ついに動き出した日本の5G
一般紙も含めIT系マスコミも強はこの話題が中心になっている。
総務省の電波監理審議会は4月10日、同省から諮問を受けた「第5世代移動通信システムの導入のための特定基地局の開設計画の認定」について、原案を適当とする答申を行った。これにより、NTTドコモ、KDDIと沖縄セルラー電話(以下まとめて「KDDI」)、ソフトバンク、楽天モバイルの4者は2020年内に「5G(第5世代移動体通信システム)」による商用通信サービスを開始する見通しとなった。
ITmedia Mobile
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1904/10/news110.html
IT小僧としても5Gに関しては、以前から取り上げている話題なのでブログにまとめました。
ただし、新技術バンザイ!
なんて、ヨイショ記事は書きませんのでご安心を?
今回のIT小僧の時事放談は、
5G 何に使うか「あやふや」だけど「とりあえず」始めようぜ
と題して、一般利用者なんかより、銭になると狙っている人々について考えてみよう。
小難しい話をわかりやすく解説しながらブログにまとめました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
5Gについて
日本で一番短い5G解説
そこらじゅうで5Gについて解説が出ているので今さらですが、
簡単に言うとこれだけです。
「速くて、いっぱい運べて、遅延なし」
以上です。
どっかの牛丼屋のようなキャッチフレーズですね!
どうですか? 簡単でしょう、たったそれだけにこれだけ大騒ぎしているのです。
もう少し細かく解説
5Gは、スマートフォンで現在使われている4Gという規格の
- 通信速度で1Gbpsから20Gbpsと、20倍に
- 通信の遅延が10msから1msと、10分の1に
- 接続するデバイス数が1平方キロメートルあたり10万であったのが100万と、10倍に進化します
キャリアの割当
以下のリンク先で見ていただければと思います。
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1904/10/news110.html
注目すべきは、
docomo,auは、2枠もらえたのに対して
SoftBankと楽天は、1枠しかもらえませんでした。
「何らかの見えざる手が動いていたかどうかは、不明」です。
キャリアの5Gって何をやるの?
docomo
「5G(第5世代移動通信システム)」
実用面を強調
- 5Gを活用した高精細診断映像による遠隔診療システム
- 次世代移動診療車による遠隔診療〜遠隔妊婦健診〜
- 5Gを活用した監視カメラ画像認識
- 通行人接近検知による注意喚起システム
- 5Gを活用した建設機械の遠隔操作システム
- 5Gを活用した「人型ロボット」による遠隔作業システム
- 5Gを活用した顔認証ゲートによるセキュリティエリアの実現
さすが、半官半民のdocomo どこかのキャリアのようにスポーツとエンタメを中心に持ってこない。
実用的なものですが、監視システムに力を入れそうです。
https://www.nttdocomo.co.jp/corporate/technology/rd/tech/5g/
au
「次世代のワクワクを、5Gで広げよう」
なによりもエンターテイメント中心
スポーツ観戦
VRやAR、自由視点映像技術を用いたサービスがリアルタイムで提供できるようになる。
エンターテイメント
動画などのリッチなコンテンツもサクサク楽しめる!
自動運転車でバーチャルキャラが観光ガイド
麻雀カメラw
実用
地方への配達や遠隔警備、農業や漁業など幅広く展開
5G×鉄道
遠隔操作の無人建機で災害復旧! 建設業界の課題を解決する
実用よりエンタメ、Netflixと手を組んだのは、伊達じゃない
https://www.au.com/mobile/area/5g/
SoftBank
「SoftBank 5G」
- VR/AR/MR
- ドローン利用
- 自動運転(自動運転に関しては、SoftBankがリード)
- ドライブアシスト
- 商品管理 IoT
- 医療サポート
- 監視カメラ
意外?(失礼)真面目に実用面重視で構成されています。
5Gについて一番わかりやすいのは、SoftBankでした。
https://www.softbank.jp/mobile/special/softbank-5g/
楽天
まずは、4G全国展開が先だろう!
一緒に5Gの工事ができるのは、利点です。
キャリアの思惑
5Gは、スマートフォンで騒がれていますが、実際には、それ以外のIoT接続が中心となり、実用面で生活をサポートしてくれると考えています。
docomoとSoftBankは、そこを抑えていて、auのエンターテイメント指向とは、違っています。
SoftBankに関して言えば、TOYOTAと共同事業を起こしたり、自動運転などクルマに関しては、一歩リードというところでしょうか?
