IT小僧は、転職サービスのサポートをしていました。
その中で得た経験と最近は、面接者として立ち会うことも多くなってきた中で気がついたことについて記事にまとめました。
面接の参考になれば幸いです。
目次
49歳の転職
IT小僧は、49歳で転職をしました。
転職活動は、約6ヶ月、面接は、10社、履歴書は、100通以上応募しました。
100通で面接まで10社とたどり着けたので、確率は良いほうだと思います。
IT業界ということもあるし、金融系エンジニアというある意味、専門分野の知識があったことが幸いしました。
しかし、年齢の壁は、とても大きいことを実感しました。
最近の傾向
社内SEとして仕事をしているわけですが、最近は、面接することも多くなってきました。
45歳以上の転職者が多くなっています。
経歴をみると 大手SIer出身とか、大手ソフトウェアベンダー、大手企業の社内SEをやっていたとか、申し訳ないけど、そのまま努めたほうが圧倒的に給与がよかったはずです。
また、社内SEをやってきたのに企業都合でリストラになった人も増えています。
写真に気を使おう
自分も含めてですが、特に履歴書の写真のクオリティが悪すぎます。
正直、オジサン年齢なので どんなにカッコつけても オジサンには変わりないのですが、もう少しまともな写真が取れなかったのだろうか? と思うことがあります。
ヘアスタイル
寝癖もってのほか 清潔感のあるヘアスタイルにしよう
ひげ
個人の自由ですが、無精髭はNG
服装
最低限でジャケット、ネクタイをするのならば、きちんとしよう
曲がったネクタイは疑問
ネクタイはなくてもかまいませんが、はじめて他の会社に出かけて怪しまれない服装が、好ましい
顔
オジサンといいつつも 自分のベストショットにしよう
多少の修正もOKです。
第一印象が重要
いまさら、写真がどうとか 言われるかも知れませんが、面接者は、多くの申込みから、選択します。
オジサンでも人生に疲れた雰囲気は、なくしましょう。
意外と適当な写真と見受けられるものがあることが事実です。
人は、最初の接点で与えられる情報に引きづられるものです。
メールアドレスに要注意
意外と気が付かないことですが、メールアドレスに要注意です。
たとえば、aaaaa@bbb.com など明らかな 捨てアドは、絶対にやめましょう。
特にIT系の人ならば、メールアドレスは、結構注目されます。
gmailでもよいので、まともそうなアドレスを新しくつくるのもよいかと思います。
※まともそうというのは、自分の名前の一部が入っていたりするのもよいかと思います。
経歴書にメリハリをつけよう
45歳以上となれば、転職の回数も多くなり、プロジェクトも多くなる。
すべてを記載するのもよいのですが、何ページにもわたり経歴書を日常業務で忙しい面接官は、みるかどうか疑問です。
古いテクノロジーは意味がない
10年以上前のプロジェクトでOSやデータベースなどを細かく記載しても、そんな古典とも言えるものなど何の意味もなさない。
プロジェクトの成果と自分の役割
ならば、古いプロジェクトでは、細かい内容よりも
どんなプロジェクトだったのか?
自分は、そこで何をやったのか?
そのプロジェクトの成果はなにか?
例えば、アパレル産業のシステムを担当していたとして
- 全工場をはじめてオンラインで接続、工場稼働率をリアルタイムチェックできるプロジェクトに参加
- オンラインシステムとネットワークを担当し30拠点を結ぶことに成功した。
- システムの導入で翌日にならなければわからなかった在庫、生産、稼働率を当日に把握できるようになり、稼働率が5%上昇
などというような プロジェクトの成果を書くとわかりやすい。
2つのキーワードと数字
文書の中で重要なキーワードを2つご紹介します。
~に成功した。
~を開発した。
そして、
プロジェクトの成果を数字で記載
何%、何百万円、何時間(日)の短縮になった
など具体的な数字が重要です。
経歴は、メリハリをつける
経歴は、すべて書くのもよいのですが、これまで関わってきたプロジェクトで
特にアピールしたいものを重点にしてメリハリ
をつける。
面接は、アピールを重点
面接までこぎつけたら、あとは、アピールするものを前面に押し出す。
過去の経歴も成功例を重点に説明しよう
会社の情報は、徹底的に調べよう
そこでなにをやりたいかはっきりさせよう
なんでもできるは、なんにもできない
この人は、特別な能力が、あるんだぞ
と相手に思い込ませることが重要です。
失敗は次に生かそう
IT小僧が、就職活動をしているとき、申込み書類で落ちたら、なんで落ちたのかを考え、応募先に対してアピールポイントを変えながら申し込みをしていました。
面接でダメだったら、なんでダメだったのかを考え、次に活かすために必ずメモに残して、次回の作戦を考えましょう。
ダメなのは、ダメだった理由を考えずに「同じことを繰り返す」ことです。
プロジェクトでも どこがダメで、何をしたら解決するのかとァンが得ると思います。
プログラムもコードの60%以上は、エラー処理とリカバリー処理に費やすと思います。
高年齢の転職は、数を申し込むのが勝負です。
ですから、転職エージェントも複数申し込み、転職サービスも手広く活用することをオススメします。
まとめ
ここまで書いてきた内容は、自分が転職したことと、転職サービスのサポートや面接する側になった経験を元に書いてきました。
読み返すと 「当たり前」のことが書かれているのですが、その当たり前ができていない人が多いのが事実
それと45歳以上の転職となると面接者が年下の場合も多く、彼らからすれば、年上の人間と仕事をするのが、苦手とする人もいるだろう。
嫌なことや、面接者に対して「イラッ」とすることもあると思います。
でもそんな面接者いる会社なら
「こちらから お断り」
という気持ちの切り替えも必要と思います。
転職のコツは、何より 多くの企業に申し込むことです。
幸い、今は、履歴書を手書きで各時代ではありません。
いくらでも申し込みができるし、エージェントも複数申し込むことも可能です。
この記事で少しでも転職する人に役に立てれば幸いです。