メダカが絶滅危惧種と知ったとき、「まさか・・・」
と衝撃を受けました。
IT小僧の実家は、ものすごい田舎の農家でした。
小川には、フナ、おたまじゃくしが泳ぎ、ザリガニを釣って遊んでいた記憶があります。
メダカも群れをなして泳ぎ それは、綺麗なものでした。
あれから 半世紀(50年) メダカは、越滅危惧種となっているという
もっともIT小僧の実家は、とっくになくなっているのだが・・・
今回のIT小僧の時事放談は
Xperia 最後の聖戦 日の丸スマートフォンは生き残れるのか?
と題して、絶滅危惧種となった日本のスマートフォンについて考えてみよう。
小難しい話をわかりやすく解説しながらブログにまとめました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
絶滅危惧種のスマートフォン
朝の通勤電車
みなさん、混んでいる狭い空間で一生懸命スマートフォンを指でナデナデしています。
ナデナデしてるスマートフォンをみると
iPhoneボタンあり(iPhone 8以前)
iPhoneボタンなし(iPhone X以後)
Galaxyのどれか?
最近増えてきたHuaweiのどれか?
少しずつ見かけるようになってきたSHARP AQUOS
そして今回の主人公 Xperiaです。
国産のスマートフォンが、絶滅危惧種となってしまいました。
2019年4月9日現在、国内の企業が販売しているスマートフォンは、
富士通
京セラ
ソニーモバイル
という状況
そのうち、富士通は、らくらくフォン、京セラは、URBANOとどれもdocomoやau,Softbankのニッチな部分を埋める特殊なスマートフォンのみとなっています。
一方、世界市場では、iPhone1強の米国、Huaweiが先頭にもっとも勢いのある中国、SHARPやASUSで盛り返そうとしている台湾、Galaxy1強の韓国と4つの勢力がシェアを争っています。
そして、日本のスマートフォンは、国内のニッチマーケットしか生き残る道が残っていない状況です。
世界市場で頑張ってきた Xperiaは、欧米での勝負を諦め、日本とアジアで戦う方針に切り替えたようです。
唯一残るJapan BrandのXperiaに逆転のチャンスはあるのか? このブログで考えてみよう。
ノッチは美しくない。
「M字Xゲ」失礼、ノッチこと切り欠き呼ばれる画面上部のカメラを収めたスタイルは、2017年~2018年でブームが終わってしまいました。
あれは、「美しくないデザイン」とようやく世間が気がついたらしい。
iPhoneのデザインチームがあのデザインを良しとしたのが信じられない。
ジョブズだったら、速攻で窓から投げ捨てたと思う。
2019年のスマートフォンの流行りは、脱「M字Xゲ」(失礼)脱ノッチ です。
2019年に発表されたスマートフォンは、パンチボールとかティアドロップ型とか、醜いデザインを改めようとしています。
我らがXperiaは、「無様なデザイン」から遠ざかり、流行を取り入れなかった。
結局、これが正解
「美しくないものは美しくない」と認知されはじめました。
ならば、ここで勝負するのが、ガラパゴス(失礼)の本領発揮
しかし、その前にXperiaについて時間を戻してみよう。
少し時間をさかのぼってみよう
創世記
2013年 XperiaZ 発売
https://www.sonymobile.co.jp/xperia/docomo/so-02e/design/design.html
ガラスの1枚板を思わせるボディ、約5.0インチの超高精細フルHDディスプレイ
逆光に強い「HDRビデオ」
世界が驚きました。
スクエアなデザイン、無駄のない形、これぞソニー
その後四半期ごとにキャリアから発表を続け、代わり映えしない機能で
潰れかけたパチンコ屋のように多くの機種をくるふくると発売
https://www.sonymobile.co.jp/product/
いわゆる「エクスペリア 出しすぎ問題」に陥ってしまいました。
さらにネーミングも Xperia acro、Z,X,XZ とガンダムのようになってしまい、度重なる商品発売は、混乱を招き、ユーザーからクレームもあったはずですが、無視するように半年ベースで新機種を出し続けました。
また、お得意の4K動画撮影では、撮影時間わずか5分、いや5分も持たない状態で再起動を繰り返す。 原因は、熱暴走!
