街を歩くとスマートフォンにこんなメッセージが
「無線LANを見つけました接続しますか?」
親切な無線LAN自動接続アプリのお陰でこんなメッセージを見たことがありませんか?
ところでその接続先大丈夫?
スマートフォンを公衆無線LANに接続させたことがある男女1,556人を対象としたもの。利用している公衆無線LANとして多いのが「お店やホテルなどが提供している公衆無線LAN」(87.8%)で、「キャリアやプロバイダが提供している公衆無線LAN」は24.0%。いっぽうで、「どこが提供しているかわからない公衆無線LAN」を使ったことがあると答えたのは17.5%で、少なくないユーザーが提供元不明の無線LANに接続しているようだ。
MMD研究所が「公衆無線LAN利用者実態調査」の調査結果を発表しました(窓の杜)
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1685.html
「お店やホテルなどが提供している公衆無線LAN」
87.8%
「キャリアやプロバイダが提供している公衆無線LAN」
24.0%
まぁ ここまでは、いいでしょう
「どこが提供しているかわからない公衆無線LAN」を使ったことがある
17.5%
調査対象が少ないのでこれが一般的?ではないと思いますが、無防備な人が多いのも確かです。
今回の「IT小僧の時事放談」は、「その無線LAN大丈夫ですか?」と題して、公衆無線LANについて考えてみよう。
最後までお付き合いいただけたら幸いです。
目次
■公衆無線LANとは?
公衆無線LAN(こうしゅうむせんラン)とは、無線LANを利用したインターネットへの接続を提供するサービスを指す。 そのアクセスポイントから受信できる場所を、無線LANスポット、Wi-Fiスポット、フリースポット、ホットスポットなどと呼ぶ。 一つのアクセスポイントから受信できる範囲は半径20m程度
引用:Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/公衆無線LAN
有名なところで
スターバックス、ワイヤードカフェ、マクドナルド、コンビニ、JRAの駅、地下鉄、空港、docomo,au,SoftBankなどキャリアが提供しているもの
など、急激に増えてきました。
少し大きな街ならば、道を歩いていると「無線LANの接続スポット」のマークを見かけることができます。
有料でチケットを購入するところもありますが、無料で接続できるところが多いです。
総務省は、無線LANスポットを増やすべくいろいろと対策を実施しております。
総務省は「日本再興戦略2016」(平成28年6月2日閣議決定)及び「世界最先端IT国家創造宣言」(平成28年5月20日閣議決定)に基づき、地方公共団体に対する調査結果を踏まえ、平成29年度から平成31年度までの3カ年における「防災等に資するWi-Fi環境の整備計画」(以下「整備計画」という。)を策定しました。
「整備計画」において、平成31年度までの整備目標数(国による支援を活用した整備、地方財政措置を活用した整備、自主的な整備等の箇所数)として、約3万箇所(整備済みを含む。)を設定するとともに、官民が連携しながら、その整備を推進することとしています。
地方公共団体によるWi-Fi環境整備について
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/top/local_support/kyouzinkasinsei.html
これ自体は、大変すばらしく IT国家を目指すならば必要なことでしょう。
東京オリンピックに向けて「Wi-Fi環境の整備」を推し進めています。
しかし、そのお役所自体がいまだにセキュリティなしのページにしているのはなぜでしょうか?
