最近は、出かけていませんが、以前は、ドライブが大好きで
週末の早朝(4:00)に茨城県の筑波山まで出かけていました。
まだ渋滞のない高速道路を通って山の麓へ、誰もいない山道を気持ちよくドライブする。
きついカーブ、山坂道も厳しく、運転技術の向上に繋がります。
筑波山は、低い(886m)とはいえ山間部なので携帯電波が不安定
しかし、docomo回線だけは、しっかりと電波を捕まえてくれました。
さすが、通信最大手、安心、安定、イメージが「少しおっさん」だけど最後は、docomoだよね
と実感しました。
さて、今回の小僧の教えてITは、
eSIMってなんだろう? フルMVNOのIIJmioが開始しました。 iPhone XR/XS max/XS対応
と題して、eSIMについて勉強してみましょう。
目次
SIM
eSIMの前にSIMについてお話します。
SIM みなさん お持ちでしょね
お手持ちのiPhoneやAndroid端末に必ず入っています。
え? 見たことがない?
携帯電話のお店でスマートフォンを購入した場合、店員さんがやってくれるので
見ていても気が付かないかも知れません。
SIM、SIMカードは、通常
プラスチックでできているキャッシュカードサイズのいち部を切り取って端末にセットする小さな破片のような薄いいたです。
板には、金色の電極が貼ってあります。
見たことありませんか?
MVNO(格安SIM)を契約した人は、宅配で送られてくるので見たことがあると思います。
このSIMカードには、携帯電話会社で決められた番号が設定されています。
SIMカードはレンタル
携帯電話を買うということは、携帯電話本体は、おまけで、こIMカードを携帯電話会社から
「借り受ける契約」と言ってみいいかも知れません。
このSIMカードがなければ、携帯電話として通話も何もできません。
さきほど「SIMカードを借り受ける」と書きましたが、正確に言うと「SIMカードと割り当てられた電話番号」は、解体電話会社から貸し出されているものなのです。
毎月支払っている携帯電話代は、レンタル代と同じような意味を持ちます。
ですから、携帯電話会社を解約した場合、その電話番号は、使えなくなります。
SIMカードには、携帯電話会社と月々の契約をするものと、あらかじめ決まった通信量金がセットされている
先払い形式のプリペード形式のSIMカードがあります。
海外に旅行に行くと空港やコンビニで売られています。
虫ピンのようなもので交換
さて、このSIMカードですが、スマートフォンから簡単に取り出すことができるのです。
スマートフォンを購入したときに「虫ピンのようなもの」入っていませんでしたか?
このピンをスマートフォンの穴に押し込むとSIMカードを取り出すことができます。
MVNOなどでスマートフォンを契約した人は、自宅でSIMカードをセットする場合が多いと思うので
SIMカードの入れ替えをやったことがあると思います。
意外と簡単でしょ!
そうです、欧米では、このSIMカードの入れ替えは結構多いのです。
EUでは、国によって携帯電話料金が違う場合が多く、旅先で
現地の携帯電話会社を使えるようにするため、空港やコンビニなどで使い切りのSIMカード(プリペイド式SIMカードといいます)を購入
自分のスマートフォンに入れ替えて使う
なんてことが、よくあるのです。
スマートフォンを購入したときに設定したSIMカード、(スマートフォン)買い替えの時まで一度も外したことがない
人が多い日本とは、かなり違った感覚です。
エヴァンゲリオンがスマートフォンとすると、碇シンジくんがSIMカードとでも例えればよいでしょうか?
要は、SIMカードこそ携帯電話の心臓部なのです。
DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)
先程
「欧米の人のスマートフォンは、旅先でSIMカードを入れ替える」
というお話をしたと思います。
では、旅先でいちいち、スマートフォンから自分のSIMを「虫ピン」で抜き取って、プリペイドのSImを入れ替えるという作業
SIMカードを実際に入れ替えた人ならわかりますが
あれって
なくしやすくないですか?
あんな小さなものですが、なくしたら大騒ぎ!
