火薬は、中国で発明され、以後、戦争の道具として発達しました。
時は、戦国時代
最新兵器である鉄砲の力をいち早く認めた織田信長は、この強力な武器を元に日本統一を開始
「鉄砲を補助的なもの」と考えていた他の戦国武将は、次々と敗れ去ってしまいました。
長篠の戦いで鉄砲は決定的となり、その後、鉄砲だけではなく火薬の生産も国産化することになります。
この火薬、長らく 戦争の道具でしたが、江戸時代の人々は、娯楽の道具に昇華させました。
その後、日本の花火は、研究を重ね、世界一になったのです。
その花火、写真に撮るのが非常に難しい
今回の「IT小僧の時事放談」は、
「カメラでしか差別化ができなくなったスマートフォン 決戦は、花火撮影」
と題して
「スマートフォンカメラ決戦」
について考えてみました。
今回も小難しい話をよりわかりやすくブログにしました。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
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目次
日本のキャリアの特殊性
日本のキャリアは、海外のキャリアと違って、端末販売ありきのサービスを展開しています。
海外の多くのキャリアは、一部を除いて
1.端末は、好きなものを購入
2.回線は、キャリアと契約してSIMを購入して使う
というのが、ほとんどです。
日本のように「Huawei P20 Pro」が欲しいからdocomoと契約するなどあまりありません。
また、購入した端末にdocomoとかauなどという キャリアの名前が印字されることもなく、キャリア独自の(いらない)アプリなどありません。
また、最近は、あまりなくなりましたが、以前は
「キャリア主導」でメーカーに端末を作らせていたため、日本の携帯は、
特殊なもの=ガラパゴス携帯(ガラケイ)
と呼ばれていました。
世界の中で日本だけ特殊であるということを覚えておいてください。
キャリア夏モデル
毎年、5月の後半に、3キャリアから、ほぼ同時にスマートフォンが発表されます。
※iPhoneは、10月以降なのでここの話は、Androidに限定させていただきます。
今年のキャリアは、docomo以外は、ほぼ同じラインナップになりました。
docomoは、Huawei P20 ProとXperia XZ2 Premiumという、最上位機種を揃え、auとSoftBankと差別化をはかりました。
特にHuaweiは、久しぶりのdocomoからの販売です。
実は、このHuawei 世界3位のスマートフォンのシェアを誇っている企業です。
また、昨年1年間、SIM FREEというキャリア以外から販売された機種で上位に入るなど
世界で一番厳しいと言われる、日本人の品質に認められた機種のひとつです。
2017年ベストスマートフォン P10 light
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満を持して発表した「Huawei P20 Pro」は、3つのレンズを持ち、AIを取り入れ、
「誰でも」,「いつでも」,「簡単に」撮影できるスマートフォンです。
Xperia XZ2 Premiumが、やっと2つのレンズを搭載したけど、AI非搭載、センサー技術を極めたと言っても
AI+LEICAレンズ+3眼レンズという「わかりやすいアイテム」には、敵いません。
まさに「スーパースマートフォン」です。
対して、auとSoftBankは、Xperia XZ2という単眼レンズの商品が最上位機種になりますが、
SHARPのRシリーズが動画専用レンズ+静止画専用レンズという2眼レンズという意欲的な製品を投入
また、SAMSUNGのGalaxy S9/S9Plusは、絞り機能搭載で勝負してきました。
こうしてみると、スペシャルな機種を入手するには、docomoと契約するしか方法がありません。
そして、なぜか?
これらの機種は、SIM FREE機種として日本で販売されません。
キャリアのスマートフォンは、「約半値近い値段で購入」できるというマジックでキャリアで購入する人が多いという状況です。
でも、間違えないでください。
キャリアも企業ですから、損はしないようになっています。
発売時期
Xperia XZ2 Premiumは、8月に販売開始となっています。
どうして、こんなに遅いのでしょうか?
発表が、5月、販売が、8月
そして、次モデル(XZ3)が秋に出ると言われています。
8月にXperia XZ2 Premiumを入手しても数カ月後には、旧機種になってしまいます。
ネットで検索すれば。次モデルの噂はつかめますから、買い控えする人も出てくるでしょう。
なぜこんなスケジュールにするのか?
Sony Mobileの意図がわかりません。
次モデル(XZ3)が、来年の春ならまだしも、今年中に発表しては、ダメでしょう。
iPhoneのように年に一回にすれば、購入タイミングもつかみやすいのですが、こんなことを続けるとファンも見放します。
それとも8月までXperia XZ2 Premiumを出すことができない事情でもあるのでしょうか?
Xperiaだったら、スクエアなデザインの旧機種を狙うのもありです。
nuro mobileならば、XZ premium(ヘッドフォン端子あり)を購入することができます。
8月
花火大会は、7月から始まります。
隅田川の花火は、7月末が恒例となっています。
Xperia XZ2 Premium最大の「うり」である夜間撮影は、隅田川花火大会に間に合いません。
こんなことしている間にHuaweiが売れます。
なにせ、AI搭載でLEICAのロゴのスマートフォンです。
売れない要素はどこにもありません。
とここまでブログを書いてきて思ったことは、カメラのことばかりしか書いていませんでした。
そうなんです。
スマートフォンは、カメラでしか差別化できない商品になっているのです。
カメラ戦争
AndroidもiPhoneもですが、現状ではという前書きがありますが、スマートフォン自体が完成の域に近づきつつあります。
必要な機能が揃い、安定して動作、かなり速い回線スピードを得て、3万円以上の機種なら、普段使いに支障なくなってきました。
どれを買っても同じ
という、かつてパソコンが辿ってきた道筋と同じ状況です。
他機種との差別化で言えば
・値段
・デザイン
そして
カメラ機能です。
カメラだけは、まだまだ、発展の要素があります。
とくにスマートフォンの場合、デジタル加工をリアルタイムでできるという利点があります。
撮影しているその画像をリアルに補正し、綺麗な写真として残す。
これを実現するために
・手ぶれ補正
・2眼、3眼レンズ
・絞り可変
・AI搭載
など次々と新機能が搭載されてきました。
Galaxy S9/S9 Plusの可変絞り機能は注目です。
明るさによって絞りをデジタルではなく物理的に切り替えをするのは、サイズが限られているスマートフォンで実現するのは、簡単ではないと思われます。
まとめ
戦争の道具でしかなかった火薬を娯楽に転用した江戸時代の職人さんは、素晴らしいと思います。
武器だった火薬の平和利用というわけです。
この各地で開催される花火大会をスマートフォンで撮影したものが、SNSを中心に掲載されることでしょう。
暗闇+動きのある花火
この難しいシーンを綺麗に簡単に撮影できるのは、どのスマートフォンになるのか?
おそらく、比較記事が多く掲載されるはずです。
スマートフォン カメラ撮影の最終決戦まであと少しです。
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