Chrome バージョン56から、HTTPSでないページに対して「Not Secure(保護されていません)」という表示をするようになっています。
これは、以前のブログでご紹介したように「信頼されるサイトとなるために非常に重要な問題である」ということをまだ気がついていないようです。
このようなサイトで「セキュリティ」と言われてもね
「世界最先端IT国家創造宣言」するならまずそれを指導する側で率先して対応すべきです。
Androidの自動接続機能
通常は、Wi-Fiをオフにしておきます。
Androidの場合は、上から画面をなぞる(スワイプといいます)してWi-Fiをオフにすれば接続しません。
接続する場合
Androidの場合は、上から画面をなぞる(スワイプといいます)してWi-Fiをオンにします。
設定画面のWi-Fiを選ぶと接続できる一覧が表示されます。
接続したいWi-Fiを選んで通常は、ユーザIDとパスワードを設定します。
Androidは、一度接続したWi-Fiを記憶しているので次回同じ場所に行ったときにパスワード等を入れなくても接続してくれるので便利です。
例えば、自宅のWi-Fiを一度接続するとWi-FiがONになっている場合、自宅付近(Wi-Fiが届く範囲)になると自動的に自宅のWi-Fiに接続します。
これは、便利ですね!
外出先の安全っぽいWi-Fiスポット
これらなら出処がはっきりしているのでまず大丈夫!
安全1 キャリア Wi-Fi
キャリアと契約しているならばこれを選択しましょう。
docomo
0000docomo 名感じの名前です。
au Wi-Fi
au_Wi-Fi2 な感じの名前です。
SoftBank Wi-Fi
0002softbank な感じの名前です。
お金を払っているので安心して使えます。
安全2 有料 Wi-Fi
フレッツスポット
サービス提供会社:NTT東日本 or 西日本
月額料金:972円(フレッツ光契約者は216円)
プリペイドプラン:提供なし
ワイヤレスゲートWi-Fi/月額390円
サービス提供会社:ワイヤレスゲート
BBモバイルポイント
サービス提供会社:ソフトバンクテレコム
月額料金:540円
※Yahoo!無線LANスポットとしての契約の場合の料金
Yahooプレミアム会員であれば月額216円
コーヒーショップやハンバーガー屋さん、コンビニ他
正直言って自己責任で使って下さい。
セキュリティなどは、しっかりしていると思いますが、ルータのセキュリティバージョンアップなどできているか確認する手段がありません。
コーヒーショップなど
「にせ接続ポイント」をつくって誘導させる可能性もあります。
安全に使いたかったら
- 無料Wi-Fi利用中に使っていいのはブラウザーに限定」
- httpsが設定されているサイトにしましょう
アプリやSNSを使う場合は、それなりの覚悟をして下さい。
可能性は低いけど!
情報が抜かれる可能性は、あります。
VPN(Virtual Private Network)
簡単に言えば、専用の通路をつくって通信するようなものと考えて下さい。
スマートフォンとサーバ間で暗号化するため
より、安全に使用することができます。
外で銀行やクレジットカードなど使う場合VPN接続をおすすめします。
有料版
フリーWi-Fiプロテクション(トレンドマイクロ)
http://safe.trendmicro.jp/products/fwp.aspx
ノートンWi-Fiプライバシー(シマンテック)
https://jp.norton.com/wifi-privacy
auスマートパス Wi-Fiセキュリティ
http://st.pass.auone.jp/st/anshin/wifi/pc.html
無料版
Opera VPN
https://www.operavpn.com/
VPNの場合、設定など難しいところがあるので「信頼できる詳しい人」にお願いするか以下のサイトで挑戦してみよう
iPhone
https://ja.softether.org/4-docs/2-howto/L2TP_IPsec_Setup_Guide/2
Android
https://ja.softether.org/4-docs/2-howto/L2TP_IPsec_Setup_Guide/3
まとめ
Wi-Fスポットiが増えてきました。
通信制限がかかっていた場合など助かります。
ネット環境が整備されて便利になってきました。
個人情報がカネになることに気がついた人々は、個人情報をどうやって盗み取るか知恵を絞っています。
特に銀行など金融情報のパスワードやクレジットカードの番号など注意して下さい。
基本安全なのは、Wi-Fiではなく通信回線
Wi-Fiを使う場合は、
有料Wi-Fi
↓
キャリアのWi-Fi
↓
それ以外だったら httpsのサイト利用
重要なところは、VPN接続
という順番で使用するとより安全な接続ができると思います。
では、安全なネットライフをお過ごし下さい。
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