なにせ 自分の住んでいるところで使っているSIMカード なくしたら帰国したときにスマートフォンが使えない
これは、ピンチ
そこで、スマートフォン会社は、2枚のSIMカードを挿すことができるスマートフォンを考え出しました。
それが、
DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)
2枚のSImカードを入れておくと、どちらから電話が来ても大丈夫
ネットをする時は、料金の安い方を選ぶ
なんてこともできます。
出張で海外に行かれる方は、このDSDS対応のスマートフォンを持っておくと
現地でプリペイド式のSImを入れて
国内+現地のSIMカード
にしておけば、現地では、プリペード形式にのSIMカード、帰国したら 国内のSIMカードが使えます。
何度も同じ国に行かれる方ならば、DSDS対応のスマートフォンは、便利なのです。
また、国内でも 仕事用、プライベート用の電話が必要な人も
DSDS対応のスマートフォンならば、1台のスマートフォンで切り替えができるので便利です。
でも 国内で売られているスマートフォンの多くは、DSDS対応ではないんですよね。
DSDSで販売すると 特に3キャリア(docomo,au,SoftBank)と呼ばれる企業だと
例えば
docomoのSimカードは、受信用
格安携帯のSIMカードは、発信用
なんて簡単にできてしまうのでキャリアのSIM(回線)は、待受だけでおカネが発生する発信に使ってもらえなくなります。
商売としては、これは、自社の損失につながるので
わざわざ、損をするスマートフォンを売るわけがない。
ということでDSDS対応のスマートフォンは、SIMフリーというAmazonなどで購入できるスマートフォンとなります。
[amazonjs asin="B07CRTTPHM" locale="JP" tmpl="Small" title="モトローラ SIM フリー スマートフォン Moto G6 Plus 4GB/64GB ディープインティゴ 国内正規代理店品 PAAT0026JP/A"]
DSDS対応のiPhone XR/XS max/XS
ところが、今年のiPhone XR/XS max/XSは、このDSDSが標準になっています。
え? SIMカード一枚しか挿せないんだけど
そうです。
中国や香港、マカオで販売されるiPhone XS Maxでは物理的に2枚のSIMを挿入できますが、国内販売のiPhoneは、一枚しかSIMカードを挿せない仕様になっています。
むむ 大人の事情発生案件?
いいえ!
国内というよりグローバル版のiPhoneは、SIMカードは1枚しか挿せないものがほとんどです。
ところが、ある仕組みでもう一枚のSImを使うことができるように組み込まれています。
eSIM+物理SIM
そう eSIMという仕組みが使えるようにあらかじめ設定されています。
eSIMを使うとしたら現在のところ、最新のiPhone XR/XS max/XSしかありません。
もし、eSIMの端末を使ってみたいとお考えでしたらやはり、SoftBankをオススメします。
日本のiPhoneなら、iPhoneを一番取り扱いの経験がある会社が安心です。
eSIM(Embedded-SIM)
さて、このeSIMってなんだろう?
e-SIM(Embedded-SIM)(イーシム)と呼ばれるこの仕様は、
物理的なSIMカードではなく、SIMカードをソフトウェアで代用することで
いちいちSIMカードを抜き差ししなくても「ネットで契約して使える」ようになる仕組みです。
もう「虫ピン」を持ち歩かなくても大丈夫だし、SIMカードを無くす心配もない。
海外の大手携帯電話会社(AT&T,Verizon、T-Mobile他)では、すでに契約可能となっています。
ですから、最新のiPhoneで米国に行ったとき、e-SIMを契約すれば、現地の回線を使うことができるのです。
国内キャリアだって海外で使えるよ
そう、ローミングという手法で国外でも使えますが、結構なお値段しますよ!
帰国していきなり高い請求がきても知りません。
シビアなビジネスマンや欧米の旅行者たちの多くは、海外に行ったら現地の安い回線を使うのが常識的になっています。
eSIMの仕組みは、簡単です。
ネットでクレジットカードで契約の手続きをとれば
新しい、電話番号をすぐに使うことができます。
解約するのもネットから
もうお店に出向いて何時間も待つ必要などありません。
と いいたいところですが、残念ながらこれは、海外でのお話
日本では、国内使える e-SIMをやっている企業がないのです。
なぜって?
