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ほぼ毎日 ヤバいセキュリティ情報

ルーブル美術館でも“監視カメラのパスワード=LOUVRE” いま監視カメラを運用する際の落とし穴と安全策

世界で最も有名な美術館のひとつ、ルーブル美術館で起きた強盗事件

その背景には、なんと“監視カメラシステムのパスワードが『LOUVRE』だった”という驚きの報告があります。
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監視カメラが普及し「これさえあれば安心」と思われがちですが、実は “監視カメラそのものが狙われる端末” となるケースも少なくありません。
特にIoT監視カメラでは、弱いデフォルトパスワード、古いソフトウェア、暗号化されていない通信といった脆弱性が欧米でも警鐘を鳴らされています。
Asimily+1

本記事では、まずルーブル事件を起点としながら、欧米で指摘されている監視カメラの運用リスクを整理し、家庭・オフィスで安心して運用するためのポイントを分かりやすく解説します。

さらに、国内で購入可能なおすすめ監視カメラも紹介します。

ルーブル美術館の“ありえない”監視カメラ運用

まず冒頭に。2025年10月、ルーブル美術館で王冠宝飾類が盗まれた事件に関して、メディア報道では監視カメラシステムのパスワードが 「LOUVRE」 だったとの調査報告があります。
GIGAZINE+1

このような「簡単すぎるパスワード」「旧式OS使用」「監視網の甘さ」は、セキュリティ上の重大な欠陥であり、監視カメラを導入したからと言って安心ではないという好例です。
ザ・タイムズ+1

このケースを起点に、私たちが自宅・オフィスで監視カメラを運用する際に気をつけるべきポイントを整理していきます。

監視カメラが“狙われる端末”である理由

監視カメラは「ただ映しておけばいい機器」ではなく、ネットワークにつながるIoTデバイスとして多くの攻撃対象になっています。

以下、欧米で指摘されている主な脆弱性を整理します。

  • 弱いパスワードや初期設定をそのまま使用している。DIVA Portal+1

  • ファームウェア/OSが古く、アップデートが適切にされていない。GIGAZINE+1

  • 通信が暗号化されておらず、録画データ・映像が傍受・改竄されうる。Asimily

  • 中国製を含む低価格カメラでは「監視対象からも監視される」リスク(データ漏えい・視界共有)も指摘されています。chinaobservers.eu

  • カメラ映像をループ再生して侵入がバレないようにする「ループ攻撃」など先進的な侵入手法も研究されています。arXiv

監視カメラ運用で注意すべき5つのポイント

  1. パスワードの初期設定を即変更し、複雑に設定する — ルーブルの例からも、”施設名”など安易すぎるパスワードは即座に狙われます。

  2. ファームウェア/ソフトウェアを常に最新に保つ — OSが古いカメラでは既知の脆弱性から侵入される可能性が高まります。

  3. ネットワークを分離/セグメント化する — 監視カメラが社内ネットワークと同じセグメントにあると、侵入された際の被害範囲が広がります。

  4. 映像・録画データの暗号化とアクセス制御 — 視聴できるユーザー、アクセスログ、録画データの保存先を明確に管理しましょう。

  5. 導入目的と運用ルールの明文化 — 「ただ設置すれば終わり」ではなく、定期的にログチェック・映像の正常動作確認・カメラアングルなど保守運用を行うことが重要です。

中国製監視カメラ・海外事情から見る“国際リスク”

欧州では、監視カメラを通じた国家安全保障リスク・プライバシー侵害の懸念が取り上げられています。

例えば、報告書では「中国製監視カメラによる対象者監視、ナショナルセキュリティとの関連性」が警戒されています。
chinaobservers.eu


また、欧米の研究では監視カメラは技術的には安全保障を支える装置である一方、セキュリティ体制・運用体制が伴わないと“制御不能な監視網”として機能してしまうという指摘もあります。
PMC+1

このようなグローバルな視点も含め、「どんな機器を選び、どう運用・管理するか」が鍵となります。

おすすめ監視カメラ6選(国内購入可)

以下、家庭・小規模オフィス向けに購入しやすく、運用前に注意すべきポイントも含めてご紹介しま

 

※購入時・導入時の注意点:上記の「パスワード・ファームウェア・ネットワーク分離・暗号化」などのポイントを必ず確認してください。

安価モデルほど“セキュリティ対応が甘い”ことを前提に、運用ルールを決めておきましょう。

まとめ

監視カメラは防犯や見守りに非常に有効ですが、「設置すれば安心」ではありません。

今回紹介したように、世界的にも有名な施設で「パスワード=施設名」という衝撃的な運用が明らかになっています。


家庭・オフィス規模であっても、ネットワークに繋がる監視カメラは脆弱性を狙われる“入口”になり得ます。欧米で指摘されているように、機器の選定・初期設定・運用管理が十分に伴ってこそ、本当に“守るべきもの”を守るシステムとなります。


本記事をきっかけに、監視カメラの運用を「導入して終わり」ではなく「継続的に安全を維持する仕組み」として見直してみてください。

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