製本を販売する前に試験をしたのだろうか? と疑問
スマートフォンカメラ 三本の矢
2017年から2018年にかけてSIMフリーで、Huawei P10 liteが、勢力を伸ばしはじめました。
後継機のP20 liteは、数万円ダブルレンズという「わかりやすいアイテム」で爆発的なヒット
そして、満を持してdocomoからフラッグシップ P20 Proの発表
圧倒的なカメラ性能とそれを支えるAI、さらにLEICAというブランドを引っさげて日本市場に登場
「カメラのHuawei時代」の到来です。
「カメラのXperia」を過去の栄光と葬り去ってしまいました。
さらに、Xperiaは、HuaweiのP20 liteが売れている時代にXZ2を発表、大幅なデザイン変更はいいけど スリムなXperiaから、「中年オヤジの腹のような太ったXperia」は、その重さも手伝って評判を落としつづけました。
また、XZシリーズでお得意のカメラも広角域で大きく歪んだまま発売
歪んでいるとのユーザーの指摘に
「レンズの特性だから」
という技術人の偉そうな態度にさらに反感を買うという失態
「歪むのはわかります」でもそれをソフトウェアで修正できないのかい?
さすがに歪み問題が大きくなってきたので設定で「歪み修正」を取り入れる。
スマートフォンのあの小さなレンズである限り、ハードウェアの絶対性能は、限界があります。
写った写真をいかに綺麗に仕上げるかという
「複数レンズ」、「簡単」、「美しい」
という
「スマートフォンカメラ 三本の矢」の前にXperiaの開発順は、敗北してしまったのです。
Xperiaの誤算は、カメラ単体の性能アップではなく、AIを使っていかに綺麗に簡単に写真を構成するという時代を見誤ったのです。
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AIの使い方
スマートフォンは、AI戦争真っ只中
カメラは、すでにAIありきで設計される時代です。
Xperia XZ3で巻き返しをはかるXperiaの写真は、ものすごく美しく撮影できます。
しかし、ここでAIカメラを全面に打ち出した Pixel 3が登場
2眼カメラでないとできないとされていた「ボケ」をAIで擬似的に作るという荒業を引っさげて日本に上陸
暗闇でも昼間のように撮影できる「夜間モード」
もうレンズの性能とか関係なしの究極のAIカメラの威力を見せつけました。
(そんなには、売れていないけど・・・)
一方、Xperiaは、構えるだけでカメラが起動するAIとか、使っているアプリを優先するAIとか発表というおマヌケぶり
そんなのAIじゃなくてもセンサーとプログラムで十分なはず。
カメラにAIを積極的に持ち込まなかったXperiaは、基本に忠実であるがために、時代に取り残されたかつてのWALKMANのような状況に陥りました。
2018年秋に 多少ダイエットした XZ3を発表したが、ときすでに遅し、iPhoneやHuaweiに完膚なきに敗北してしまいました。
Xperia 最後の聖戦
時は、変わり、平成から令和と新しい時代の幕開け
Xperiaは、最後の聖戦に挑みます。
AIを捨て、デザインで勝負、Xperiaでしかないシネマワイドディスプレイという見慣れたスマートフォンから大きくかけ離れた超縦長ディスプレイを引っさげて Xperia 1 を発表
とことん映像にこだわりをもつスマートフォン
久々に「らしさ」を醸し出すXperiaです。
「これで戦える」
と思った矢先 暗いニュースが連続して流れてきた。
人員を半減
日本経済新聞は、ソニーがスマホ事業の人員を2020年3月末までに最大半減すると報じました。社員4000人、最大半減となると2000人にリストラです。
主要販売地域限定と工場閉鎖
主要販売地域をヨーロッパと日本含む東アジアに限定
また、北京の工場閉鎖、タイが生産拠点となる。
カメラの開発が遅れ
さらにカメラ部分の開発が遅れている という情報
5月の国内キャリア「夏モデル発表」に間に合わない可能性が噂されている。
そして、先日行われたHuaweiの新モデル P30 Proの発表
50倍ズームというスマートフォンでは、想像もできなかった世界に行ってしまったHuawei
Xperia 1など、足元にも及ばないインパクトの Huawei P30 Pro
Huawei P30 Proは、確実に5月の夏モデルで発表、即発売となるであろう。
これは、戦いが始まる前から劣勢にたたされそうである。
ミドルレンジが主戦場
Huawei P30 Proは、おそらく 10万以上の価格
「そんなのそれほど売れないよ!」
そうです、今後、キャリアが、半分ほど補助してくれた 実質何円 というのが、なくなるのです。
スマートフォンの値段は、定価に近くなるでしょう。
簡単に10万円のスマートフォンって 買えますか?
お父さんのお小遣い4ヶ月分のスマートフォンですよ!