簡単に別の会社に契約してもらっては、儲けがなくなるからです。
ところが。。。
これを実現してくれた会社があるのです。
IIJmio
IIJmioというMVNO(格安SIM)の会社があります。
系列会社のIIJ(インターネットイニシアティブ)は、日本のインターネットの草分け企業、今でもIIJがなくなると、国内のインターネットは、大パニックとなるような企業です。
IIJmioという会社は、楽天モバイルとかmineoとかLINEモバイルなどのMVNO(格安SIM)とちょっと違っています。
IIJmioは、フルMVNOという会社になっています。
MVNOというのは、docomo,au,SoftBankから回線を借りて運営しています。
回線の登録、SIMカードの発行は、基本docomo,au,SoftBankが、行っています。
ですから、SIMカードは、docomoのロゴが入っていたりします。
一方、フルMVNOのIIJmioは、自社でSIMカードの発行ができるため、柔軟な料金プランを組むことができます。
回線の登録が、IIJmioでできるため、使わない時は、休止をして回線費用がかからなくしたり
これは、IoTに通信を組み込むときに使うときだけ回線を復活させることができるためコストが削減などに利用されると思います。
自社でSIMカードの発行ができるので プリペードのSIMカードを発行することなどできるようになりました。
eSIMでこんな使い方
そうするとiPhone/iPadで
待受 (docomo,au,SoftBank)
発信 IIJmioでコスト重視
ネット IIJmioでコスト重視
ということが可能となるかも知れません。
そう フルMVNO と言っても回線は、docomoですから、docomoと同じ広域な範囲をカバーしているのでご安心を
他の企業もフルMVNOにすれば・・・
いや、フルMVNOには、信頼、資金、技術力などが問われます。
じゃ、mineoや楽天モバイルも簡単に フルMVNOになるかというとそんな簡単ではありません。
インターネットの中枢を支えているIIJのグループ企業だから フルMVNOとなることができたと思います。
安心、安全、信頼
IIJmioは、フルMVNOとなっているので安心、安全、信頼という3つは、他社より抜きに出ています。
携帯電話企業は、何よりも安心と信頼が重要です。
自分もインターネットは、20年以上前からIIJと契約しているし、MVNO(格安SIM)もIIJmioです。
ネット接続は、自分の記憶では、一度もトラブルになったことがないし、IIJmioもトラブルフリーです。
もしMVNO(格安SIM)を検討しているのでhしたら IIJmioも検討してみてください。
購入できる端末もEssential Phoneなど他では、取り扱っていない端末も扱っています。
Essential Phone 128 GB Unlocked with Full Display, Dual Camera – Black Moon [並行輸入品]
IIJmioについて確認してみる。
まとめ
iPhoneが、e-SIM標準端末を日本に持ち込みました。
キャリアは、いい顔しないと思いますが。以下のような使い方もできるし、海外の携帯電話会社と契約も簡単になりそうです。
待受 (docomo,au,SoftBank)
発信 IIJmioでコスト重視
ネット IIJmioでコスト重視
また、複数の携帯電話会社との契約もあるかと思います。
IIJmioには、ぜひともe-SIMの実現に向かって頑張ってほしいと願っています。
IIJmioモバイルサービス データ通信専用SIM ミニマムスタートプラン
iPhone買うなら
eSIM対応の端末がもっと増えてほしい。
現在のところiPhoneだけというのは、普及するうえで厳しい状況ですが
iPhone XR/XS max/XSを選ぶのはありです。
海外に出張にゆく人、旅行によく行く人
特に米国では、eSIMは大きな味方になってくれるでしょう。
iPhoneならば、やはりSIM FREEで購入されるほうがよいと思います。
そして IIJmioで運用して月々の通信費を抑える。
という運用をオススメします。