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なぜ今、パスキー認証が急速に広がるのか?Googleの352%増から読み解く“パスワード終焉”の時代

「覚えきれないパスワード、繰り返し使ってしまうパスワード、ハッキングやフィッシングに弱いパスワード…。

そんな悩みを、一気に解決する“鍵”が登場しました。Googleでは過去1年でパスキー認証がなんと352%も増加

この数字が示すのは、“もうパスワードだけでは守れない”という新たな常識です。

この記事では、なぜパスキーが今、注目されているのか、世界の最新事情とともに、あなたのGoogleアカウントで今すぐ設定できる方法までを、デジタルに詳しくない方でもスッと理解できるように解説します。」

なぜ「パスキー認証」が重要なのか

まず、冒頭のニュースをご紹介します。セキュリティ企業 Dashlane の調査によると、Googleにおけるパスキー認証は「過去1年で352%増加」したと報じられています。 SC Media+1
この数字が意味するものは、「パスワード中心のログイン方式に見切りをつけ、次のステップへ多くの人が動いている」ことです。

なぜ今、パスキーが注目されているのでしょうか?

  • フィッシングに強い:パスキーは公開鍵・秘密鍵を用い、秘密鍵はユーザーのデバイスに保持され、サーバー側には公開鍵のみが置かれます。つまり、攻撃者が“パスワード”を盗むという従来の手法が通用しづらい構造です。
    Google for Developers+1

  • 覚える必要なし&使いやすさ向上:ユーザーは複雑な文字列のパスワードを考えて覚える必要がなく、スマホの指紋・顔認証・PINなどでログインできます。さらにパスワードリセットなどの手間やサポートコストも削減できます。
    Dashlane+1

  • 導入が加速している:企業・政府レベルでもパスキーの導入が進んでいます。米英の企業調査では、87%が「社員のサインインにパスキーを導入中または検討中」と回答しています。
    FIDO Alliance

こうした背景から、「覚えるパスワードを使い続けること」がセキュリティ上も使い勝手上も限界に来ており、パスキーという次世代認証方式が“なぜ今”急速に広がっているかが見えてきます。

世界の最新セキュリティ事情:欧米の動き

世界では、単なる“選択肢”だったパスキーが「主流」へと移行しつつあります。いくつか最新トピックをわかりやすく紹介します。

  • ドイツ政府が、オンライン認証方式としてパスキーをパスワードに代わる主要手段にする方針を発表しました。「パスワードを撤廃してパスキーへ」が政府レベルの動きとなっています。
    TechRadar

  • 調査によれば、英国では「パスキー/ハードウェアセキュリティキー」を最も安全なログイン手段と考える人の割合が、2024年の17%から2025年には37%へと大きく上昇しました。米国でも同様に18%→34%という伸びです。
    Yubico

  • 金融、決済分野でも変化が起きています。eコマースやチェックアウト処理でパスキーを導入することで、ログインや支払い手続きの途中で離脱するユーザーが減り、転換率(購入完了率)が上がったという事例も報告されています。
    corbado.com

これらを踏まると、「パスキーはセキュリティのためだけの技術」から「ビジネス・UX(ユーザー体験)両方を改善する鍵」へと位置付けが変わってきており、多くのサービスで“対応必須”に近づいています。

Googleで「パスキー認証設定」を始める手順

それでは、実際にGoogleアカウントでパスキーを設定する流れを、初心者向けにわかりやすく説明します。
(※操作画面・OSバージョンによって表示が異なる場合があります)

  1. 対応環境を確認

    • パソコン:Windows 10以上、macOS Ventura以上、ChromeOS 109以上など
      Google ヘルプ

    • スマートフォン:Android 9以上、iOS 16以上など
      Google ヘルプ

    • ブラウザ:Chrome 109以上、Safari 16以上、Edge 109以上、Firefox 122以上など。
      Google ヘルプ

  2. Googleアカウントにログイン

  3. 「パスキー」設定へ移動

    • メニュー「セキュリティ」「サインイン方法」などから「パスキー」を選びます。
      kaspersky.com+1

  4. パスキーの登録

    • 「パスキーを作成」ボタンをクリックまたはタップ。

    • スマホやデバイスで指紋・顔認証・PINなどを用いて本人確認します。

    • 外部セキュリティキー(FIDO2対応USBなど)がある場合は、「別のデバイスを使用」オプションを使って登録可能です。

      Google ヘルプ

  5. ログイン時の使い方

    • 次回から、ユーザー名を入力した後、パスワードではなく「パスキーでログイン」のオプションが表示されます。

    • デバイスの認証(指紋・顔・PIN)を行えば、ログイン完了。 Google ヘルプ

  6. 万が一のときの対処

    • パスキーを登録したデバイスを紛失した場合、Googleアカウントの「デバイス」管理から該当端末を削除し、登録済みパスキーを無効化できます。 WIRED

    • パスキーを使用できない状況でも、従来のパスワード+2段階認証でログイン可能なサービスもあります。パスキー導入時でも、バックアップ手段を用意しておくことが安心です。 Safety Center

4. まとめ:今すぐ取り組むべき理由

  • パスワードは「覚える・使い回す・リセットする」など多くの手間があり、攻撃者にとって“入り口”になりやすい状況が続いています。

  • パスキーは、そうした弱点を構造的に排除し、「使いやすさ」と「安全性」を両立する新しい認証方式です。

  • 企業・政府も導入を加速しており、Googleのように個人向けアカウントでも急速な成長を示す数字が出ています。

  • そのため、あなたのアカウントも早めにパスキー対応しておくことで、セキュリティだけでなく、ログイン体験も向上させることができます。

既に多くのサービスが「パスキー対応」または「近日対応予定」です。迷うより先に、「今」のうちに設定を済ませておく――それが安全なデジタル生活の第一歩です。

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