりやすいサービスで注目を集め、Edge + Bing + OpenAI で絶対王者 Googleに挑んできました。

Googleは、この攻撃に対して Bard という AIを搭載した チャットボットを
「今後数週間のうちに展開する」と2023年2月6日(米国時間)に発表しました。

この発表の背景には、Googleが、Edge + Bing + OpenAI の脅威を感じているということになる証拠でもある。

AIの新世代を具現化した ChatGPT に負けないために Bard を対向させ、その先にある 検索ウォーズに勝ち残るデモンストレーションという意味合いがあります。

まとめ

Microsoft vs Google のAI対決 次世代の検索と広告市場を巡って チャットボットという一般受けするAIサービスで戦いがはじまります。

GoogleのBardがどれぐらいのものなのか まだ何も見えてきませんが、後発だけに期待したい。

そして 新たなる情報が入ってきました。

「スクープ! ChatGPTは、元Googleのエンジニアが立ち上げた」

ChatGPTを公開したOpenAIは、GoogleのAIに対する方針に反対した研究者が退職して立ち上げたスタートアップ企業だった。

詳しくは、明日の記事で公開します。

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