Huaweiは、そんなこと承知でハイスペックなスマートフォンを出しています。
Huawei P30 Proも折りたたみのスマートフォンも販売数を考えていないでしょう。
最新テクノロジーの呼び水でいいのです。
「うちの技術は、世界一やで! どうや」
だけど
「ちょっとだけ性能落としたP30 liteを2万円で販売するよ」
見た目は、P30 Proとあまり変わらないけど、1/5以下の値段で購入できるHuawei P30 liteこHuaweiのキラースマートフォンだと思います。
そう、P30 Proは、Huaweiのブランド戦略なのです。
SHARPもAQUOS sense2で3万円程度のボリュームゾーンを狙っています。
事実、防水防塵+おサイフケータイ搭載のSHARP AQUOS senseは、かなりの人気商品です。
同じボリュームゾーンでASUSもZenFone Maxで勝負をかけはじめました。
これからのスマートフォンは、この2万円~3万円代のミドルスペックが主戦場になります。
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Xperia 10/Plusを国内に導入すべし
売れなくなるハイエンドスマートフォン
ハイエンドスマートフォンは、これまでのように売れません。
iPhoneだって旧モデルのiPhone 8や、大幅値下げした XRが売れている状況なのです。
ましたや、コスパを重視のAndroid端末は、ハイスペックは、YouTuberが紹介するモデルだけとなり
実際に売れるのは、格安SIMを搭載できる SIMフリー機種
そして、値段は、3万円程度
ここにXperia 1の居場所はありません。
Xperia 1に10万円払うなら、カメラ性能の優れた、iPhone XSやHuawei P30 Proを選ぶ可能性が高いと思われます。
Xperia 10 まだ国内では使えません。
そこで Xperia 10の国内早期導入です。
このスマートフォンは、すでに海外で販売されています。
通販でも購入できるので
一部のYouTuberが、Xperia 10のレビューをしていますが、それは
違法です。
技適認定されていないのでWi-FiもBluetoothも国内のSIMを挿しても
違法です。
くれぐれも気をつけてください。
Xperia 最後の聖戦は、この機種だ!
キャリアと呼ばれる docomo,au,SoftBankは、毎年5月下旬に「夏スマホ」の発表を行います。
Huawei P30 Pro
Galaxy S9
そして
Xperia 1
と各社から発表されると思いますが、Xperia 1以外は、即販売開始となるでしょう。
一方、Xperia 1は、数ヶ月遅れると言われています。
ならば、今すぐにXperia 10をAmazonや格安SIM会社経由で販売するべきです。
Xperia 1を買う層とXperia 10を選ぶ層は、違うはず
国産スマートフォンを旗印に戦えば勝機があるかも知れません。
高くても4万円程度、おさいふケータイと防水防塵があれば、SHARP AQUOS sense2やHuawei P30 liteと戦えるはずです。
かんたんでしょ!
Xperia 10は、海外で販売しているじゃないですか!
技適を通過していないXperia 10をレビューしているYouTuberの動画でもきちんと日本語で使えているのです。
どうですか?
ソニーモバイルの皆さん!
このブログを読んでいたら、すぐに行動開始しませんか?
弱小ブロガーのIT小僧が思いつくくらいですから、優秀な頭脳を持っている(ソニーモバイル)の中の人なら
密かにプロジェクトが進行しているかも知れません。
ちぇ「こんな秘密をこんなブログでバラすなよ!」
なんて言う状況ならば、「Xperia 最後の聖戦」の切り札になるかも知れません。
まちがっていけないのは、以下の項目です。
- 3万円~高くても4万円台
- SIMフリー
- 防塵/防水
- おサイフケータイ
これが、必須です。5万円台だと厳しいでしょう。
まとめ
Xperia XZ1を使っているIT小僧は、XZ1の自然に映る写真が大好きです。
Pixel 3の写真は、美しいけど、AIマジックなのです。
どちらも好みなのですが、XperiaというJAPAN BRANDの最後の砦として生き残ってほしいと思っています。
本当の勝負は、5Gなんて言っていたら、ソニーグループで数少ない赤字部門なので外部に事業売却されてしまうかも知れません。
いっそのことSHARPと同じ企業に売却されたほうが、素晴らしいスマートフォンになるかも知れません。
でも、それは、すでに JAPAN BRANDではないのです。
この夏が、「Xperia最後の聖戦」となるとIT小僧は思っています。
負けたら 本当に JAPAN BRAND の消失となります。
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最新のXperiaは、時代遅れのスマートフォンなのか? 他のスマホにあってあたりまえなものがない ついにiPhoneにパクられる
Xperiaの逆襲が始まる今回のIT小僧の時事放談は、最新のXperiaは、時代遅れのスマートフォンなのか?と題して、ジャパンブランドで頑張っているソニーモバイルについて情報を掲載します。
頑張れソニーモバイル 最後のJAPAN BRANDを守ってほしいと願っているのです。