5Gスマートフォンが、一番わかりやすいとは思いますが、実際は、スマートフォンに搭載して
「スポーツなどのエンターテーメント」「動画コンテンツ」や「ゲーム」以外では、あまり実用性がないのも事実
iPhoneに5Gが搭載されるとかされないとか、言われていますが、そこはj本命じゃない。
キャリアの本命は、数多くのIoTに接続契約したほうが、カネになるわけです。
総務省利権
電波を管理している総務省は、5G利権でいくつか社団法人や特別法人を設立することでしょう。
そうです!
新たなる天下り団体ができるのではないですか?
「5Gナントカ委員会とか評議会とか・・・」
もうあるかも知れません
5Gバブル開始
経済への影響
英調査会社のIHSマークイットは、5Gが日本の国内総生産(GDP)を今後15年間で計55兆円押し上げると試算
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43591850Q9A410C1MM8000/
通信4社は基地局の設置などで、2024年度までに合計でおよそ1兆6千億円を投資
4Gなどに使ってきた電波を転用する投資も合わせると5年間で3兆円
スマートフォンの買い替え需要
スマートフォンの買い替え需要もあるだろうけど、日本のスマートフォンがほぼ壊滅状態なので国内の景気回復? 微妙な状況
また、5G対応となると端末の値段、接続料金も上昇が必須なので、思ったより伸びないかも知れません。
市場
株式市場では、早速関連株式の買いがはいっています
景気のいいことで、庶民には、あまり関係ないけど、これで株価上昇が見込める。
投資に関しては、このあたりを参考にしてみてください。
https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201806230108
消費税増税
新元号、紙幣変更、そして5G祭り
さらに「東京オリンピック」と
消費税増税反対を少しでも忘れさせるに十分なニュースと政府関係者もよろこんでいるはず?
注意:IT小僧の陰の声です。
他の国の状況
米国と韓国は、いち早く一般向けに5Gのスマホサービスを開始
2020年には日本のほか、主要20カ国・地域(G20)のうち、英国やドイツなど17カ国でサービス開始
と言っても今年は、接続する範囲は、イベント会場ぐらいだろ!
と推測
暗い影
壮大な人体実験
通信速度を高速化させるために、これまでとは異なり、より高い周波数帯のマイクロ波を利用します。
さらにこの通信設備は、数多く置く必要があるので、多量の「高い周波数帯のマイクロ波」を浴びることを意味している。
健康に関しての影響は、米国でも意見が分かれています。
移動体通信や無線通信の国際的な業界団体であるCTIAのスポークスマンは次のように語っている。
「携帯電話利用者の安全はCTIAや無線産業にとって重要です。私たちは、アンテナと健康への影響に対しては、専門家によるガイダンスに従っています。過去数十年にわたって行われた科学的な研究に従って、FCC、アメリカ食品医薬品局(FDA)、世界保健機関(WHO)、アメリカ国立がん研究所(NCI)や、他のたくさんの米国および国際的な機関や健康の専門家たちは、アンテナや携帯電話が発する無線エネルギーを原因としたヒトへの健康リスクで知られているものはないのが科学的事実だと語っています。
ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2018/09/post_24691_2.html
Copyright © Business Journal All Rights Reserved.
5月29日、アメリカの3大テレビネットワークのひとつCBSのサクラメント局は、5Gサービスの提供が健康リスクを生じさせる懸念があると報道した。
ニュースサイトで読む: https://biz-journal.jp/2018/09/post_24691.html
Copyright © Business Journal All Rights Reserved.
これから 5Gに関して、壮大な人体実験が始まるという意見もあるらしい。
まとめ
5Gの計画は、スタートしますが、おカネ優先、オリンピックに間に合わせろ中心、そして、いろいろな利権が渦巻く中、急ピッチで進むはずです。
東京オリンピックも「低予算で開催」と「インチキなアピール」をして開催を勝ち取りました。
実際には、「低予算で開催」どころか、その数倍以上の費用が算出されています。
儲かるのは、利権を握っている人たちだけで、一般庶民(特に東京都以外)には関係ないのです。
5Gは、いろいろな可能性があると思いますが、それは、スマートフォンでは、意味がないとIT小僧は思っています。
しかし、「地味なビジネスでは、人々が振り向かない」ため
無理やり
「5G + スマートフォン」で盛り上げようとしているのがわかります。
さてさて、来年の今頃、5Gは、どうなっているのでしょうか?
今年から来年にかけて いろいろな 出来事が同時発生しそうです。
元号が変わるこのタイミングを楽しみながら見守りましょう。
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